松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

真理を求める方法

2009-01-26 14:50:56 | Weblog
○ 「さまざまに考える」→「多くを出し合う」→「真理を求める」
何かわからないときは、どうする。先生に聞く、友だちと話し合う。そのとおりです。では、両方ダメと言われたらどうする。カンニング、それはダメ、今から先生が問題を出します。相談はダメ、質問もダメ、もちろん人のを見てはダメです。約束を守ってくれる? みなさんにはA4の紙が一枚あります。それに   
① 上と下に三角を3つ書いてください。 
② 次に大きな○を書いてください。
③ 次に1本の直線を書いてください。
 どうでしたか、書けましたか。見せられない。自分のを見て不安になる。友だちのを見て不安になる。消したくなる人もいる。それは当たり前です。みんないろいろなのです。みんなちがう。考えていること、心で感じていることみんな違うのだから違ってあたりまえです。
 どれが正しいとか正解というまえに、友だちのちがう考えを受け入れることが大切です。友だちのちがう考えや気持ちを理解してやることが大切です。そうすると安心して勉強も生活も遊びもできるのです。
 国語の勉強で算数の勉強で、みなさんはいろいろな考えを出します。みんな最初は違うのです。そこから出発するのです。それがなかったら前にすすみません。まちがった考えも出してもらわなければ、正しい答えを見つけることができません。 今日の問題で先生が求めたかった正しい答えは、「おでん」です。こんな正解は最初から1人もいません。みんなで活発に意見を出し合って「おでん」を見つければいいのです。そのためには、間違ってもよいからどんどん自分の考えを出さなければいけません。
 まちがった考えを出すことはいけないことだとか、まちがった考えを笑うことはいけないことだということに気づきましたか。これからお勉強ではどんどん自分の考えを発表して、正しい答えを求めることができるように協力しなさい。それが本当の勉強というものです。