松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

オバマ氏はどれだけ事実を生み出すか

2009-01-22 10:32:49 | Weblog
 米国第44代大統領にバラク・オバマ氏が就任した。厳冬の首都ワシントンには200万人もの市民が押し寄せ、就任を祝った。
 演説を聞き涙を流す市民も多く見られた。市民がそして世界が酔いしれたその名演説の内容はどうなんだろう。
 ちりばめられた言葉の多くは、「変革、夢、希望、決意、選択、一緒に、できる、責任、再生、旅」等である。
 そして、その演説は「声がよい、力強い、誠実さがある、国民と目線が同じ、リズムがある、わかりやすい、心にひびく」等の感想が多かった。
 確かに私も聞いていて、その言葉と人間性に好感を抱いた。アメリカのいや世界の明るい展望を感じた。しかし、戦争、経済危機の真っただ中にあるアメリカにあって、その名演説が美辞麗句に終わるのか、それとも事実としてアメリカを変革できるのか真価を問われるのはこれからであろうと感じた。
 教育も同様である。美辞麗句が叫ばれる中でどれだけ事実を出すかが勝負であろう。大切なことは、事実を生み出すことである。