ノーベル物理学賞を受けた益川敏英さんがたびたび批判しているのは、採点の効率化からテストに選択式の多いこと。候補から正当を選ぶのと一から答えを紡ぎ出すのとでは本質的に異なる。候補から正当を選ぶのは「考えない人間を一生懸命つくっている」と手厳しい。
そのことで連想したのは、去年亡くなった国語学者の大野晋さんが書いていたこと。この碩学は理解するという意味の「わかる」とは語源的に、ものを切り「分ける」ことではないかと考えていた。(日本語の教室)。中日新聞「中日春秋」より
ここでの2人の教えは、全体から正当を選び出し、それをさらに分けて「わかる」に至ることなのか・・・国語の授業に似たりである。
そのことで連想したのは、去年亡くなった国語学者の大野晋さんが書いていたこと。この碩学は理解するという意味の「わかる」とは語源的に、ものを切り「分ける」ことではないかと考えていた。(日本語の教室)。中日新聞「中日春秋」より
ここでの2人の教えは、全体から正当を選び出し、それをさらに分けて「わかる」に至ることなのか・・・国語の授業に似たりである。