野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

小柄美人

2012年08月19日 | 植物
これが同じ種類なのだろうか。自宅近くの空き地に咲いていたタカサゴユリなのだが、丈は30cm程度である。きわめて広い環境適応性には驚かされる。
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大柄美人の群れ

2012年08月18日 | 植物
ちょうど今がタカサゴユリの花盛りである。野にも山にもとはいうものの草原性の草本であるから、空き地や道ばたでよく目立つ。旺盛な成長力と繁殖力を持ち合わせその分布の広さと大きさは半端ではない。そのため個体差が大きく、非常に背が高いものや異常に花数が多いもの、花冠に筋があるもの、冬に咲くものと変異幅が広い。
「大柄美人」は昨年8月17日の記事のタイトルである。あの個体はセイタカアワダチソウの群落にあって競争する中で2m近くに伸びたものである。花も多くつけ体躯もしっかりしていた。今回出合った大柄さんは、煙樹ヶ浜の松林の中の群落をつくっていた。


その中で最も高いと思われる株は優に2mは超えていると思われる。ここは松林で日光が若干不足気味なのでモヤシのように光を求めてひょろひょろ伸びたのだろう。おまけに花を3箇もつけたのだから、すくっと立てず屈んでしまっていた。


一度立ててみたが、手を離したとたん仰向けになるありさまだった。
            

花が1つであれば、1m80cm程度なら何とか直立できるようだ。
            
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興国寺燈籠焼き(火祭り)

2012年08月16日 | 歴史
3年ぶりで由良の開山興国寺の燈籠焼きを見に行った。燈籠焼きについては、長きにわたって同じ段取りを繰り返しているので3年前の記事をご覧いただきたい。ただ前回は1枚しかアップしなかったので、今回は各ステージを示したい。
http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/a5009c6e79258aff17e3688190ab810d



              
21時より法要が始まる。唱える念仏は般若心経だろうか。明暗流の尺八が奏でる曲は念仏に等しいのだろう。

              
本堂を回る。


興国寺燈籠を先頭に無常堂に向かう。

              
燈籠には「南無阿弥陀仏」が切り込まれている。自力本願の禅宗と他力本願の象徴「南無阿弥陀仏」はどう折り合うのだろうか。


大松明が寺の境内入り口に4本用意されている。

              
無常堂に向かう燈籠の群れ。


子どもによる松明踊り。六歳念仏にあわせて踊る。シンクロがイマイチだった。


重さが160kgほどある大松明を持って釜場を3回回る。

              
運び込まれた大松明は「線香立て」、「拝みあわせ」、投げて転がす「俵返し」とちょっとしたショ-
を行う。


興国寺燈籠がまず火に投入される。

            
檀家の燈籠が次々に火に投ぜられる。


虚無僧が尺八を演奏しながら火の周りを回る。


南無阿弥陀仏の称号が夜の空に響いてゆき燈籠焼きは終わりを迎える。

今回非檀家ながら送り火を拝見させていただいた。とてもステキな行事だと思う。盆行事を観光として扱うにはちょっとためらいがあるが、大松明の線香立てなどは観客を意識した行為ではないだろうか。厳かな先祖送りの行事ゆえ多くの人に見ていただきたいものである。盆行事が廃れる今こそ広く知らしめる必要があるように思う。そのため無常堂でのマイクによる説明をもう少し洗練されたものにして欲しいものである。六歳念仏をもっと良い声で聞かせて欲しい。松明踊りや大松明についての説明はもう少し内容と声を明瞭にして欲しい。六歳念仏を流しているのか説明しているのかわからない。この行事が、今まで続いてきた年数750年は今後続いて欲しいものである。
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乱層雲?積乱雲?

2012年08月13日 | Weblog
日本海にすでに停滞前線が発生している。秋雨前線にしてはちょっと早いが、何年か前も盆頃に梅雨のような天気があった。プレ秋雨としておこう。
今朝散歩に出たら、上空にはたっぷり水分を孕んで雲底が地表に届こうと思われる雲が南西から上陸してきていた。遠雷も聞こえたので積乱雲のだっただろうか。このくらい水滴を含んだ雲はレーダーにキャッチされるようだ。
      

                    
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月のしずく

2012年08月12日 | Weblog
明後日の未明に月による金星食があるようだ。23年前の食の後のようすが、まるで金星が月からこぼれたしずくのように見えたらしく、誰が名付けたのか「月のしずく」と称したようだ。実にロマンチックな命名である。明後日は残念なことにしずくにはならないようだ。
今朝月と木星が大接近していた。写真を90°左回転すると木星版「月のしずく」となる。
実際の画像  

90°回転の画像
         
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副虹 主虹 過剰虹

2012年08月11日 | 色と光
昨夜から今朝にかけて当地から田辺地域にかけて集中豪雨があった。田辺では200mmの降水量があったという。今日一日は雲が多いが安定した天気であった。日没前に小雨があり、西に傾いた太陽が雲間から強烈な光を射した。
     

虹が出たのではと車を停めて東の空を見上げると、案の定大きなアーチがかかっている。なんと副虹、主虹、過剰虹と三拍子そろっているのだ。盆休みは何か良いことありそうな。
     

過剰虹をコントラストと色温度をいじって拡大してみた。

     
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真夏の風物詩

2012年08月09日 | 色と光
昨年は7月31日に同じタイトルでアップしている。夏の早朝散歩に出ると田んぼの水玉とアシナガグモは絶好の組み合わせなのだ。このページではワンパターンになりつつあるが、今回はデジイチで狙った。焦点距離は229mmである。http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/3bfe0ada96d3118cdbb0fb371527b37a
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一粒たりとも食べさせまへんで

2012年08月08日 | Weblog
田んぼを網で囲って2体の案山子を立てて何からイネを守っているのだろう。
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水玉レンズ

2012年08月06日 | 色と光
今の季節朝の田んぼには無数の小さな水玉が散りばめられている。葉の先端の水孔から排出されたものだろう。その水滴の1つにググッと迫ってみた。水滴の表面ではなくそこに映る田んぼの像にピントが合っていた。
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過剰虹

2012年08月05日 | 色と光
2008年4月19日に初めて過剰虹なるものの存在を知った。その後今回で3回目になる。今回はかなりはっきり出た。虹も欠片になっているが、雲で光が遮らたためである。
空中に漂う水滴が比較的大きな場合できると言われるが、過剰虹になっているところはベール状になっていたからその説はある程度頷けるかな。
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