野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

大柄美人の群れ

2012年08月18日 | 植物
ちょうど今がタカサゴユリの花盛りである。野にも山にもとはいうものの草原性の草本であるから、空き地や道ばたでよく目立つ。旺盛な成長力と繁殖力を持ち合わせその分布の広さと大きさは半端ではない。そのため個体差が大きく、非常に背が高いものや異常に花数が多いもの、花冠に筋があるもの、冬に咲くものと変異幅が広い。
「大柄美人」は昨年8月17日の記事のタイトルである。あの個体はセイタカアワダチソウの群落にあって競争する中で2m近くに伸びたものである。花も多くつけ体躯もしっかりしていた。今回出合った大柄さんは、煙樹ヶ浜の松林の中の群落をつくっていた。


その中で最も高いと思われる株は優に2mは超えていると思われる。ここは松林で日光が若干不足気味なのでモヤシのように光を求めてひょろひょろ伸びたのだろう。おまけに花を3箇もつけたのだから、すくっと立てず屈んでしまっていた。


一度立ててみたが、手を離したとたん仰向けになるありさまだった。
            

花が1つであれば、1m80cm程度なら何とか直立できるようだ。
            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする