野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

まだいます

2011年04月14日 | 動物
もう4月も半ば過ぎだというのに、ツグミやシロハラといった冬鳥をよく見かける。散歩中にシロハラにはよく出合うが、中々近づかせてくれない。それで遠いながら撮ってみたら、ちょっとブレはいるがそれとわかる程度に写っていた。
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タチツボスミレ

2011年04月13日 | 植物
春はスミレの季節である。一概にスミレと云うがその種類というか変種は非常に多い。「日本のスミレ」(山と渓谷社)という図鑑があるくらいである。その中でもっとも普通に見られるのがこのタチツボスミレである。「日本のスミレ」によると『タチツボスミレ類にはよく似たものが多く、時には稔性のある交雑種があり、識別が難しい』とある。変異に富んでまさに進化途上にある種なのだろう。
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雨後の竹の子の如く

2011年04月12日 | 植物
ゴンパチつまりイタドリがぐんぐん伸びている。昨日はそこかしこに見られたと思ったがもうあたり一面で何本も茎を伸ばしている。私は摘んで食べたことはないが,この頃が美味しいのだろうか。
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イカのオバケ?

2011年04月11日 | 植物
10本ある赤紫の棒は足のように見えなくもないが、実はアケビの子房である。これがあのアケビの果実になるのだからちょっと信じられない。背後の3枚は花弁ではなくがく片だそうだ。子房数も花によって数が異なるようである。イカのオバケの正体はアケビの雌花である。葯をつけた雄花は背後に5個ほど写っているがおわかりだろうか。ちょっと分かりにくいので以前日高川河口付近で撮った写真があるのでそれをアップしておく。
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花を散らす

2011年04月10日 | 植物
桜とくれば、西行法師。今回ネットで西行の花に関する歌をいくつかよむ機会があったが、その思い入れの強さが伝わってきた。「春風の 花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり」 この歌からも寝ても覚めても花を思う西行さんの思いがよく伝わってくる。
西行さんの足元にはおよばないが、私も入相桜の散るさまを撮ろうと今朝も道成寺に行った。七割方散ったと思うが、一部はまだしっかり咲いている。その花が風で散るさまを待ったが、少々風が吹いても散る様子はなかった。それでしばらく入相桜をはなれて他の花を撮っているとき、急に一陣の強い北風が境内を吹き抜けて入相桜の花びらを吹き飛ばし始めた。あわててシャッターを切ったが、ほんの短時間の出来事だったのでましな一枚はこれだけだった。西行さんが夢で見た情景にははるか及ばないだろうな。
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さくらさくら

2011年04月10日 | Weblog
先に宮城道雄が出てきたので、もう一曲「さくら変奏曲」。これもなかなかの名曲だと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=htw64lA_ruM
TVやラジオからこの曲が流れてこないのはさみしい。
この原曲となった「さくら」は古謡となっている。古くから歌い継がれてきたのだろう。私はこの曲の雅な雰囲気が好きである。
  さくら さくら
   弥生の空は
   見わたすかぎり
   霞か 雲か
   匂いぞいづる
   いざや いざや
   見にゆかん
http://www.youtube.com/watch?v=pJxKBVLVtV0&feature=related

日本人にとって桜は特別なのだろう。いきものがかりとかこぶくろなども「桜」をテーマに歌っている。
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春の海

2011年04月10日 | Weblog
今日はまさに春うららの一日である。朝のうち道成寺と日の山のサクラを駆け足で見て回った。日の山登り口から見えた紀伊水道はまさに「春の海ひねもすのたりのたりかな」(蕪村)そのものであった。「春の海」とくればもうひとつ宮城道雄の曲は欠かせない。お正月によく流されるので初春の海と思われがちだが、曲想からやはり今の季節の海がふさわしいのではないだろうか。宮城道雄が失明する前に住んでいた鞆の浦イメージして作曲されたと云われている。「春の海」は、フランスのバイオリニストのシュメーが演奏してから有名になった。YouTubeにその演奏がアップされている。http://www.youtube.com/watch?v=WgTKiTAh5Fs&feature=related
なんと滝廉太郎作曲の「春の海」もあったのだ。作詞は和歌山県新宮市出身の東くめである。
http://www.youtube.com/watch?v=Mp9X9unTljM&playnext=1&list=PL469B92C64457B5E6
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散る花

2011年04月08日 | 植物
今日もまた道成寺に行ってしまった。入相桜は今日の雨と風で花を散らしてしまったと思ったがいくぶん残っていた。
「梢うつ雨にしをれて散る花の 惜しき心を何にたとへむ」西行


この春、入相桜にどれほど慰められたか・・・
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春の夕暮れ

2011年04月07日 | 植物
能因法師に「山寺の 春の夕暮れ 来てみれば 入相の鐘に 花や散るらむ」という歌があると知り合いから教えられた。昨日のシチュエーションに近いと思われるが、昨日は昼間の撮影であった。今日は入相の鐘が鳴る頃の、赤い光に染め上げられた枝垂れ桜を切り取ってみた。まだ花は散っていないが・・・
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散る桜

2011年04月06日 | 植物
「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛和尚の辞世の句だそうだ。パーッと華やかに咲いた桜が散る様はまさに世の無常と重なる。
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