野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

歴史ロマン

2012年08月28日 | 歴史
先週の休日に三島に所用で出かけ、その帰りに伊豆の国市にある北条氏ゆかりの寺成福寺に寄った。先の住職さんからいろいろお話を伺ったが、そもそもこの寺、八代執権北条時宗(元寇の戦いを指揮した)の息子正宗が父母を弔うために建立したことが始まりだそうだ。




なぜこの地か?執権として鎌倉幕府で権勢をふるった北条氏の拠点がここにあったからだ。北条政子もこの地に生を受けここにあった屋敷に住んでいたという。近くには政子の産湯を汲んだ井戸がある。

頼朝が流された蛭ヶ小島はこの地から1kmほどのところにある。どういう経緯かはわからないが、政子は頼朝に恋をして後に結ばれるわけだが、この門近くにあった大木(今は切られてない)に政子が頼朝への恋文をおいたと言い伝えられている。

                                                             伊豆箱根鉄道車両にて

先の先代住職さんによれば、この寺の前の道はかつての幹線で、挙兵した頼朝の軍はこの道を通って目代山木判官兼隆を目指したという。
           
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