南海トラフの巨大地震ばかりが話題に上る昨今であるが、中央構造線の支線の一つで活断層である根来断層の危険性を指摘する声はほとんど聞かない。活動周期は数千年から数万年と云われるからか。しかし地質調査推進本部の論文「中央構造線断層帯(金剛山地東縁-伊予灘)の長期評価(一部改訂)について」には、『和泉山脈南縁の奈良県五條市から和歌山市付近に至る区間では、7世紀以後、9世紀以前に最新活動があったと推定され、1回の活動に伴う右横ずれ量は4m程度であった可能性がある。』と書かれている。規模は兵庫県南部地震クラスであったといわれる。周期的には次の活動までしばらく時間があるかもしれないが、最新の活動から千年以上たっているため油断はできない。
この断層を前から見たいと思っていたが、最近緑化センター近くの菩薩峠にその露頭があることを知り行ってみた。いやはや今までここを何度通ったことだろう。露頭の立て看板には全く気がつかなかった。この前の雨ので地滑りを起こしているのか露頭の下には土嚢がいくつも積み上げられていた。露頭を覆うシートをめくってみたが、露頭は土砂で埋まってわからなかった。
地滑りは仕方ないにしても、露頭保存はどうだろう?説明版が小さく気がつきにくい。字もかすれている。これでは防災や地震学教材としては、いかにもお粗末ではないだろうか。
和歌山県教育センター学びの丘のサイトにこれをリニューアルした説明がある。
http://idc.wakayama-edc.big-u.jp/updfile/contents/32/2/html/katudansou/print.html
この断層を前から見たいと思っていたが、最近緑化センター近くの菩薩峠にその露頭があることを知り行ってみた。いやはや今までここを何度通ったことだろう。露頭の立て看板には全く気がつかなかった。この前の雨ので地滑りを起こしているのか露頭の下には土嚢がいくつも積み上げられていた。露頭を覆うシートをめくってみたが、露頭は土砂で埋まってわからなかった。
地滑りは仕方ないにしても、露頭保存はどうだろう?説明版が小さく気がつきにくい。字もかすれている。これでは防災や地震学教材としては、いかにもお粗末ではないだろうか。
和歌山県教育センター学びの丘のサイトにこれをリニューアルした説明がある。
http://idc.wakayama-edc.big-u.jp/updfile/contents/32/2/html/katudansou/print.html
是非露頭はきちんとした形で残していただきたい。
しかし、過去の地震の痕跡を保存し後世に残して行くため私は一般質問で岩出市に強く求めてきています。
今後の市対応を注視して行きたいと考えます。
ぜひ、この断層に関心ある方々の協力を得て「保存」したいと思いますので御協力ください。