野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

赤い椿の森蔭

2008年03月16日 | 植物
「琵琶湖周航の歌」の2番に『赤い椿の 森蔭に はかない恋に 泣くとかや』の句があるが、はかない恋に泣いたのはちょうど今頃の季節なのだろう。それはそれとしてその名歌を作詩したのが三高の学生小口太郎だということはよく知られていたが、作曲者が長い間わからなかったのだそうだ。それが平成5年の「琵琶湖周航の歌開示75周年記念イベント」をきっかけに吉田千秋だということが急転直下判明したという。詳細はhttp://www.city.takashima.shiga.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1134976319645&SiteID=0をご覧いただきたい。
小口にしても吉田にしても20代前半で他界している。はかない恋どころか、はかない人生である。
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落椿

2008年03月16日 | 植物
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」は河東碧梧桐の俳句である。高校の国語の教科書に載っていたのが妙に印象に残っている。ツバキは枝についているときよりも落ちたときの方が美しいように思う。
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