アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

彼岸

2011-03-20 16:21:05 | Weblog
 明日21日は春の彼岸の中日(ちゅうにち)ですが全国的に雨降りになりそうです。春分の日と秋の秋分の日を中心に前後7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸といい、ご先祖の寺に参り供養を行うのが習わしで、平安初期に朝廷で行われていたものが江戸時代に民間にも広がった行事です。今回の東北関東大地震ではお彼岸を前に何万人もの人たちが命を失いましたが、無念はいかばかりだったでしょうか。和光市の樹林公園ではソメイヨシノにさきがけて河津桜が満開でしたが、何時もの年なら華やかに春を感じるものがもの悲しく映るばかりでした。


 福島第一原子力発電所では今なお、事態の悪化を食い止めるための放水などの作業が懸命に続けられています。放射線の恐怖と戦いながら前線で努力を続ける方々には感謝の気持ちでいっぱいです。私も原子力の取材経験があり、放射性物質の危険性はよくわかっているつもりですし、万が一の事態に備えての対策は必要なのは理解できますが、騒ぎに乗じて根拠のない情報を流すチェーンメールが横行したり、風評被害が流れる現状にはいささか疑問を感じています。もう少し冷静に事態を見守る姿勢が必要ではないでしょうか。そのために命を賭して努力を続けている人たちがいることを忘れないで…。
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セ開幕 延期がいいのでは…

2011-03-18 15:57:14 | Weblog
 春の到来で本来ならスポーツも新シーズンを迎え弾んだ気持ちになるのですが、未曾有の大地震の直後でまだまだ余震も油断ならないうえ、被害の全体すら不明という状態では素直に喜べませんね。こうした状況にあってサッカーのJリーグは3月のシーズン開幕を延期することを早々と決めましたが、プロ野球はパ・リーグが4月に延期することになったもののセ・リーグは予定通り25日に開幕するそうです。私も球春を待ち焦がれていたプロ野球フアンの一人ですが、正直言ってこの決定には賛成できません。


 コミッショナーは「困難な状況においてこそ、気力を振り絞って真剣勝負を見せることがプロ野球の社会的責務。プロフェッショナリズムを発揮することによって被災者、被災地、日本のために貢献できる」と開幕に踏み切る理由を述べていますが、この状況下では無理があると選手会は賛成していないようです。目下、関東地区は日々の必要電力を確保するために東電の計画停電を甘んじて受けている最中です。開幕戦は東京ドームでのナイターですが大量の電力を消費するナイトゲームに停電中の地域の人たちはどう思うでしょう。


 さらに余震の続く中で安全面は本当に保障できるのかという問題もあり、勇気を与えるというものの被災地で避難生活を送る人たちが野球中継を見聞きする余裕があるのかも疑問です。東京だって何時また大きな揺れがあるかわかりません。立派な名目の衣の下に“商魂”が透けて見えると揶揄されて反論できるでしょうか。ここは百歩譲って、敢えて予定通りにということであれば、4月いっぱいまでデーゲームというわけにはいかないものでしょうか。フアンとしては後半に延びる日程消化は久しぶりのダブルヘッダーでも見たいのですが。
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春なのに…

2011-03-17 15:34:42 | Weblog
 地震から1週間が経とうとしています。季節はとっくに「春」なのに朝の冷え込みは冬のようで東北の被災地では軒並み氷点下の厳しい寒さでした。テレビの中継画面では雪が降っています。彼岸の頃寒波がまたやってくるという予報がありましたが、まさに的中してしまいました。金曜日までは厳しい寒さだということですので、広い避難所で僅かばかりの暖と毛布にくるまって身を寄せ合っている被災者の方々の健康がとても心配です。


 東京も17日は冬の寒さでしたが、コブシの花が咲き始めました。家の近くにある珍しいシデコブシもピンクの花びらが開き、風に揺れています。ついこの前、凶暴な牙を剥き出して荒れ狂い多くの人々の命を奪い、未だに動きを収めようとせず恐れおののかせている自然が、一方では何事もなかったかのようにプログラムされた通りに歩を進めていることに言葉もありません。シデコブシ、ヒメコブシとも呼ばれる花は中部地区のごく一部に自生している絶滅危惧種だそうですので、こちらには移植されたものでしょうが、いつもの年とは違った目で眺めています。
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非情な追い討ち寒波

2011-03-15 14:44:24 | Weblog
 過去経験のない巨大地震から5日目を迎え、さらに各地の被害の凄まじさが明らかになっています。関東でも電力確保のため東京電力が計画停電を始めましたが、被災地ではあの日以来ずっと電気が停まったままという所もまだ相当数あります。復旧の目途すらつかないといいますから、3時間ほど我慢すればいい計画停電など許容範囲であるといえます。ぽつりぽつりと入ってくる被災地からの情報によると、あれもないこれもないで大変な状況が胸に刺さります。


 それに追い討ちをかけるように寒波がやってきます。東京も14日は20度近くまで気温が上がったのに15日は10度近くも低い気温で寒いです。気温差が大きいので余計寒く感じるのでしょう。散歩の途中で見かけたスミレの花も寒そうでした。仙台でも気温差は15度以上もある4,5度と真冬に逆戻りで、夜からはさらに下がるといいます。東北はいずれも氷点下まで下がり、雪も降るそうですから大変です。避難所で過ごす数十万人の人たちにとっては非情な寒波です。何も出来ない我々にとってはせめて天候だけでも早く回復するよう祈るばかりです。
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電池まで。消えた商品

2011-03-14 14:16:01 | Weblog
 地震発生から4日目を迎えてもまだ余震が続いています。普段なら少々の揺れには驚くことはないのですが、この前のことがあるのでちょっと揺れると思わず身構えてしまします。日に日に大きくなっていく被害状況、繰り返しテレビで流される映像を見ているとあれは現実だったのかと疑ってしまいたくなるほど現実離れをした映像です。東京でも昨日あたりからスーパーやコンビニの商品陳列棚が空きが目立っています。日持ちのするパンやインスタント麺、水などが開店早々に姿を消しています。


 さらに追い討ちをかけているのが東京電力の輪番停電です。未経験の事態ですから要領を得ないのは理解できますが、東電の対応もひどいですね。まず、自分の所がどのグループに入るのかもはっきりせず、何時電気が停まるのかも今ひとつ不明です。こんなことから各売り場から乾電池もあっという間になくなりました。何か所か回ってみましたが総てカラ。どの店も次の入荷は未定と口をそろえます。ガラガラになった陳列棚をみると、昭和48年のオイルショックを思い出しますね。あの時もトイレ紙を筆頭にあらゆる商品が瞬く間に消え、パニック状態でしたがその再来です。


 停電はしばらく継続しそうで、余震もいつまで続くのかわかりませんから、被災地の人たちも私たちも出口の見えないトンネルの中で耐えるしかないのでしょう。私事ですが、地震以来連絡の取れなかった仙台の実家と4日ぶりにメールが通じ、取り敢えず無事であることが確認できました。ご心配頂いた方々にお礼を申し上げます。[写真はカラッポになったコンビニの電池の陳列台]
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