花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「海外日本人慰霊碑・日本人墓地、日本軍遺跡など」

2013年04月25日 16時08分51秒 | インドネシア
私は、インドネシアに6年間駐在しましたが、恥ずかしいことながら、この間、日本人慰霊碑のことに深く思いを寄せることはありませんでした。ジャカルタには、日本人墓地があり、毎年、日本人会(ジャパンクラブ)が日本から僧侶を招いて法要が営まれますが、参列したのは1回だけです。インドネシア独立戦争に参加した残留日本兵の眠るジャカルタのカリバタ国立英雄墓地には数回訪れ、独立戦争を戦った日本人兵士の眠る墓も訪れたことがあります。また、日本軍慰霊碑のあるプラサスティ博物館も1回だけですが訪れていますが、残念ながら3か所ともに写真を紛失しており手元に残っていません。

本ブログで紹介した産経新聞の海外日本人慰霊碑の記事を読んでいくうちに、プラサスティ博物館に行った時にたまたま入手した「南方各地慰霊碑一覧」(日蘭戦時資料保存委員会作成)という小冊子が残っていることを思い出しました。この小冊子には、インドネシアと近隣諸国にある慰霊碑が一覧表になっています。実に139もの慰霊碑が確認されています。さらに、先の大戦の死者は軍人・軍属だけで、212万1千人 とされていますが、さらに、数十万人が死亡していると指摘しています。

[ジャワ:12、カリマンタン:8、イリアンジャヤ(西イリアン):5、スラウェシ:9、スマトラ:8、バリ島・その他:5、パプアニューギニア:10、マレーシア:1]

安倍総理が4月14日に硫黄島を訪れ、戦死した日本兵の遺骨収容作業の現場を視察しました。硫黄島での日本人戦没者約2万2千人のうち遺骨の収容は半数にとどまっています。
遺骨収集は、厚生労働省の事業ですが、安倍総理が明言したように内閣府が主導するように改め、できれば、自衛隊の活用も検討に加えるべきと思います。

(産経新聞:4月13日)
「政府による戦没者の遺骨収集事業は、昭和27年度に南方地域で始まり、平成3年度からはロシア・シベリアでも行われている。沖縄、硫黄島を含む各地の戦没者総数は約240万人。このうち帰還した遺骨は53%の約127万人分に過ぎない。残る約113万人分のうち、海没や北朝鮮などにあって収集困難な遺骨を除き、約60万人分が収集可能と推定されている。昭和20年3月に玉砕し、約2万1900人が戦死した硫黄島で収容された遺骨は、平成24年度末で半数に満たない約1万150人分にとどまっている。」

私は、インドネシア国内を旅行した時に、イリアンジャヤのビアク、スマトラのパレンバンにある慰霊碑を訪れたことがあります。 また、カリマンタンのサンダカンにある日本人(からゆきさん)の墓地にも行ったことがあります。 これらは、わずかですが写真が残っています。

<「南方各地慰霊碑一覧」(日蘭戦時資料保存委員会作成)>
小冊子は公になっているものですので、19ページをコピーし借用。

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(後日、イリアンジャヤ・ビアクの日本人慰霊碑を掲載予定)

【2013年4月25日 花熟里)
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