真楽寺 御代田町

山門をくぐった先、杉並木の参道の右手に大沼の池がたたずむ。




池の周囲は緑で覆われ、それが水面に写り込めば、池の水自体が深いグリーンに染められているような神秘的な感じがする。


真楽寺は室町時代には大変に栄えたお寺だったそうだ。
おそらく、戦国時代の武田、上杉の戦に巻き込まれたのだろう。




現在は、18世紀半ばに復元された三重塔と、樹齢千年以上と思われる神代杉がその昔を伝える。




大沼の池には浅間山からの伏流水が流れ込む。
前日に降った雨のためか、池の周りは狂ったような緑に染められていた。


少しばかり視点を変えてみたら、この池が神秘的に見えるのは、周囲の緑の写り込みだけではなく池の底の藻が見事な緑であり、しかも池の表面を汚していない事の効果も大きいことに気がついた。