久しぶりに積もる雪が東京に降り、たった数センチのことなのに、身近な風景が一変した。徳川家の遠戚の下屋敷跡の公園も、それなりに見所のある景色を見せてくれる。
中心の池に向けての路地も、深山幽谷のように思てくる。
池の周りは、まさしくモノクロームの世界。降るのはごくたまにだが、非常に重い雪になるからか、奥の木は雪吊りがしてある。
葉を落とすと、木の骨格がよく見える。雪の中で、味わいを出すのも、やはり枝振りのいい樹となる。
背景に常緑樹があってこそ、寂しいほどの雪景色が豊かなものに感じられるのだろう。それにしても、珍しいお江戸の雪。明日は、日陰に微かに名残をとどめるのみ、となるのだろう。
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