この古民家の最も古い部分は18世紀後半に移築されたというから、建築部材はさらに古い時代へ遡ると思われる。
田植最中の田圃の中に、立派な門構えが現れる。
門をくぐれば、いかにも時代のついた感じの大きな屋敷が迫る。富山県の平野部に存在する農家としては最古のものらしい。
茅葺き屋根の部分が最初に移築された母屋で、その右手奥の部分はその後に拡張されたそうだ。外から見ると、それらしい様子が分かるが、家の中にいると全体が同じように古びていて建築年代の差はあまり感じられない。
この辺りは積雪量も相当にあり、厳しい気候の中をよく持ちこたえてきた住宅である。
このお宅のように、解体修理の際に昔の姿に直されている場合は、そこで生活するのはあまりにも大変そうです。ただ、この辺りは一軒あたりの敷地がとても広く、別棟を隣に建てられていても不思議はありません。
ちょっとスケジュールを急いだので、そこまでは確認しませんでしたが。
いい状態で維持されているようですが、
ここで、
どなたか生活されてるんでしょうか。
それとも、
文化財として管理されているだけか。
気になります。