恵林寺は武田信玄縁の寺である。
寺の奥には清流の流れる苔むした墓地があり、その一画には武田信玄夫妻の墓もある。夫妻の墓の脇には数々の武田家臣の供養塔が並ぶ。ここまで政治的になれば、寺といえども、その後に織田勢に焼き打ちにあっても不思議はない。
墓地と本堂は、流れの上にかかる太鼓橋状の廊下で区切られるのだが、武田氏の怨念のような生々しい想いはこの寺を出るまで頭から消えなかった。
夢想国師の作の心字が池の中央の松は、それはまた見事な姿だ。
池の背景の枯山水。午後も遅めの時間になってしまったので写真はあまりきれいに撮れていないが、沢山の石を動員した第一級の庭であることは何となく感じられる。
本堂の脇、主庭と廊下を隔てて、坪庭のような感じの池庭がある。
江戸に入ってからの作庭と思われるのだが、なかなか抗しがたい魅力を持っている。
寺の奥には清流の流れる苔むした墓地があり、その一画には武田信玄夫妻の墓もある。夫妻の墓の脇には数々の武田家臣の供養塔が並ぶ。ここまで政治的になれば、寺といえども、その後に織田勢に焼き打ちにあっても不思議はない。
墓地と本堂は、流れの上にかかる太鼓橋状の廊下で区切られるのだが、武田氏の怨念のような生々しい想いはこの寺を出るまで頭から消えなかった。
夢想国師の作の心字が池の中央の松は、それはまた見事な姿だ。
池の背景の枯山水。午後も遅めの時間になってしまったので写真はあまりきれいに撮れていないが、沢山の石を動員した第一級の庭であることは何となく感じられる。
本堂の脇、主庭と廊下を隔てて、坪庭のような感じの池庭がある。
江戸に入ってからの作庭と思われるのだが、なかなか抗しがたい魅力を持っている。
トリップした気になっております。
こちらのお寺・・素晴らしいですね。
渡り廊下の渋さにノックアウトです。
お庭も立派で私も行ってみたい!!
武田信玄も大好きだし気になります。
夢想国師作庭として有名な恵林寺、
何回か行きましたが、
いつも春先とかで、
緑豊かな時期ではありませんでした。
この時期、
また雰囲気が違うんでしょう。
この庭もお墓のすぐ横で、
独特の緊張感がありますね。
恵林寺は境内の庭園(前庭)もちゃんと造り込んでいるし、
庭園に理解のあるお寺であることを分かります。
恵林寺のお庭は、夢想国師の作の枯山水と心字池が有名なのですが、この写真を撮った時に居た者としては、江戸時代と思われる、追加された水庭が非常に魅力的でした。
月の明るい晩に般若湯など持ち出せば、それはそれで随分なまめいた宵ともなったのでしょう。
廊下の造りの繊細さは、相当な説得力がありますね。
夢想国師の作庭は、武田氏群臣の墓よりもはるかに前に作られた筈なのに、主庭を見ていても、戦国の武田家の怨念が足元から這い上がってくるような恐ろしさを感じてしまいます。
本堂等の建物は徳川の世になってから再建されたようですが、その時期にも余程武田のファンが多かったのでしょうね。