鯖江で昼のプログラムが終了した時には、全く時間的な余裕はなかった。
計算すると日没までに取れる時間は20分程度。迷う時間もなく出発した。
三国は福井の中でも特別な場所のようだ。天然の良港がありながら、すぐ隣は海路だろうと陸路だろうと、人が近づくのを拒絶する東尋坊。
港の近く災害にも強い場所に、手広く商売をしていたお店が今まで残されている。
お店は規模は大きいが、造りは向かって左手にトオリニワが奥まで通る基本通りの町家造り。
帳場の後ろの中の間には、様々な文法での障子が引かれている。
これを使い分けるだけでも、その昔の商家の手代は相当に頭を使ったのだろう。
町家の内部はいろいろの機能をこなす装置がぎりぎりに詰め込まれている。
しかし、その中にも庭が造り込まれているのは見事な手腕だと思う。
たった一坪程度の庭ではあるが、水琴窟まで設置された庭の名にふさわしい存在である。
計算すると日没までに取れる時間は20分程度。迷う時間もなく出発した。
三国は福井の中でも特別な場所のようだ。天然の良港がありながら、すぐ隣は海路だろうと陸路だろうと、人が近づくのを拒絶する東尋坊。
港の近く災害にも強い場所に、手広く商売をしていたお店が今まで残されている。
お店は規模は大きいが、造りは向かって左手にトオリニワが奥まで通る基本通りの町家造り。
帳場の後ろの中の間には、様々な文法での障子が引かれている。
これを使い分けるだけでも、その昔の商家の手代は相当に頭を使ったのだろう。
町家の内部はいろいろの機能をこなす装置がぎりぎりに詰め込まれている。
しかし、その中にも庭が造り込まれているのは見事な手腕だと思う。
たった一坪程度の庭ではあるが、水琴窟まで設置された庭の名にふさわしい存在である。
今の建物は、たとえトイレの中でもきっちり明るい照明がつきますが、昔の人から見ればそれは望ましい事なのでしょうか。家の中に風水を持ち込み、物忌むべく方角を定める価値観から見れば、実に頭を使っていない事なのかもしれないです。
衛生上の問題はさておき。
こんな風情のある町家が残されていますか。
今は、全ての部屋を明るくしてしまいますが、
同じ家屋の中で、
明るさで違いのある部屋があるというのも、
生活に変化があっていいものですね。
古民家や街並の見方のような本には町家は京都を中心とした地方に栄えたとありますよね。
ところが、向かって左手に通り庭があり、表の路に面した所に帳場がある構造の古民家は関東でも多数見られます。建築構造としては、おそらく日本全国で共通なのではないでしょうか(要するに商売を家として使い勝手がよかったのではないかと)。
ただ、町家の持つ雰囲気となりますと、これは京都にごく近い地域に限られてしまうのでしょうね。
町家らしい風景がある
これも伝承からでしょうね
日本らしい風景やはり素敵です