goo blog サービス終了のお知らせ 

ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

踊る軽トラ

2011-04-14 | 考えたこと
「オラあ、めまいがしたと思ってよ。

 こんなにグラグラめまいがすんじゃあ、
 オレももう 終わりかと思ったィね。

 そしたら、道端に停めた軽トラが、
 こんなになって 踊ってんだもんよ。」



意外なくらいに 地震被害の少なかった当地だったが、

畑に出て 仕事をしていた人たちに
「めまいがしたと思った」
という人は多い。

持病があってもなくても、
あんな揺れじゃあ、「もう終わりか」と思っても
無理はないな。






 暖かくしている事務所に置いたモミジの鉢は、
種が飛んできて庭に芽吹いていた ごく普通のモミジだったが、
なかなか紅葉しなかったので 寒い廊下の窓辺に置いた。






避難所によっては 
ペットと一緒に過す人たちのための一室を用意できた、とか
プレハブが一棟 ペットのケージ専用になっている、とかも聞いたし
映像で見たりもした。

反対に 
ペットがいて 皆さんに迷惑をかけるから、と言って
自宅から避難所に移って来ない、という方法を選んだ人も 
何人もいるようだった。



一方、
避難する飼い主によって放たれた犬たちが
野犬のようになって
そこいらじゅうをうろついているので 怖い、
という人もいた。

今日のテレビでは 原発に近い場所で
野牛(?)になった黒牛が4頭、河原付近を移動していた。



生き物を飼うという行為には
少なからず手がかかり、

手がかかるからこそ、愛着がわき、
愛しさを覚えるのだと思う。



飼い主たちは 皆それぞれに
ペットの事では 難渋していたり 苦心していたり
また 癒されていたり しているのだろうと思う。

避難するに当たって
ペットを放してしまう、という行為は
決して あらまほしき姿ではないが
今回は 責められない、とも 私は思っているのだが、どうだろう。

もちろん、被災したペットのために
一所懸命に活動している方々もいらっしゃるのだが。







年が明けて ようやく黄葉?した。 1月末の撮影。






お風呂に入れないなど
被災生活が続いているのに

ペットと一緒の自宅での生活を
相変わらず 飄々とした筆致でブログを綴っては
私を笑わせてくださっている方もいらっしゃる。



その方のペットのワンコは、

揺れる前に、耳が立ち、

少し揺れ出すと、鼻鳴きし、

震度2で立ち上がり、

震度3で歩き回り、

震度4で大騒ぎ、

震度5以上で、大パニック。



という、繊細な震度計でもある(笑)。



おそらくは
私の想像以上に
しんどい思いをなさったであろうに。

暗さのない文章に 私は思わず ホッとして 笑わされて 
癒されてしまっている。



文章の奥の 見えない場所に綴られているであろう苦労を思う。

(お風呂に入れるようになって、よかったですネ!)







春。 新芽も芽吹いた。



被災地にも サクラ前線は 北上中。     







3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
あらま♪ ()
2011-04-15 15:30:16
生きている震度計の飼い主です。
こんな風に登場させていただけて、クーも私もシアワセ者です

今回の震災は、被災地の被害状況も復旧状況も本当にまだら模様です。
私は、まだらの浅いほうに住んでいます。
それでも毎日が発見の連続でした。

人間って、切羽詰ってくるとお互い助け合うのだということと
孤独にならなければ 結構逞しいということは
今回の震災の体験の中で 頼もしい発見でした。
そして、ジョルジュさんがブログに何度もコメントを入れてくださったことは大きな励ましでした。
私自身もたくさんの方と繋がっていけるように、一歩前に!を心がけていきたいと思っています。

上の記事の方、掲載のお写真に胸が痛みます。
この一ヶ月、どんなにか大変だった事でしょう。
本当にご無事でなによりでした。

わが家の震度計は、ただいま庭で日向ぼっこ中です
返信する
めまい (scops)
2011-04-15 17:26:58
「オラあ、めまいがしたと思ってよ。・・・・」

不謹慎ですが、このくだりに思わず笑ってしまいました。目に見えるように伝わってきます。


ウチも2匹の犬がいるので、被災地のペットのことが気になっていました。阪神大震災のときは、ペットは避難所に入れなかったんじゃなかったかなと記憶しています。
だから、テレビに映る避難所の中で、ときどきおとなしく座っている犬をみると思わず「よかったね」と思ってしまいます。
周りとのいろんな葛藤もおありでしょうけど、やはり家族と同じですから、これからの事を考えると、きっと力の源の一つになると思います。
このことに限らず、いろんなところで阪神大震災の教訓が活かされているんだと思いました。


結さんのブログも読ませていただきました。ファンになりそうです。(笑)
返信する
避難所も進化した? (ジョルジュ)
2011-04-15 19:25:26
だって結さん♪
あの「繊細な震度計」のお話、面白かったんですもの(笑)
本当に 被災も復旧も まだらなんですね。
復興もまだらになる事でしょうけれど、
どんどんまだらが 薄くなって、
均一でなくていいから、それぞれの色に美しく輝く星々の集合体になるといいなと思います。
災害時のペットに関しては 私は普段、何にも考えていなくて。。。
クーちゃんが 平和にひなたぼっこができる日が続く事を祈ります。

scopsさん、
畑に出ていた人は 皆さん そうおっしゃっているようですよ(笑)。
地域社会を なるべくバラバラにしないように避難生活を、とか
ペットも家族の一員だから、とか
避難所も そこそこ進化しているようですね。
阪神淡路 中越とかで 悲しく苦しい思いをした人たちが 沢山いらっしゃったという証でもあります。
進化しなくては、ね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。