ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

理想の食生活

2007-09-13 | 食生活
師匠が 講演会の時に ちらと言った言葉を 思い出せない。

その後 私の頭の中で
「こんなふうに言ったに違いない」
と勝手に作ってしまったのだが

本当は どんなふうに 師匠は考えているのだろう?







この夏 初めて食べたお菓子。
華麗なる一族御用達? カレー満月ならぬ、華麗満月






師匠は
「昭和30年ごろの日本」と言ったのだろうか。

それとも
「昭和30年代の 日本」と言っただろうか。

私は 勝手に 昭和40年ごろの 日本、と思い込んでいるが

大きくは違わないと信じている(苦笑)。

「理想の食生活」の話だ。



でも もしかしたら
「昭和30年代」だったのではないか?とも思っている。

でも それなら
昭和30年代の はじめの方? それとも 終わりの方?

それによって だいぶ差がある。

それから
都会の? それとも 地方の?
それによっても かなり差がある。

ともかく 
その頃の日本の食生活が 一番の理想の食生活だ、ということ。

つまり 貧しくもなく 豊か過ぎでもなく、ということだろう。



私は 昭和30年代の生まれ、農村の出身なので 
あの頃の イバラキの田舎で
裕福な農家と 
そうでない農家(「水呑み」という雰囲気がまだ残っていた)とでは
また だいぶ違いがあると 思っている。

都会の食生活は 私は知らない。

知らないだけでなく、想像できない。

あの頃は 私もまだ幼く、
テレビもなく、
(当然、「突撃!となりの晩ご飯」もなく、)

よその地方で 他人がどういう生活をしているか、が
想像できない時代だった。



テレビが見られるようになってからも
『サザエさん』というマンガは 
都会の人の生活を活写したものだったし

テレビで始まった「チャコちゃん」シリーズは
都会の、
しかも 実際には見たこともないような お金持ちの?
世界のお話だった。

(だいたい、あんな優しいお父さんやお母さんは
 見回してみても どこにもいなかった。)






私は 動物性の食べ物も 食べるべきだと思っている。

古来、日本人は 稲作をしてきたとは言え、
狩猟も行ってきたはずで、

稀には サクラ(馬)、ボタン(イノシシ)なども
食卓に載せる民族だったはず。

ニワトリも たまにはつぶして食べたろうし

ウサギは 「これは四足の動物ではない」という言い訳に
「一羽、二羽、・・・」と数えてまで

動物性たんぱく質として 摂取してきた歴史がある。

もちろん
近年のようには 多くはなかったはずだが。



師匠が言った、

「日本中、
 これだけあちこち、
 ほじくると貝塚が出てくる国で

 動物性のものを食べない、というのは
 おかしな話じゃないか?」

という言葉に 素直にうなずく私。

お魚だって 日本人なら食べるべきでしょう?



だいたいが、
たんぱく質は 摂り過ぎの傾向があるのだ、現代人は。

良質のたんぱく質の摂取のためには
植物性たんぱく質、
つまりは 豆と 豆の加工品を
もっと、
というか 昔と同じくらい 摂るべきではないだろうか。





ともかく、
貧しい戦後を脱して、

たまには奮発してすき焼きも食べる、という
貧しいながらも ゆとりを見せ始めた時代の、

お米が主食、
パンは たまに食べるお菓子、という程度の、

お味噌汁と お漬物は 欠かせない、梅干は 毎朝一個、

という食生活が
日本人の理想なのではないか、と
私は思っている。

そして その頃の食卓を かすかながら 覚えている。

娘や息子には 伝承できていないが。







つまりは、カレー味の歌舞伎揚げ。
ゲ! と思ったけど 食べたら美味しくて すぐになくなった。






人間の食事に関しては
歯で戒める?言い方がある。

人間の歯は 32本(親不知を含む)。

そのうち、
肉食に適した犬歯は4本。



一方、
植物を噛み切るのに適した門歯が8本、

噛み切った植物をすり潰すのに適した臼歯が20本。



この 1:2:5 というバランスを
そのまま 動物食(1) 対 植物食(2:5)
 のバランスに当てはめるのが

人間にとって 最も自然で健康的、という考え方だ。

これって 案外 当たってるような気がするんだけど。



新谷弘実医師は

動物食を10~15%、

野菜・果物を 35~40%、

穀物を50%、

(もちろん、穀物は 未精製)

としている。

(『病気にならない生き方』p126)



我が家は 
恥ずかしいほどに、動物食を摂っている(冷や汗)。




4 コメント

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食の難しさ・・・ (ちーちゃんまま)
2007-09-15 16:42:59
最近、何を信じていいのかわからにほど、疑わしい食べ物が多いですね。。。
ほんと、神経質に考えると食べれるものがなくなるので、ほどほどにしていますが。

私も、新谷先生の本は読みました。
うちは、動物食:野菜果物:穀物=2:5:3くらいかな~
できあいの食べ物は買わない。インスタント物も使わない。
せめての防衛策です・・・

でも病気は食べ物だけでなくストレスからもくるものね~
この現代社会、ストレスからはのがれられないですね~。

日本には100歳を越えた人が何万人もいるとは、驚きですね!!
日野原先生のように元気で年を重ねれるのはいいことだけど・・・
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そうなんです! (ジョルジュ)
2007-09-15 23:03:52
気にし過ぎると 何も食べられなくなっちゃうんですよ。
だから、一部の人達は 田舎に行って 
田んぼでお米を作ったり畑で野菜を作ったりして
マクロビを実践してるんですよね。
自分で作るなら 完全無農薬栽培も可能だし 疑わしい作物は食べなくてすみます。
うらやましいけど、引退するまでは絶対できない生活です。
何事もほどほどがいいですね。

ストレス。
これも問題ですね。
日野原先生は ストレスもストレスと感じないで生活してらっしゃるんでしょうね。
あの階段の上り下りはまねできませんが(笑)、
生き方、考え方は まねできたら長生きできそうです(笑)。
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1:2:5 (右京)
2007-09-18 13:32:43
私自身は、今は結構、このくらいの比率でいってるんじゃないかと
思っていますが、家族がね~(^^;ゞポリポリ
五十肩でお弁当を作れなくなったので夫はお昼が外食だし、
高校まではお弁当だった娘も大学の学食になっちゃったし、
その辺、脇が甘い(爆)感じですね^^;

でも、あんまり厳密に考え出すと
おっしゃるとおりストレスになりますからね^^
私も「これは駄目」「あれは駄目」ではなく、
「今日はちょっとオーバーしちゃったから明日はセーブね♪」くらいに
前向きに捉えようと思っています^^
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その辺は ウチも深刻です~ (ジョルジュ)
2007-09-18 16:36:30
つまりは 一週間とか 一ヶ月とかの単位で バランスがとれてれば 合格、というハナシではありますね。
ただ とにかく
家族まで思うとおりに操るのは至難の業、というか、不可能!
今思えば お弁当はよかったな~、と私も思います。
1:2:5、
右京さんと違って 我が家では たまに実行で来てる、程度ですが
少しずつ理想に近づければ、と思っています。
年取ると 実行が容易になりそう(笑)。
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