テレビで 映画『フラガール』を見たので。
(→映画『フラガール』オフィシャルサイト)
近年滅多に邦画を賛えることのなかったおすぎが、
久々に賞賛した映画としても話題となった
ということだが、
日本アカデミー賞最優秀作品賞など、5冠を達成したこの映画、
大手映画会社4社(東映、東宝、松竹、角川)以外の作品である、
ということの方が大きいのでは?
ちなみに 大手4社以外が受賞するのは
1996年の『午後の遺言状』(日本ヘラルド映画)以来
11年ぶりのことだそうだ。
常磐ハワイアンセンター。
今は「スパリゾートハワイアンズ」という名称になっている。
(→ルーツ・アンド・ヒストリーのページ。
映画をご覧になった方、ぜひ、ここの写真を!)
舞台の福島県常磐市(現・いわき市)は
福島県の南部の太平洋側にある。
少し南下すれば、イバラキ県だ。
私は南北に長いイバラキでも南部の出身なので
「隣の県は?」というと「千葉!」と思っているが
まぎれもなく福島は隣の県で、
常磐市は 茨城に近かった。
子どもの頃、電車で母の実家に行くときは
常磐線で水戸まで行き、
水郡線で水戸から郡山へ向かい、
郡山でさらに磐越西線に乗り換える。
あるいは 県境を常磐線で越えて常磐まで行って
磐越東線に乗りかえる方法もあった。
乗換駅は平だったろうか?
こちらはあまり乗らなかったが
確かにいわきのあたりを走っている。
常磐(じょうばん)ハワイアンセンター。
その、看板は車窓からよく眺めた記憶がある。
行きたかった。
看板を眺めるたびに、行きたいと思った(笑)。
でも、一度も行ったことがなかった。
昭和41年といえば
私の記憶に残っていてもおかしくないのだが
いわきは イバラキ県南からは 当時は遠かった。
ところが、ハワイアンセンターに行った人は
近所にもどんどん増えていった。
1ドル360円時代のこと、
ハワイにいったことのある人は近所にいなかったが。
(ついでながら、沖縄は当時はまだ外国で
パスポートが必要だったから
やはり行った事のある人はいなかったと思う。)
『フラガール』の映画を見る限りでは
それほど肌を露出してるようには見えなかったが
当時としては破廉恥の部類に入っただろうか。
他に農閑期に行くべき所には
千葉県の船橋ヘルスセンター、栃木県の小山ゆうえんち、
あとは上野の動物園か。
他にもあったのかもしれないが、私は子どもだったので。。。
そして それらのどこにも 我が家は行ったことがなかった。
というか、
家族旅行というものに出掛けたことがなかった。
磐越東線とか磐越西線とかに乗るのも
家族揃って、ということは 少なかった。
思いついて亭主に聞いてみた。
「行ったよ。」
やっぱり!(笑)
「スバル360で。」
やっぱり!!!(笑)
スバル360で、行ける所は どこまでも行った、と
昔 義母が話していた。
夏休みになると
亭主と義弟を連れて
亭主の一家は毎年 家族旅行に行っていたのだそうだ。
房総の方も行ったという。
スバル360は、その名のとおり、360cc。
「よくあの車に 4人も乗り込んで
そんな遠くまで行ったなあ。」と亭主。
「ガタボコ道でね。」と私。
いいなあ、公務員。夏休みがあって。
公務員でなくても、普通、あるのか。
話は『フラガール』に戻る。
あの言葉は イバラキ弁に近い。
福島とイバラキの言葉の中間って感じ?
俳優さんたちは よく頑張って雰囲気を出してたと思うよ。
だいたい、あんなのだよ、イバラキ弁。
お母さん役の富司純子なんか、
さすが、うまかった!
蒼井優ちゃん、かわいいね、
でもちゃんとイバラキ、いや、いわき弁(笑)。
とにかく、
よくぞ、そこまで、っていうくらい、濁音!(爆)
コメディアンがギター弾きながら歌ってたね、
「全部、濁音!」って。
それなのに、
「いばらぎ じゃなくて、いばらき」なんだからね!(笑)
方言なんかでも、いわき弁?と イバラキ弁には
共通のがあって、楽しかった。
最後に出てきた、「でれすけ」。
あれは、可笑しいね。
で、どういう意味なんだろう?(笑)
標準語で言い表すのは、難しい。
「ばか」「あほ」「マヌケ」の類の、
軽く相手を「小バカ」にするような時に言う言葉、かなあ。
茨城王の「茨城弁大辞典」によると、
だらしない、間抜けなやつ。
「ごじゃっぺ」と同じような使い方をする。
「でれ」は「でれすけ」の短縮形で、
「ごじゃっぺ」に対する「ごじゃ」のようなもの。
これで、わかる?(笑)
ちなみに、「ごじゃっぺ」または「ごじゃらっぺ」とは。
同じく「茨城弁大辞典」によると、
いい加減、ばか、どじ、間抜け、などの
否定的表現全般に使用。茨城弁の基本中の基本。
例)「あすこのわけしはごじゃっぺだちけ」
→あそこの息子は間抜けらしい
例)あんまりごじゃっぺなごとばっかぬかしてんじゃねえよ
→あんまりいい加減なことばっかり言うんじゃない
ということだそうだ(笑)。
(「だちけ」は、「だそうだ」という意味で、
人づてに聞いた内容につける接尾辞だと思うんだけど?茨城王さん?)
まとまらない話だったけど、
3丁目の夕陽の頃の記憶はない私が
いろいろな記憶を呼び覚まされてしまった映画だったので。
秋の夜長の、グダグダ話(笑)。
(→映画『フラガール』オフィシャルサイト)
近年滅多に邦画を賛えることのなかったおすぎが、
久々に賞賛した映画としても話題となった
ということだが、
日本アカデミー賞最優秀作品賞など、5冠を達成したこの映画、
大手映画会社4社(東映、東宝、松竹、角川)以外の作品である、
ということの方が大きいのでは?
ちなみに 大手4社以外が受賞するのは
1996年の『午後の遺言状』(日本ヘラルド映画)以来
11年ぶりのことだそうだ。
常磐ハワイアンセンター。
今は「スパリゾートハワイアンズ」という名称になっている。
(→ルーツ・アンド・ヒストリーのページ。
映画をご覧になった方、ぜひ、ここの写真を!)
舞台の福島県常磐市(現・いわき市)は
福島県の南部の太平洋側にある。
少し南下すれば、イバラキ県だ。
私は南北に長いイバラキでも南部の出身なので
「隣の県は?」というと「千葉!」と思っているが
まぎれもなく福島は隣の県で、
常磐市は 茨城に近かった。
子どもの頃、電車で母の実家に行くときは
常磐線で水戸まで行き、
水郡線で水戸から郡山へ向かい、
郡山でさらに磐越西線に乗り換える。
あるいは 県境を常磐線で越えて常磐まで行って
磐越東線に乗りかえる方法もあった。
乗換駅は平だったろうか?
こちらはあまり乗らなかったが
確かにいわきのあたりを走っている。
常磐(じょうばん)ハワイアンセンター。
その、看板は車窓からよく眺めた記憶がある。
行きたかった。
看板を眺めるたびに、行きたいと思った(笑)。
でも、一度も行ったことがなかった。
昭和41年といえば
私の記憶に残っていてもおかしくないのだが
いわきは イバラキ県南からは 当時は遠かった。
ところが、ハワイアンセンターに行った人は
近所にもどんどん増えていった。
1ドル360円時代のこと、
ハワイにいったことのある人は近所にいなかったが。
(ついでながら、沖縄は当時はまだ外国で
パスポートが必要だったから
やはり行った事のある人はいなかったと思う。)
『フラガール』の映画を見る限りでは
それほど肌を露出してるようには見えなかったが
当時としては破廉恥の部類に入っただろうか。
他に農閑期に行くべき所には
千葉県の船橋ヘルスセンター、栃木県の小山ゆうえんち、
あとは上野の動物園か。
他にもあったのかもしれないが、私は子どもだったので。。。
そして それらのどこにも 我が家は行ったことがなかった。
というか、
家族旅行というものに出掛けたことがなかった。
磐越東線とか磐越西線とかに乗るのも
家族揃って、ということは 少なかった。
思いついて亭主に聞いてみた。
「行ったよ。」
やっぱり!(笑)
「スバル360で。」
やっぱり!!!(笑)
スバル360で、行ける所は どこまでも行った、と
昔 義母が話していた。
夏休みになると
亭主と義弟を連れて
亭主の一家は毎年 家族旅行に行っていたのだそうだ。
房総の方も行ったという。
スバル360は、その名のとおり、360cc。
「よくあの車に 4人も乗り込んで
そんな遠くまで行ったなあ。」と亭主。
「ガタボコ道でね。」と私。
いいなあ、公務員。夏休みがあって。
公務員でなくても、普通、あるのか。
話は『フラガール』に戻る。
あの言葉は イバラキ弁に近い。
福島とイバラキの言葉の中間って感じ?
俳優さんたちは よく頑張って雰囲気を出してたと思うよ。
だいたい、あんなのだよ、イバラキ弁。
お母さん役の富司純子なんか、
さすが、うまかった!
蒼井優ちゃん、かわいいね、
でもちゃんとイバラキ、いや、いわき弁(笑)。
とにかく、
よくぞ、そこまで、っていうくらい、濁音!(爆)
コメディアンがギター弾きながら歌ってたね、
「全部、濁音!」って。
それなのに、
「いばらぎ じゃなくて、いばらき」なんだからね!(笑)
方言なんかでも、いわき弁?と イバラキ弁には
共通のがあって、楽しかった。
最後に出てきた、「でれすけ」。
あれは、可笑しいね。
で、どういう意味なんだろう?(笑)
標準語で言い表すのは、難しい。
「ばか」「あほ」「マヌケ」の類の、
軽く相手を「小バカ」にするような時に言う言葉、かなあ。
茨城王の「茨城弁大辞典」によると、
だらしない、間抜けなやつ。
「ごじゃっぺ」と同じような使い方をする。
「でれ」は「でれすけ」の短縮形で、
「ごじゃっぺ」に対する「ごじゃ」のようなもの。
これで、わかる?(笑)
ちなみに、「ごじゃっぺ」または「ごじゃらっぺ」とは。
同じく「茨城弁大辞典」によると、
いい加減、ばか、どじ、間抜け、などの
否定的表現全般に使用。茨城弁の基本中の基本。
例)「あすこのわけしはごじゃっぺだちけ」
→あそこの息子は間抜けらしい
例)あんまりごじゃっぺなごとばっかぬかしてんじゃねえよ
→あんまりいい加減なことばっかり言うんじゃない
ということだそうだ(笑)。
(「だちけ」は、「だそうだ」という意味で、
人づてに聞いた内容につける接尾辞だと思うんだけど?茨城王さん?)
まとまらない話だったけど、
3丁目の夕陽の頃の記憶はない私が
いろいろな記憶を呼び覚まされてしまった映画だったので。
秋の夜長の、グダグダ話(笑)。
英国の炭鉱を舞台にした「リトルダンサー」(2000)・サッカーの「ゴール!」、似ていますが、それぞれ やはりよくできていて面白かったです。サクセスストーリーは 安心してみてられますね。
昨夜は「大停電の夜に」を見ました。筋立てに無理がありましたが、素敵な映像でした。
・・・やっぱりぐだぐだと書いてしまいました。(笑)
「久しぶりの映画」で書きましたが、
炭鉱町の盛衰も人事ではなく実感していたので
我が故郷と同じだなあと思いました。
それにしても素晴らしい演技でしたね
松雪泰子さん、蒼井優さんの踊りも、シズちゃんもちゃんと踊っていたし
富司純子さんも良かったなあ。
1ドル360円の時代だったよね
スバル360・・久しぶりに聞いたよーー
とても、懐かしく映画の場面にいるような錯覚に陥りました。
映画館に行かれず、結局WOWOW頼みになってしまいました^^;
蒼井優ちゃん、さすがにバレエをしていただけあって
身体が柔らかかったですね。
あの、一度後ろに倒れてお客さんに終わったかと思わせて
再び起き上がって来るという踊りは
松雪さん演じるカレイナニ早川先生が
日本で多分一番に取り入れた踊り方だとか^^
いろいろご覧になってらっしゃいますね。
「リトル・ダンサー」、見たいです。
筋立ても大事で、無理があると素直に引き込んでもらえなくなってしまい、
興ざめ、ということも多いのですが
映像が美しいと 許せちゃうかな、とも思いますね。
映像の美しさで気に入ったのは 「やかまし村の子どもたち」だったかな、
北欧の自然がいきいきと描かれていて
言葉がわからなくてもうっとりでした(笑)。
ペパーミントさん、
ご覧になりましたか。
「夕張」という言葉も出てきていましたね。
いろいろ考えてしまいますよね。
最後のダンス・シーンは圧巻でした。
けっこうみんな上手に踊ってましたよね!
「あんなには腰は振れない」と子どもの頃思っていたとおりの踊りでしたよね(笑)。
オート三輪は記憶にあります。スバル360、今見ても可愛いですよね。
右京さん、
あら、意外、映画館でご覧になってるのでは?と思いましたよ。
あそこは最初びっくりしますよね、倒れて音楽も止まって。
ゆっくり起き上がるのはけっこうきついでしょうか。
腹直筋が鍛えられるのだったら、私もやろうかしら(笑)。
カレイナニ早川先生などなどが写っている写真に
ちゃんとしずちゃんみたいな生徒がいるのが可笑しいです。
ジョルジュさんのこちらと書かれたところを見て、福島に何故ハワイセンターなのか分かりました。(今頃)石炭を掘るのに邪魔になったという温泉、その湧出量は凄かったようですね。石炭需要が減ってきたときに今度は邪魔だった温泉が歓迎される。
(でれすけ)と同じような意味で使う土佐弁は何だろうと考えて見たけど、なかなか思いつかない、考えていたら時間が経ってしまった(笑)
同じ日本語でも、違うよねと言うことを実感した朝でした。まだイバラキも福島も行ったことのない土地、言葉も違うように風土気候も微妙に違うことでしょう。
ジョルジュさんは美人だだちけ?
あんまり関係ない話しになってしもうたねえ。ごめんぜ。
それとシュウメイギクこれは地植えですか、我が家では何故か成績が良くないです。
まったく違う言い方、違うイントネーション、
あるいは微妙に違う意味。
私にとって九州の言葉は 一度ひらがなにして それを漢字変換しないと理解できないことが多くて疲れます(笑)。
イバラキ弁の場合は ひらがなにすると 余計に意味がわからなくなるかと。。(苦笑)。
秋明菊、我が家のは地植えです。
この範囲内に収まっていてね、と思うところから
すぐにはみ出てきて 困っています。
メドーセージの紫とのコラボレーションが美しいと思っています。
さらに 秋明菊の植えの方には 白っぽいピンクのサザンカが咲いていて お気に入りのコーナーです。
残念ながら写真にうまく収める腕がありません(涙)。
途中下車しますが、郡山までいったいどのくらい
かかるのかと、想像もつかないほど********です。
子供の頃、σ(^^)も汽車にのって、母の実家に
遊びに行きましたが、それがどういうことだったのか
わかったのはだいぶあとでした。
でれすけは、なんとなくわかります。
ごじゃっぺは、おてもやんにでてくる「ぐしゃっぺ」
と同意かと思ったらどうやら違うようですね。
磐越西線もですね(笑)。
もっと遅くまで走っていたのが、只見線。
もう、希少価値でした。
あれ?
「おてもやん」の歌詞は「ごじゃっぺ」だと思ってましたけど。
違うんですか?
え? 意味も違うの?
あらあぁ(笑)。
同じだと思っていたら 話が通じない。
小さな島国日本の、方言は面白いですね~。