ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

吠陀(ヴェーダ)

2007-12-14 | 健康オタク
昔々、インド哲学の時間に ヴェーダというのを勉強した

・・・・・・・・・ような記憶がある(苦笑)。

手元の辞書には
「バラモン教の経典」とある。

そうだっけ?(笑)






木々は葉を落とした。 あとはクリスマスを待つだけ?






広辞苑(第3版)には
「インド最古の宗教文献。

 バラモン教の根本聖典。

 インドの宗教・哲学・文学の根源をなすもので、
 
 その起源は 
 前十数世紀頃インドの西北方に移住したアーリア族が
 偉大な自然現象を賛美して歌った叙事詩に発し、

 以来一千年の間に成った。」

と書かれている。



そして

最古のリグ(Rg)、

それに次ぐサーマ(Sama)、 

ヤジュル(Yajur)、

及び 異系統の アタルヴァ(Sthrva) を四ヴェーダという。

ここらへんは、覚えがある。

一生懸命覚えようと努力した記憶もある。

(結果、無駄な努力に終わった記憶もある。)



そんな中で アーユル・ヴェーダというのが
授業にちょこっと出てきたのだった。

美容とか不老とかに関するもの、と聞いたろうか?

興味を持ったが それ以上は授業ではやらなかったし
自分で調べようとも思わなかった。

なにしろ初めて聞く言葉で、
世間で耳にすることもなかったのだ。

今はなんだか 
有名な会社でも アヤシソウな会社でも
「アーユル・ヴェーダ」とか「アユール・ヴェーダ」とか言って
美容と健康に良さそうで高そうな療法の根拠にしていたりする。





「ヴァイシェーシカ」や「サーンキャ」も 
言葉としては聞いたことがある、
そのくらいの知識しかない私が
久々にアーユル・ヴェーダについて「ほほ~」と思ったのは
横森里香氏の著作で触れた時だった。

なんでも、一日は カファと ピッタと ヴァータとに分かれていて、

カファは ゆったりのほほんとした時間。

ピッタは 熱っぽく活動的な時間。

ヴァータは 賢くよくできる時間。

というような話だった。



そして 
午前6時から10時までは カファ(ゆったり、のほほん)、

午前10時から午後2時までは ピッタ(熱っぽく活動的)、

午後2時から夕方6時までは ヴァータ(賢くよくできる)。



一日では これを繰り返して、

夕方6時から夜10時まではカファ(ゆったり、のほほん)、

夜10時から午前2時までは ピッタ(熱っぽく活動的)、

午前2時から朝6時までは ヴァータ(賢くよくできる)。

そんなことが(どこかに)書いてあった。






具だくさんの味噌汁が美味しい季節だ(笑)。






私が注目したのは 夜10時から午前2時までの時間だった。

この時間帯は ゴールデンタイムとも呼ばれている。

美容と健康のために この時間に睡眠をとるとよい、というのだ。

つまり 成長ホルモンが働いていて

骨の破壊と再生が盛んに行われている時間で、
この時間に睡眠をとっていた方が 骨が丈夫になれるし

お肌も再生されて 若さをよく保つことができる。



何しろ 「熱っぽく活動的」な時間帯なのだ。

徹夜で仕事をしていたり 遊んでいると
この時間帯には 不思議とノリがよくなって
仕事がはかどったり 楽しく遊べたりした経験はないだろうか。

それが 体内の細胞でも 「熱っぽく活動的」で
たぶん がん細胞をアポトーシスに追い込んだりするのも
この時間帯なのではないだろうか。



「熱っぽく活動的」な この時間に
静かに眠っていることで 
免疫力が活発に働いて 必要な働きをしてくれる。

他の事にエネルギーを使ってしまっていると
この免疫力が 働かなくなってしまう。

単純な私は 「きっとそうに違いない!」と信じている。

農作物のために 夏は暑く 冬は寒い必要があるように
人間は 健康であるために
昼間の活動と 夜間の睡眠が 必要なのだと思う。