What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

すごい発見かな?

2012年02月28日 21時12分20秒 | そのほか
>DNAは染色体の中にかなりいい加減・不規則に収められていた -遺伝研が発見
  (yahooのニュースより)

>国立遺伝学研究所(遺伝研)は、理化学研究所(理研)の大型放射光施設「SPring-8」を用いてヒト染色体の構造を詳細に調べ、定説の「規則正しく束ねられたクロマチン線維」は存在せず、かなりいい加減で不規則に凝縮した状態で染色体内に収められていることを突き止めたと発表した。成果は遺伝研の前島一博教授らの研究グループによるもので、論文はヨーロッパ分子生物学機構雑誌「EMBO Journal」の2月17日号に掲載された。



自然・生物の世界って合理性を突き詰めると、驚くほど規則正しくなるというのがイメージ。DNAの二重らせんの幾何学模様はよく色々な題材に使われるね。

ところがすべてがそうじゃなかったというのが今回の発表。かなり詳しく書いてあって思わず読み込んでしまいました。様々な矛盾点を一つ一つ確かめていった訳ね。

「かなりいい加減」っていう表現にちょっと違和感を感じるけど、合理的にするにはただ規則正しければ良いのではなく、高次の構造になるとかえって大きなエネルギーが必要になるので、「いい加減に」凝縮したのでは?という説。
それが様々な矛盾点を解決していったら見つかったと。

なかなか面白い。

科学の世界では偶然とか適当ということはなく、すべてに意味がありきちんと説明できる。
ただしそれは良いことだけとは限らないのがさらに面白い。

一見無駄に見えることが合理的だったり、よりよい結果を生み出したりするんだよね。

久しぶりに目が覚めたニュースでした。
まあ、そのあとの仕事がはかどったかといえば・・・・・・なかなか上手くいかないね。