What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

STAND BY ME ドラえもん(映画:2014)

2017年01月31日 23時47分05秒 | 映画
これ、評価難しいな。好き嫌いもあるし、原作はもう「とっておきのいい話」だしね。
映画化すること自体に反対するファンは多いだろうなあ。

最近は、テレビアニメの方のドラえもんに対してあまりいい印象を持っていませんでした。
ネットなどでは声優が変わったことが挙げられていますが、そこは気になりません。
登場人物のキャラクターが変わっちゃった気がします。叫びっぱなしでうるさい。
これは脚本のせいでしょうね。

変わること自体は悪くありません。この辺のアニメは古くさく感じる部分もたくさん。
特にいじめ的な表現は今の時代には合いません。
でも、それがなくなるとドラえもんじゃなくなっちゃうからね。
古臭い部分がそのままで、キャラクターがうるさくなって、良いところが減っちゃった。
見ていてちょっと辛い。

今までの映画版は、ジャイアンとスネ夫も一緒に困難に立ち向かうというパターンでその問題をクリアしていました。二人の真っ直ぐな子供らしさが活きてくるんですね。
のび太もちゃんと活躍するし「めでたしめでたし」それで良いよね。


今回の作品は、そんなテレビ・劇場版アニメとはちょっと違って、3DのフルCG。
監督も山崎貴です。

ファンの人ごめんなさい。私はどうしてもこの監督に偏見あります。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の強烈なダメージから抜け出せません。「friends もののけ島のナキ」は良かったんだけどね。

なので、息子と一緒にちらっと見た時の印象は「こりゃダメだ」でした。
この人は原作を無視してダメにする人だ。と
のび太の顔(特に髪型)もちょっと不気味でしたね。1度目はあっさりギブアップしました。

ちょっと時間を置いてから、怖いもの見たさで再チャレンジ。一人でゆっくりと見てみます。


これが・・・?・・・思ったほど悪くないかな?(慣れたかな?)

登場人物のセリフが落ち着いた感じです。テレビアニメ版よりもだいぶいい。
同じ声優なのに結構変わりますね。やっぱり演出によるものか。

ただし、脚本が良いかというと微妙。良い所と悪い所がごちゃまぜ。かえって気になるな。

のび太が自信を完全に無くして、しずかちゃんに嫌われようとするシーンはちょっとドキッとした。リアルでちょっと怖いくらいでした。
逆にそのおかげで、グッとくる演出にもできているかな?印象的でした。

ところが、他のシーンは細かい部分があちこち気になってあまり感情移入できない。
ポンポン場面が飛んで慌ただしいなと思ったら、妙に間延びしていたりチグハグです。

あくまでも好みだけどね。監督のカラーって大事だなあ。
ラストシーンも微妙なその間合いが好みじゃなかった。泣けませんでした。ちょっと残念。

ジャイアンとスネ夫が悪者のまま終わるのも残念だったかな。他の映画版はワンパターンとはいえやっぱり安心するから。この二人結構好きなんだよね。


まあ、一番の失敗は「泣ける映画」というのを前面に出したことでしょう。
ドラえもんファンが大切にしている大事な話を使ったのも間違い。原作を初めて読んだときは本当に泣いたもの。

大事な思い出は取っておかなくちゃ。


くそぉ、ここまで書いたら、逆に「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見た時の怒りがこみ上げてきたよ(笑)


このドラえもんはそこまで酷くないです。
いや、細かいところを気にしなければ、十分楽しめる映画かな。

(追記)
あんまり悪く書くのはまずいかなぁと控えめにしましたが、やっぱりのび太の表現が不満。しずかちゃんの気持ちを動かすにはもっと変化を見せないとね。
そこが浅いから、感動シーンのダイジェストにしか見えない。
まぁこれが商業監督と呼ばれる原因でしょう。ネタを引っ張って来るのは上手い。でも私には合わないです。

監督 八木竜一、山崎貴


(ジャンル:映画) 2017年:(9)

どですかでん(映画:1970)

2017年01月26日 23時54分48秒 | 映画
以前に冒頭の六ちゃんが電車を運転するシーンを見たときに衝撃を受けて、続きが観たいなあと思っていました。

ちょっと違ったのね。登場人物多すぎ。
まあ我々の世代には懐かしい人がたくさん出てきます。

軽々しく語れないけれど、巨匠がシュールを狙ったら外しちゃった感じでしょうか。
ちょっとセリフが説明的なのが残念。
スラムの生活はリアルで考えさせられることも多いけれど、後味は良くないね。

興行的には失敗だったらしい。いろいろドタバタもあったんですね。

黒澤明の監督作品をちゃんと観たことがないのに、これを最初に選んでしまいました。

監督 黒澤明
出演者 頭師佳孝、菅井きん、三波伸介、伴淳三郎、


(ジャンル:映画) 2017年:(8)

ぼくを探しに(映画:2013)

2017年01月26日 00時16分03秒 | 映画
有名な絵本と同じタイトルですが、原題は「Attila Marcel 」全然違うよ。
まあ自分の過去を探すというのは間違いじゃないし、絵本と同じ内容とは思っていなかったけどね。

あまり予備知識なく見始めました。
前半はちょっとついていけなかった。フランス映画久しぶりだし。
シュールだよねえ。
全編にちょっとふざけたようなシーンがちりばめられているんだけれど
それが逆に物悲しさを引き出します。
アメリカンジョークの「ワケワカンナイ」とは全然違うね。
日本映画ともちょっと違う。やっぱりこれはヨーロッパなのか。

で、それに慣れてくるとドンドン引き込まれていく。
これいいな。結構好きな雰囲気です。音楽もいい。
出演者はマダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)が良かった。主人公のお母さんも可愛い。
双子のおばさんはちょっと怖いけどね。(有名な女優なのね)

一人二役やった人がいるんだけれど、本編が終わって特典映像(監督インタビュー)見るまで全然気づきませんでした。これすごいな。

監督は元はアニメの人らしい。プロデューサーが「アメリ」の人か。
アメリって冒頭の数分でギブアップしちゃったんだよな。もう一度見てみようかな?

何となくレンタルの棚で目に入って選んだ作品。
当たりでした。
こういうの嬉しいね。

監督: シルヴァン・ショメ
出演者 Guillaume Gouix、アンヌ・ル・ニ、


(ジャンル:映画) 2017年:(7)

ミニオンズ(映画:2015)

2017年01月25日 23時49分57秒 | 映画
怪盗グルーが面白かったので選びました。
ミニオンって若いコ達にすごい人気だよね。まあ可愛いしな。
一緒に観た長男はノリノリでした。上の娘達は時間が合わなかった。

前半は「ん?イマイチかな?」でしたが、ミニオンが盗みに入るあたりから面白くなります。
ラストはまあ良かったかな。

ググったら今年の夏に怪盗グルーの最新作が公開されるらしい。
どうなりますかね?

監督 ピエール・コフィン、カイル・バルダ
製作会社 イルミネーション・エンターテインメント


(ジャンル:映画) 2017年:(6)

キャノンボール2(映画:1984)

2017年01月21日 21時05分06秒 | 映画
BSの録画です。日本語吹き替え。これ当時のものかなあ?雰囲気バッチリ!昭和ですねえ(笑)
最近の映画を吹き替えで観るとガッカリするけれど、これは最高です。刷り込まれてるしね。
ハイミー(テリー・サバラス)が出てきた瞬間なんて「ニヤッ」としてしまいます。

その他にも大物が多数出演。よく見たらゴッド・ファーザー関係の人も何人か。
当時は知らなかったな。顔見た瞬間「おお!」と驚いた。
キャストは超豪華ですね。予算のほとんどが出演料じゃないのか?

当時はクルマとジャッキー・チェンが目当てだったような(笑)
今観るとカーアクションは少なめで、ドタバタのコメディ。おバカ映画ですね。
スーザン・アントンの髪型なども含めて、時代を感じる雰囲気。
流行りものは風化も早いけれど、我々には懐かしさタップリです。

冒頭で活躍するカウンタックは残念ながらレースには出ない。
メルセデスの300SLでスタートしたと思ったら、すぐに乗り換えちゃう。
その故障した様子などが一切わからない。テレビ放送でカットされたのかな?
今時のBS放送だからノーカットかな?その辺微妙です。

まあ、そんなの関係ないね。パッと大笑いする映画だからね。
今はこんな豪華で無駄な映画は作れないのかな。
(作ったとしてもハズしちゃうでしょうね)


監督 ハル・ニーダム
出演者 バート・レイノルズ、ジャッキー・チェン、サミー・デイヴィスJr.、フランク・シナトラ

(ジャンル:映画) 2017年:(5)



ヴァージニア (映画:2011)

2017年01月21日 09時04分44秒 | 映画
模型の方は「エアブラシイヤイヤ病」に続いて、「ボディカラーまで進んだら飽きちゃう病」を併発。
ボディーカラーでストップしているものが4台溜まってしまいました。
半田付けで遊ぶのは楽しかったんですけどね。そこで脱線したのが原因かな?

で、映画です。ずいぶん前に録画してあったもの。

監督はフランシス・フォード・コッポラ。
ゴシックホラーとかファンタジーミステリーとか書かれています。映像は雰囲気ありますね。

三流作家のホール・ボルティモア(ヴァル・キルマー)がとある町を訪れて事件に巻き込まれていきます。
登場した時は「あれ?トラボルタ?いや違うな?」と混乱しました(笑)

この主人公の周りの出来事が、夢なのか現実なのか不思議な感じ。
このパターンは割と好きですが、ちょっとバラバラかな?
頭かち割って見てみたパターンだなと思いましたが、入り込むのをあえて拒否しているようにも見えます。

ホールが出会う少女ヴァージニア(エル・ファニング)が良いですね。
好きな女優ですが、出ていることを知らなかった。
コルセットを巻いている姿はマニアが喜びそう(笑)

途中で「もしかして?」という疑問は簡単に的中したり、「これはどうなるのかな?」という部分はよくわからないという微妙な空気のままドンドン進みます。

ラストは「あれ?」という感じだったかな?悪く無いけれどこれまた微妙な感じ。

終わってからネットでの評価をチェックすると、色々な解釈がありますね。
主人公が「三流作家」というのがポイント。というパターンはなるほどと思いました。
全体の微妙な感じはこのせいなのね。

誰がヴァンパイアなのか。というのもポイントかな。
エドガー・アラン・ポーのネタも多いので、それを知らない私はピンときていなかったかも。


結局、観る人によってあれこれ解釈を探すタイプの映画ですかね。
B級テイストなので好き嫌いは分かれそうです。私はまあまあかな。


監督 フランシス・フォード・コッポラ
出演者 ヴァル・キルマー、エル・ファニング

(ジャンル:映画) 2017年:(4)



ミニレーシング プジョー205ラリーGr.A(1)

2017年01月12日 22時08分46秒 | フランス車
製作記はなし。と宣言したのに、ツイッターに写真をあげていたらドンドン調子に乗っちゃって(笑)
北海道弁で言うと「おだってる」ですね。我ながらちょっと恥ずかしかった。

でもね、久しぶりに模型で楽しく感じたんですよ。
映画ばかりのブログになりそうでしたから、模型ネタもアップします。


初のレジンキットです。
とりあえず色塗って形にしよう。くらいの感じでスタートしました。

他のレジンキットを知らないのですが、ボディは良い感じ。ヒケもほとんどありません。
バリも下回りに少しだけ。気泡もほとんど見当たりません。
ささっとペーパー掛けしてスジ彫りした後、レジン用のプライマーサーフェイサー。
ネットでレジンキットの基礎を確認すると、メタルプライマーを先に塗るらしいですが、
専用のプラサフなので良いかな?と。

塗料の食いつきは良さそうです。

これ実は4台セットのキットです。全色作りますよ。
いっぺんに作って並べたいところですが、1台ずつ確認しながら少しずつ手を加えていきたいなと思っています。
なので、1台目は「本当の素組み」でいきます。

とりあえず赤黒の塗り分け。

フェンダーはちょっと失敗。やっぱりスケールが小さいとミスが目立ちますね。
窓枠は後からやったので「気合を入れ」ました。おかげで上手くいきました。

筆塗りでタッチアップしてからデカール。
デカールは黄ばんでいたので、日光に当てました。綺麗に白くなりました。
スジ彫りは墨入れしました。仕上がりが嫌いなので普段はスジ彫りのみで色は入れません。
今回は筋彫りが浅かったので仕方なく。

リアのコンビランプはデカールです。次はここを置き換えですね。
どんな雰囲気になるのか見たかったので、今回はこのままです。

ボンネットピンもモールドそのまま。これは失敗でした。
3色ラインのデカールが重なってしまいます。デカールを貼る時点で気付いたので
切るのが大変でした。次はここも別パーツにしなくちゃね。


シートベルトと消火器は、ボディと一緒に赤くしてから大まかにマスキングして黒塗装。
細かい部分は筆でタッチアップ。デカールはちょっとサイズオーバーですね。
ロールバーはキットのパーツそのままです。結構良い出来です。


あとから実車写真を検索して、内装の基本色はボディカラーだということが判明。
ドアの内張りは市販車に近いようです(黒っぽい)
ロールバーも、実際はフロントまであってロールケージになっているようなので
ここも次の課題ですね。


ここまで進んで気付いたのが、デカールを貼った途端にガラッと雰囲気が変わること。
急にディテールが凝縮されたようになります。
これ、デカールの出来がすごく良いんですね。フロントフェンダーのドライバー名などもくっきりと読むことができます。

1/43は上級者のもの。と思っていましたが、これが理由の一つですね。
ディテールアップの効果が大きい。逆にやらないとオモチャみたいになっちゃう。
デカールを貼る前の状態は、それほどカッコ良く感じませんでしたから。
今回はキットの出来にかなり助けられています。

あと貧乏モデラーにとっては価格のハードルが高いですね。
今回は「特別価格」で譲ってもらったものですから。
この大きさとパーツの数でと考えると、なかなか手が出ません。
でも、最近はプラモデルも高いですからねえ。

小さくてパーツが少ないからこそ、手を出したくなるのかもしません。
そこが魅力なのかな?

この先、レジンキット・1/43に手を出すかどうかはわかりませんが、
とりあえずこのキットは楽しみながら完成まで持っていきたいと思います。

(ミニレーシング プジョー205ラリーGr.A)

ピクセル(映画:2015)

2017年01月11日 00時06分25秒 | 映画
でた、クレヨンしんちゃん以下のB級映画(笑)
狙ってこれを選んだわけじゃないんだけどね。

子供達と一緒に見ようとしたら、子供達は全く食いつかず。
しかも日本語で見たら、B級感が3倍増し。

ドラマ部分がヘロヘロ。宇宙人が攻めてくるシーンとか発想は面白いのにね。

まあ、全く期待していなかったので想定内。なんとか最後までは見ましたよ。
(父ちゃん一人でね)


監督 クリス・コロンバス

(ジャンル:映画) 2017年:(3)

クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(映画:2013)

2017年01月10日 23時57分14秒 | 映画
今までは、子供と一緒に観たアニメ映画はブログに載せていなかったんですが、
ちゃんと全部観たものは載せることにします。

クレヨンしんちゃんは、昔は「PTAが子供に見せたくないアニメ」の筆頭だったわけですが
すっかり変わっちゃいました。良い方にね。

逆にドラえもんとかちびまる子ちゃんの方がやばくなってる。
今の基準だと「のび太のくせに」とか「むかつくから殴らせろ」とかまずいよねえ。
しかも、そのジャイアンよりものび太やドラえもんの方が性格悪いという・・・・・・

しんちゃんは、みんなに言えずにビスケットを隠しちゃったまさお君を
ちゃんと優しく受け止めるもんね。そのセリフと雰囲気がうまいんだなあ。

このシリーズは下手なB級の実写よりも良いです。

次は「ロボ父ちゃん」が観たいかな。


監督 橋本昌和

(ジャンル:映画) 2017年:(2)

模型もやってます

2017年01月07日 10時26分32秒 | 模型関係全般
今年は映画もたくさん観たいなと思っているので、新年最初の記事が映画ネタになってしまいましたが、模型もやってます。

でも、ボディのクリアがけなので見た目の変化がなくブログにはアップできないんですね。
裏でこっそり1/43のレジンキットなんかも触ってますが、こちらは製作記無しでいきます。ツイッターでは盛り上がりました。皆さんの知識・検索力はすごいなー。
自分ももうちょっと努力しないとね。


話題は変わりますが、ちょっと気付いたことが。

最近、試し塗りにプラのスプーンを使う人が増えましたね。先ほどツイッターを眺めていたら、長女が後ろから覗いて「スプーンに色塗るのが流行ってるの?」と言うくらい。

実はこれ、私は結構前からやっていました。
少なくとも2012年のブログ記事には写真が残ってました。

当時、メッキシルバーやメタリックカラーの試し塗り用に「黒いプラ素材」のものを探してました。
下地を黒く塗るのが面倒で黒い素材を探したらダイソーで黒いプラ製スプーンを見つけたんです。
曲面に塗装すると光の当たり具合も確認できるからちょうど良かったんだね。

丸い素材を使うのはおまみさんがマグネットを使っていたのを見て真似ようと思いましたが、スプーンの方が持ちやすいし、数もたくさん入っていて都合が良かったんです。

その後は黒が店頭から無くなっちゃって、白を使うようになりました。
メタリック以外は下地が白のほうが都合が良いですしね。場合によってはサフを塗ってから色を重ねます。
スプーンはちょっとクリーム色っぽいので、より白くてたくさん入っているものを探して、園芸用品の鉢植え用のネームラベルなんかを使ったりしました。
今も色だけの確認にはネームラベルを使ってます。


まあ「前から知ってたよ・使ってたよ」という人もいるでしょうね。
でも、自分で苦労して探して見つけた時は嬉しかった。

ネットに載せる以上、こういう知恵は共有すべきですから、どんどん広がるのは良いことですよね。私もよく人の技術を真似させてもらってるし。

ブログの写真を勝手に使われた時は腹が立ちましたけどね。ちょっとそれは違うな。


でも「色を塗るのはスプーンを使わなくちゃいけない」みたいに勘違いしてる人はいないのかな?(笑)
私はしっかりと試し塗りするときは、ジャンクボディーを使ってます。
何度も重ね塗りしてるんで、表面ボコボコだけどね。広い面積に塗ってイメージが変わることも多いし。


昨年はスランプでしたが、今年は無い知恵を絞って色々と工夫してみたいな。と思っております。