What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

あん(映画:2015)

2017年09月30日 23時28分09秒 | 映画
久しぶりの邦画です。BSの録画。ふと気になって録ってありました。

良かったです。じんわりです。邦画の良さですね。

冒頭からよく出てくる桜が綺麗で印象的。北海道ではああいう桜並木って見れない。
社会人1年目に東京へ行った時は驚いたからなあ。懐かしいなあ。
後にも続く大事なシーンです。

見終わった後にチェックした原作者のドリアン助川のインタビューで
「人の役に立たないと」という言葉の暴力性を感じた。とか
(ハンセン患者の人が)「その方が広がります。患者のことは患者が書けばいいから」と話していた。と書いてあって、なるほどと思いました。

差別とか悲惨さを前面に出したら単なるドキュメンタリーでこういう映画にはなりません。
そうじゃなくても伝わるものがちゃんとあるよね。

逆に、ネットレビューで「底が浅い」って書いてる人がいるのは悲しくなるな。感じなくちゃ。

樹木希林は表情だけで十分だし、浅田美代子はものすごく嫌な奴をバッチリ演じてます。
永瀬正敏も良かったね。

ヒロイン(?)の中学生の役の子が「中学生には見えないなあ。でも目がすごいなあ。」と思って、エンディングで名前を見てびっくり。内田伽羅だったんですね。演技はまだまだだけど、表情に雰囲気がある。このまま演技を続けて上手になったら面白いな。

私は樹木希林と永瀬正敏のやり取りだけで思わず涙してしまいましたが、
「泣ける」とか「差別問題に深く切り込んだ」みたいな内容を期待する映画ではありません。

淡々としているようで、しっかりと伝わる。これが良い邦画の条件だと思います。

監督 河瀬直美
出演者 樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅

(ジャンル:映画) 2017年:(47)


タミヤ BMW 635 csi イェーガーマイスター(5)

2017年09月30日 14時19分15秒 | BMW635csi
最近「久しぶり」のセリフが多いですが、久しぶりの模型ネタ。
ようやく黒の塗り分けが出来ました。根性がなかったので3回に分けてマスキングしました。



出来はまあ程々。チョコチョコ修正したあとクリアがけしてデカールです。
はみ出しはペーパーで削ってみますが、下地が出なければ良いなあ。

このままクリアがけしてからメッキシルバーを塗るので、黒はグロスブラックです。
ちょっと黒すぎたかな?

バンパーは一度ボディカラーを塗ったのですが、マスキングがやりにくかったので、諦めて真っ黒にしました。メッキシルバーのあとにマスキングしてボディカラーを塗り直します。マスキングしたまま塗り重ねる回数が増えちゃうけれど、大丈夫かな?

(タミヤ BMW 635csi イェーガーマイスター)

ゼロの未来(映画:2013)

2017年09月27日 00時12分44秒 | 映画
久しぶりのテリー・ギリアムです。この作品知らなかった。たまたまレンタルで見つけました。

予告編を見て「?」。見始めて「??」ちょっと心配に。

ヒロインのベインズリー(メラニー・ティエリー)が出てきて「!!」この監督と女性の好みが合うんですよねえ(笑)これ大事です。

で、だんだん味が出てきました。個人的には好きかな?理解しにくい内容だけどね。

テリー・ギリアム作品の世界観が好きなんだけど、この作品はちょっと微妙。
「未来世紀ブラジル」に似てるって指摘が多くて、比べちゃうと残念だよね。
「Dr.パルナサスの鏡」の時は「原点に戻って最高!!」って感じだったのに、今回は中途半端だったかな?近未来の描き方が逆に古臭く見えちゃった。

でも、主人公のコーエン・レス(クリストフ・ヴァルツ)が住んでる元教会だった建物の内部とか、細かいところの表現は趣味全開で楽しいね。

ただし一般受けは無理ですねえ。ストーリーがわかりにくいし。興行的にも大失敗作らしい。しょうがないか。


個人的には気に入りました。あまり深読みしないで直感で感じたほうが楽しめると思う。
結構病んでるしね。気にして引きずり込まれたらやばい部分もあります。まあそれがテリー・ギリアムの魅力だし。

ベインズリーが可愛いからそれだけでもOK!(笑)

監督 テリー・ギリアム
出演者 クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ティエリー、マット・デイモン、リリー・コール


(ジャンル:映画) 2017年:(46)

世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す(映画:1956)

2017年09月23日 22時46分49秒 | 映画
夜中に目が覚めて書いた前回の映画レビューで、シャクシャインについて触れたんだけど、今日9月23日はそのシャクシャインを供養するお祭りの日だったんだね。朝刊の子供向けの別紙で特集されていてびっくりした。知らなかったから意識したわけじゃないのに。偶然ってすごいな。


で、続いて今度は宇宙人の侵略モノ。これを選んだのも偶然です。棚で目に付いたのを手に取っただけ。特撮がレイ・ハリーハウゼンだったので。

若い人が見たら全然つまらないのかもね。映像はチープ。
でも私は大満足。すごくワクワクしながら見ることができました。子供の頃にウルトラマンを見ていたのを思い出すかな?そんな感じ。1956年制作だからね。当時は驚いただろうなあ。

登場人物も少なく、ストーリーもシンプルながら適度なドキドキ。これは大事ね。主役のマービン博士の妻であるキャロル(ジョーン・テイラー)が好みのタイプ。これも大事(笑)

ラストだけは微妙かな?まあアメリカだね。って感じ。これはしょうがない。

映画というよりもすごく贅沢なスペシャルドラマという感じ。そこが気になるとダメかな。

私は、とても楽しめました。特典に出ていた「シンバッド七回目の航海(1958)」も観たいな。

監督 フレッド・F・シアーズ
出演者 ヒュー・マーロウ、ジョーン・テイラー

(ジャンル:映画) 2017年:(45)


レヴェナント: 蘇えりし者(映画:2015)

2017年09月23日 02時26分38秒 | 映画
散らかった汚い工作机を晒して後悔しているので、新しい記事をあげます。映画ネタですけどね。模型は完全ストップ中。

あまり深く考えずに選びました。念のため観る前に軽くチェック。重めの内容なのね。ちょっと覚悟してからスタート。

映像が独特。「綺麗」とか「すごい」じゃなくて「美しい」という感じ。他にはない雰囲気。
撮影監督のエマニュエル・ルベツキはゼロ・グラビティも担当してたのか。なるほど。
さらに3年連続アカデミー賞(撮影賞)受賞と。すごいね。
もう一つの作品(バードマン)は今回と同じ監督(アレハンドロ・イニャリトゥ)か。観てみようかな?

ストーリーはシンプル。原作というかモデルとなる実在の人物がいます。メインは「熊に襲われた」なんだね(笑)アメリカでは人気のある人物らしいけれど、よく映画化したなあ。

でも、先住民族との関係には考えさせられます。ありそうでなかった表現かな?
西部劇では完全に悪者にされちゃったりしますが、逆になっても極端。難しい題材です。
前半はそれが独特の雰囲気で扱われていた。ドキドキしました。ラストはちょっと微妙でしたけど。

自分も北海道の人間なので、すごく複雑な気持ちになりました。全く同じだよね。完全に侵略だから。
子供の頃に習った「シャクシャインの反乱(1669年)」もアイヌの人たちから見たら「反乱」じゃないだろう。
うろ覚えだったからググったら「シャクシャインの戦い」に変わってるのはいいけれど、アイヌ同士の争いに松前藩が仲裁に入ったのがきっかけと書かれてる。ちょっと違う気がする。

この映画も、どちらの立場から描いても正しくはならない。だから淡々と主人公のサバイバルがメインみたいに描かれてる。

そこを「奥が深い」とか「謎がたくさん」とか語るのは野暮ね。圧倒的な自然美を背景に観るものに感じさせる映画です。もうちょっと欲しい気はするけれど・・・・・・

監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ

(ジャンル:映画) 2017年:(45)

こんなことも出来るんだね

2017年09月18日 01時07分09秒 | 模型関係全般


せっかくiPhoneを持っているのだから、タイムラプスで動画を撮ってみた。
ツイッターやフェイスブックは直接アップできるんだけど、このブログはGIFじゃないとダメ。
変換しても保存がうまくいかなかった。写真アプリ経由だとjpegになって動かない。
メールでPCに送る方法を見つけて「これだ!」と思ったけど、容量オーバーでアウト。

で、あれこれ悩んだ挙句に逆転の発想でPCの方でGIFに変換することにした。簡単だったね。

あ、この作業は完全に「やらせ」です。撮影用に遊んでみただけ。

もうちょっと工作机を片付けないと恥ずかしいね。

(追記)
確認したらiPhoneではやっぱり動画として再生されません。GIFビューワーを通さないとダメみたいね。PCの画面では再生可能です。

サイレント・ランニング(映画:1972)

2017年09月15日 22時05分40秒 | 映画
2001年宇宙の旅の特撮を手がけた、ダグラス・トランブルが監督。

それだけですね。

マニア受けは良いらしく、ネット評価は高い。
B級好きじゃない私には合わなかったです。

ツイッターで話題になったデビルマンを見ようとレンタル店に行ったら置いてなかった。
で、録画のこいつを観ましたが、負けないくらいすごかったのかもしれません。

宇宙船とドローン(ロボット)は良いですよ。それだけ。
ストーリーは狙いは良いものの、浅すぎてずっこけます。
時代のせいじゃないですね。やっぱり脚本・監督は大事です。

監督 ダグラス・トランブル
出演者 ブルース・ダーン


(ジャンル:映画) 2017年:(44)

フィフス・ウェイブ(映画:2016)

2017年09月15日 00時19分55秒 | 映画
いつものクロエ・グレース・モレッツ目当てです。久しぶりかな?

家族が同じ部屋にいたので、念のため軽く予習してから観ました。
だって、エロとかグロとか出てきたらバツが悪いしね。

で、ネットの評価が恐ろしいほど低い。あーまたかー。ちゃんと出る作品選んでよー。
まあ、年齢的に中途半端なんですかねえ。主役が続いているだけまだマシか?

そんな感じで、全く期待しないでハードルを下げてから見始めたせいか、そこそこ楽しめました。クロエは綺麗になったね。目の下のシワは気になるけど無理に痩せたかな?そのままでいいのに。髪型は微妙かな?ラスト近くの髪を縛った方が良かったな。

前半は主人公のキャシー(クロエ)のナレーションでドンドン進んじゃう。このパターンも単調になるから減点。宇宙人が攻めてくる方法がなかなか良いのにもったいない。あっさり。

で、タイトルにもある第5波が最終攻撃なのに第4波まで30分。「このあとどうするんだ?」と心配になります。

そこで展開が微妙に変わって少しドキドキも加わります。私は「お?マシになったか?」と思いましたが、ネット上では「後半がダルい」と不評ですね。確かに前半は映像だけは派手めだったからな。

個人的にツボだったのは、怪我をしちゃって顔を歪める表情が、キックアスのヒットガールそのまんま(笑)思わず吹いてしまった。

ちょっぴり大人っぽいシーンもあります。まあね。年齢的に遅いくらい?

役は高校生なんで、周りよりも大人過ぎないか?と思ったら、憧れの同級生役(ニック・ロビンソン)は当時21才。二つも年上。ずいぶん童顔だねえ。ピンチを助けてくれたエヴァン(アレックス・ロー)が年上のイケメンだったからその差もあるか。

訓練のシーンに出てくるリンガー(マイカ・モンロー)がちょっと好み。「どこかで見たかな?」と調べても、出演作はどれも見たことがない。誰かと勘違いしてるかな?
(あ、エヴァ・グリーンにちょっと雰囲気似てるかも?私はこういう目が好きなのか?)
今回の役はメイクが特殊だから、素顔とはイメージが違うけれど、演技が良かったので今後に期待。でも、次の作品は「インデペンデンスデイ2」らしいので、残念だけど見ないです(笑)

他には「グランド・ブダペスト・ホテル」に出ていたトニー・レヴォロリが出てる。まだ無名なのか日本語版のグーグルでは情報なし。雰囲気あるけど濃すぎるかな?

出演者たちの演技は悪くないので、あとは「どう終わるのか?」が気になります。
が、終わりませんでした・・・・・・これもよくあるパターン?

一昔前のパニック映画はバッドエンド・絶望で終わるっていうのが多かったけど、それとも違う。「え?この後どうするの?」って感じ。最近の流行り?

あれだけ攻撃パターンを持った宇宙人が何も気づかないっていうのも変だしねえ。
ご都合主義でつまらんという評価が多いのもわかります。

私は綺麗になったクロエが観れただけで満足。しかも全編出ずっぱりだからね。
「太もものシーン」はサービスでしょ(笑)

監督 J・ブレイクソン
出演者 クロエ・グレース・モレッツ

(ジャンル:映画) 2017年:(43)


パディントン(映画:2014)

2017年09月10日 00時20分16秒 | 映画
久しぶりのレンタル。また棚の配置が変わってました。

小学3年の息子と一緒に見始めて、結構喜んでるなあと思ったのに息子は途中離脱。
途中で中断して、夜になってから父ちゃんだけで続きを。
映画好きの次女がチラッと見て、気になっていたようだけど参加せず。残念。タイミングずれてた。

でも、これ家族で見るにはバッチリの映画だと思います。
わかりやすく、楽しく、ヤバいシーンも無し。優良映画ね(笑)

ちゃんと大人も楽しめますよ。個人的にはブラウン一家の各部屋の様子とか、骨董品店の店内とかの作り込みがツボ。エアシューターの配管も萌えますね。ワクワクします。

悪役のニコール・キッドマンはハマリ役。本人も原作のファンで脚本や衣装に意見を出したらしい。ショートボブが似合ってたな。

で、そのニコール・キッドマンがワイヤーで吊るされたり、パディントンが逃げるシーンでもろにミッション・インポッシブルのワンシーンがパロディになってたり、やり過ぎじゃない?面白かったけど。

可愛さも感動もほどほどだけど、これはそれが良いんだと思う。テッドみたいに下品な部分はないしね。あれは逆に下品なくせに感動させようとしたのに腹立ったからな。

家族全員で安心して観れる映画。そういうのを探すと意外に少なかったりします。

監督 ポール・キング
出演者 ニコール・キッドマン

(ジャンル:映画) 2017年:(42)

マトリックス レボリューションズ(映画:2003)

2017年09月06日 21時56分04秒 | 映画
これはマトリックスなのかな?
2作目は安っぽいラブシーンがマイナスだったけど、こちらは本当に何も残らない。ただ大量のロボットがすごいスピードで動き回るだけ。

エージェントスミスも一作目は怖さがあったのに、2作目から増えてお笑いになっちゃった。仮想現実の世界観も微妙に。
どうせならモニカ・ベルッチを思い切り活躍させればいいのに(笑)
彼女はブラザーズ・グリムも007スペクターでも良い役やってた。今回も結構ポイントなのかも。

まぁ、3部作、さらに2作連続公開の場合によくあるパターンです。無駄に長い。
キリスト教の文化も悪く影響してる。最後は総攻撃でひたすら殺しあうというワンパターン。さらに救世主だからといって万能・無敵にしたら全然面白くないよね。

一作目で終わっていたら良かったな。

監督 アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
出演者 キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング

(ジャンル:映画) 2017年:(41)