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(グンゼ トライアンフTR2 ルマン)
![]() | グンゼ(クレオス)のキットは魅力的な車種が多いのですが、過去に作った2台は「1日製作」とか「途中であきらめて超手抜き」になってしまいました。 今回も「サクッと」作る予定でしたが、ポイントを絞ってチャレンジしたディテールアップが思ったよりも効果的で喜んでいます。 |
![]() | もともと実車のデザインが良いのに加えて、ディテールアップしたウッドパネルがいい雰囲気に見えて気に入っています。 |
![]() | キットのボディはいい感じですが、スジ彫りなどはちょっとダルイ。凄腕モデラーさん達の真似をして、スジ彫りをラッカーパテで一旦埋めてから彫りなおす方法を試してみました。 これが難しいんです。一発ではまず無理。何度も何度もやり直すことになっちゃいました。 ニードルやタガネの後のペーパーがけがポイントですね。断面がガタガタ・ボサボサにならないよう気をつけます。 |
![]() | 何とかサフまで来ました。フェンダーには金属のモールを再現するためにスジ彫りを追加しています。プラが固い感じでふちがポロポロ崩れるので大変でした。 それでも不十分だったのでモールの取り付けには苦労しました。 |
![]() | ボディカラーはクレオスのマルーンです。 前から使ってみたかった色なんですが、クルマのボディカラーにそのまま使う例はあまりないせいか、結構評判になりました。 この辺の英国車にはピッタリの色ですね。実際はもうちょっと紫がかった感じです。 |
![]() | 研ぎだすとこんな感じ。艶はまあまあかな? ボンネットにちょっとヒケが残っちゃいましたね。 |
![]() | サクサク進めるつもりだったので、ディテールアップはナシのつもりでしたが、 このインパネをみると…… 中央はデカール一枚です…… |
![]() | デカールをコピーしたものをガイドにして、スイッチの位置に印をつけます。 各メーターが入る場所は穴をあけます。 |
![]() | 穴あけをするとこんな感じ。このままで真っ黒にしてもよかったのですが…… |
![]() | ウッドパネルにチャレンジ。 まずはラッカーでベース色を塗ります。 そのあとエナメルの筆塗りで木目を入れようとしましたが、全然うまくいきません。 あまりに下手くそなんで、一度色を落としてから、しばし考えます。 |
![]() | ローズウッドなどの高級なものよりも、チープ(古め?)な感じがいい!ということで、粗めのペーパーでザラッと傷をつけて、そこにエナメルを染み込ませるように汚してみました。 ちょっぴり雰囲気出てきたかな? |
![]() | さらに上から、クリアオレンジとスモークを混ぜたものを重ねます。 光があたってちょっと明るく見えますが、実際はもうちょっと落ち着いていい感じです。 |
![]() | キットのデカールのメーターを取り付け、各スイッチは虫ピンの頭で。 リングはステンレスの針金を丸めたものです。 小物入れ(?)の蓋のヒンジは真鍮線です。実車の写真からこの色にしましたが、ちょっと違和感あったかな?シルバーの方が良かったかも。 |
![]() | ボディに取り付けるとこんな感じ。思ったよりも雰囲気が出て満足。 ただしこのキットの難点で、シートやドア内張りパーツが軟質プラで接着が難しい。 メーターパネルも合いが悪く、塗装した後に削るはめになりました。 仮組みはやっぱり大事ですね。と言いつつ、いつもぶっつけ本番でやってます(反省) |
![]() | もう一つのディテールアップは、ワイパーの自作。初めてです。 普段だったら、キットのものをそのまま使いますが、今回はさすがにちょっと… プラ板とプラ棒で簡単に雰囲気だけでやってみました。 |
![]() | ボディに取り付ける部分は キットのパーツを利用しています。もう少し本物らしく作りたかったですが、 まずはこのくらい。ほかのキットのパーツ並にはなったでしょうか? |
![]() | 完成間際に苦労したのが、メッキパーツ。 綺麗な場合はそのまま使うことがありますが、今回はゲート跡やヒケなどが目立つので、すべてペーパーをかけました。 一つ一つが小さい! 英国車の場合メッキパーツは大事なポイントですから、手を抜くこともできません。 一番苦労したのがフロントバンパーなんですが、これは取り付けない予定だった(涙)気づくのが遅い…… |
![]() | 塗装しました。ライトとバンパーはフィニッシャーズのフォーミュラクローム。 ホイールはクレオスの普通のシルバーです。 シルバーの塗装もちょっとずつ慣れてきました。 |
![]() | エッチングが欠品だったので、TR3のものを利用して何とか複製できないかとチャレンジしてみました。 TR3のエッチングをTR2のボディに仮止めしておゆまるで型をとりました。 これを光硬化パテで複製します。 微妙ですねえ(笑)結局モールドをしっかりさせようとすると厚くなるし、薄くすると割れやすくて大変。さらに塗装となると・・・・・無理ですね。 |
![]() | 次に試したのが、ネットから拾った画像でデカールを作ること。 やってみたのですが、微妙に角度が斜めなので違和感があるのと、シルバーが汚くなってしまいます。インクジェットだと完全にグレーになります。 |
![]() | 次にエッチングをスキャナで読み込む方法を考えました。 元が小さいので厳しいですが、何とか輪郭とモールドはわかります。 それをもとに、ペイントソフトで色がつく部分だけ塗ってみました。 子供の落書きみたいですが、実際はかなり小さいので肉眼だと大丈夫。 シルバー部分は色を抜いて、メタルックの上に透明の自作デカールを張りたいと思います。程よくクリアカラーみたいになるので丁度いい。 |
(グンゼ トライアンフTR2 ルマン)