日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

西の果てにある街

2005-01-18 07:07:46 | フランス
昔の同僚だった女の子が近く結婚するという
話を職場で聞く。昔の同僚っつってももう
4年ぐらい会ってないんだけどね。
彼女はずっと東京で働いているから。
ちょっとばかり、青春が終わってしまったような気分。
みんな結婚していくんだなあ。いい歳だもんな、僕ら。

職場の上司が来月、リスボンに旅行に行く、
というので僕が持っているガイドブックなどを貸す。
僕がリスボンに1年半前に一人で旅行した
ときに買いあさったものだ。リスボンを舞台にした
短編小説集とか、タブッキのリスボンが舞台の
小説とか。

8月の、僕が見たリスボンは坂道ばかり続く
ノスタルジックな街だった。古ぼけたアパルトマンが
延々と坂の両側に続く。そして坂の向こうには
青いテージョ川がいつも見えていたっけなあ。
時代から取り残されたような、穴の開いたような
空間だった。