日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

マルセイユに行く(2)

2013-08-26 22:36:32 | フランス
そして夕暮れが終わるころ、今度はその隣にある建物が輝き始める。
ブルーのネオンが夜の風景の中に浮かびあがる。これがMUCEM,
地中海文明美術館だ。夜間なので、中に入るのは明日まで待つとして、
この幻想的な建築のシルエットだけでも今夜は楽しもう。

ちなみに僕はなんでこんな仕事をしているんだろうか、とか、
なんでフランスに住んでいるんだろうか、とかなんてこと普段は考える
ことなんかないのだが、そのときはなんだか自分について考え込んでしまった。
一人旅に出かけるということは、そういうことなんだろうか。

マルセイユに行く

2013-08-24 17:09:01 | フランス
夏の休みを利用して、ブラッとマルセイユに週末行ってみる。

マルセイユにはなんやかやの用事があって仕事や個人的にも
なんどか行ったことがあるのだが、今年は特別だ。というのも
マルセイユが今年EUの欧州文化都市に選定されたこともあり
さまざまな展覧会や美術展が開かれていることに加えて、MUCEM
という地中海文明美術館という新しい美術館が開館し、
新聞やテレビで放映されているのを見て、ずっとそこに行ってみたいと
思っていたのだ。

夕方ごろマルセイユに着き、ホテルのチェックインを済ませたあと、
旧港に沿って地中海に向かって歩いていく。1年ぶりぐらいのマルセイユだが
潮の香りが町の中まで漂って、港町という感じ。
港を10分ほど歩くと、もう海岸に。
ちょうど日没の時間で、市民も観光客も思い思いの場所で夕日の沈む海を
ぼんやり見ている。海の近くに住むというのはこういうことなんだろうか、
とちょっとうらやましくなってしまった。