日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

土曜日

2012-02-25 22:37:55 | パリ右岸
仕事が終わらないので、本当は土曜日だが事務所に行って
残業する予定だったのだが、なんだか起きられず家でグダグダする。
そのうちに夕方になり、なんだか敗北感を感じながらも開き直って
外出。服でも買おうと思ったんだが、店の閉まる時間になっていたので、
適当に生活用品だけ購入。フランスでは東京みたいに夜10時まで
あいている無印商品みたいな店はないのだ。
もちろん、服を買おうと思っていたのは無印じゃないが。

サンルイ島の方面に行き、シテ島を後ろから撮ってみた。
物事の裏側というのは何か、魅力的だよね。
裏日本とか、裏原宿とか。

モスクのあたり

2012-02-19 19:57:21 | パリ左岸
パリにある唯一(たしか・・・)のモスクの近辺を
散策に出かける。
植物園、昔のパリ7大学の校舎、ムフタール街の三角地帯の
中心に位置するこのモスクの近辺に来たのは、5年ぶりぐらいになる。

来る理由もなかったのだが、なんとなく
そういえばカフェもあったし、気持ちいいのではないか、
とかそのぐらいの軽い気持ちだったのだが。
行ってみると、すごい混雑でカフェの前に行列が
できている。裏に回ると、パティオへの入り口、
そしてその先に礼拝所が広がっていた。


先輩になること

2012-02-17 22:39:34 | パリ左岸
今日は事務所の後輩とともに、外勤というか
フランスの外部の企業を訪問した。なれないフランス語で
一生懸命プレゼンする後輩を横で聞いて、要所要所で
補足のフランス語を入れるようなポジションで話を聞いていた。

なんか思ったんだが、10年近く前、まだ30ちょっとだった
ころの自分は、フランス語もたどたどしくて、必死になって
緊張しながら人前でフランス語を話していたと思う。
もちろん今でも、思うようにフランス語を話せるわけではないが、
歳は取ってしまったし、むしろなんか歳だけとって、立場だけ
どんどん進化して、自分より若い世代を指導するような
ポジションに期せずして立ってしまったような…。
それはそれで嫌なんだが…。

ドワノ―の展覧会

2012-02-12 21:53:06 | パリ右岸
ロベール・ドワノ―の展覧会に行ったわけではないが、
展覧会告知のビルボードを見つけたのでとりあえず撮影。

金曜の夜、バレリーは、人間はもともと脆弱な生き物なのに、
それに加えて、なぜ社会的な拘束や外的な制限を加えないといけないのか、
もっと自分に優しくしないのか、と言っていた。
本当にそうだと思う。


rambuteau界隈

2012-02-11 00:12:38 | パリ右岸
相変わらず寒いし、寝不足で眠いし、仕事はたまるし、
ということで頭痛くなりながら、「あ~、早く帰って眠りたい」
と思っていたら、いきなりバレリーから何の前触れもなく
メールが来た。「今日、ギャラリーで働いているから遊びに来ない?」と。

一瞬、体調が悪いので迷ったのだが、せっかく誘ってくれているし、
なんか断ったら悪いような気がして、ギャラリーまで言ってみた。
ギャラリーは、ポンピドーセンター界隈にある、狭いけれど
感じのいいギャラリーだ。

彼女に会うのは3年ぶりだったが、相変わらずポジティブで、
ストレートで全然変わっていなかった。彼女は彼女のままだった。
ポンピドー近くのコルシカ料理の店に行く。体調悪いと言いつつ、
assiete corse(コルシカ風プレート)を頼むと、生ハムの盛り合わせに
チーズ、そしてイチジクジャムのかかたトーストが出てきた。すごい量だ。
しかし、なんか彼女の話を聞いていると元気が出てきて全部食べてしまった。

彼女に、将来的に九州に落ち着こうと思う、という話をすると、
目を吊り上げて、
「そもそもなんでフランスに来たいと思ったの?」と聞く。
「いやあ、そもそも九州の片田舎にいたので、広い世界を見たいと
思ったから。九州以外の場所に行って、いろんな人と出会って、
いろんな価値観を知りたいと思ったから」
「じゃあ、また九州に帰ったら、退行することになるわけじゃない」
と彼女は言った。そりゃそうだ。ほんとに。

ちょっと一息

2012-02-07 00:04:29 | 自分について
帰りがけにそういえば白ワインを最近飲んでいないことに気づき、
スーパーによって白ワインを購入。夕食と一緒に一杯飲んでみれば、
白ワインはワインでも、どうも甘い、デザートワインを間違って
買ったことに気がつく。ミュスカみたいな甘いワインなのだ。
しかし、もったいないのでちびちび飲む。日々の憂さ晴らしみたいな感じ。

5月の連休時に福岡に帰ろうと思っているので、ちょうど
その計画など考える。本来は羽を伸ばして那覇にも行きたいが、
1週間ぐらいの休みで、東京の知人にも会って、大阪でも知人に会って、
福岡の実家の親や大学の友達の顔も見る、みたいなことをしていれば
1週間なんてあっという間だ…。

最近、昔を知る友人にも言われたんだが、僕はあまりにも
小さくまとまりすぎたようだ。そうは自分では思わないが、
知人には少なくともそう言われた。昔はもっと破天荒で破たんしていて
面白かったのに、最近、言っていることはまるで普通の
大人と変わらないと。そういうことを聞くにつけ、ああ、自分も
普通のおじさんになったんだろうか、なんて思う。
この先、福岡に戻ったらますます普通の人間になっちゃうんだろうなあ。

昼の通り

2012-02-03 22:56:45 | パリ右岸
前回のブログと同じ通りに、昼間行く機会があったので
ついでに写真で撮ってみた。市役所の近く、
rue vieille du templeという通りだ。

夜通った時の、なんか、きらきらした感じとは変わって、
どことなく落ち着いた、洗練された感性の店の並ぶ、
気取った風な通りがそこにあった。
これはこれで、お店に入りずらい雰囲気だ。
表から、ウィンドー越しにいろいろ眺めているのが、
自分に合っているんだろうなあ。

夜の通り

2012-02-01 22:51:16 | パリ右岸

ふだんはあまり夜出歩くことはないのだが、たまたま
用事があって夜半、オテルドビル近くを歩いていたところ
偶然、通りかかった通り。
人気のない通りには、両脇にバーやギャラリー、そして紙の店
(手帳やカード)などが並んでいて、なかなかいい感じだった。
パリは日本よりも、一足先に一店主義が浸透していて、
デパートなどはどんどん無くなったり、縮小傾向にあるが
その代わり路面店がどんどん主流になりつつある気がする。
郊外ではショッピングセンター、市内では専門店で買い物、
というパターンになっているような気がする。

人気のない通りを黙って、歩く。ただ歩いているだけでも
なんだか幸福な気持ちになる通りだ。