日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

フランスの友達

2008-09-28 00:02:38 | 西荻
プラっとフランスから5月にやってきて、毎日ブラブラ
東京で暮らしていたフランスの友人(女)がパリに
来週戻る、というので西荻で待ち合わせてランチした。
戻るといっても一ヵ月後にまた東京に戻ってくるらしい。
なんだよ、あいつ。うらやましい、そんなフワフワして。

西荻駅近くのいいかんじの蕎麦屋に入る。ここの蕎麦屋、
女子大通りに面して、20席ぐらいしかないこじんまりした
蕎麦屋だけど、味は絶品。蕎麦と一緒に新鮮な刺身とか
カニの入ったダシまき玉子とかのサイドメニューも充実。
今日見たら、福岡産の人参を使った人参酒というのがあった。
友人がオーダー。ちょっと飲ましてもらったら人参の味しかしなかった。


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2008-09-26 23:59:20 | 自分について
今日会社にオーストラリアから電話がかかってきた。
同僚の出張に関することだったのだが、同僚がいなかったので
しどろもどろしながら英語で受け答え。いや、簡単な質問しか
来なかったんだけど、すげえ、カッコ悪かった。

実は最近、思うことあって仕事と関係なく、英語の試験を
受けに行ったのだけれど、腕時計を持っていかず大失敗した。
もともと時計を持ってなくて、いつも携帯電話で時刻を知る
生活を送っているだけれど、試験なので携帯電話を机の上に
置くのは禁止。で、教室の中に時計があるかと思いきや、なし。
これじゃ時間分からないじゃん!と試験開始直前2分前ぐらいにうろたえる。

そんな僕にはお構いなしに試験開始。問題は2問だけ。試験時間
90分。まあ、頭の中で時間配分してやればいいだろう、と
思ってたのだが・・・。一問目の英語のレジュメがやっと終わった時点で
試験監督に聞く、「時計持ってないんですが、あと何分残ってますか?」
「あと20分です」
がーん。これから二問目やるのに!しかも二問目は英語のエッセイだよ!
と思いつつ、何も書かないで出すのが一番よくないので大急ぎで
すごい雑なエッセイを20分で書いて提出する。

こりゃ、試験落ちたかなあ、と思ってたら今週結果通知が来てなぜか
英語の試験受かっていた。俺ってやっぱすごい人間かも。


大学のころの友人に再会

2008-09-23 22:06:44 | 自分について
なんと大学卒業以来初めて、16年ぶりに当時の友人に会った。
大学のとき同じクラスで一緒にバイトなんかやってたやつだ。
大学を卒業して九州の某大手企業に就職し、たまに電話で話したり
するぐらい(といっても、5.6年に1回ぐらい)だったのだが、
今回東京に出張してきたらしく、本当に久しぶりに実物と再開した。

新宿駅の南口改札で待っていると、向こうから太った中年のおじさんが。
あいつだよ! すげ、変わってる。しかし近寄ると昔の面影が
残っていて、話し方とか話す内容とか学生のころのまんまでなんかおかしい。

大学のころの僕をかなり変人だと思っていたらしく、
「珍獣」呼ばわりされる。たしかに、彼はかなりまじめに就職活動し、
誰もが知っているような大企業にさっさと就職したし。
僕はといえば、大学の途中で休学して海外行ったり、日本に
戻ってからも就職して、やめて、また海外行って、戻ってきて
フリーターやったり、とはずしっぱなしの人生だもんな。
でも、珍獣って・・・そりゃ人間じゃねえよ。

福岡から還る日

2008-09-21 20:54:55 | 福岡
二泊三日なんてなんとあっけないことか。
あっという間に福岡空港。これからまた東京に戻り
慌しい日々が始まる。

これを持っていけと、親がふくやの明太子と空港の
お店で買ったハンカチを持たせてくれた。
あと、顔の周りに塗る男性用フェイスクリーム。
肌があまりにも荒れていたので、可愛そうに思ったらしい。

久しぶりに福岡に還る(4)

2008-09-20 01:20:07 | 福岡
福岡空港の通路をブラブラ歩いているとき見つけた
ビルボード。なんか非常に福岡的だったのでつい一枚撮ってしまった。
焼きナス・・・。最近の福岡のトレンドだろうか?
しかも福岡県南部の企業らしい。この嫌にグリーンな田園と
嫌に青い空はまさに九州そのもの。

久しぶりに福岡に還る(3)

2008-09-19 00:22:44 | 福岡
そういえば、佐々木倫子の漫画で、蛙の語源は「帰る」であり
云々というのがあったなあ、とタイトルを見てふと思う。
福岡や九州というのは僕にとっていつも帰る場所なのだ。

さて、半ば宴会のような夕食で歓迎されたあと、翌日、
日曜は地味に荷物の整理。フランスからでかいダンボール箱で
3箱、服やら本やらCDやら送ってきたんだけど、それを
実家に残すやつ、東京にカバンに入れてもって帰るやつ、
あとで宅急便で親に送ってもらうやつ、と選別をする。
玄関の近くの応接室にこもり、ほぼ日中を費やす。全然終わらない。
そのうち夕方になったので見切りをつける。
せっかくの福岡の休日なのに、俺は天神にも行ってないし、
ラーメンすら食ってねえよ!自宅で荷物整理だけ???

とごねたので、親が近所の一応、筑後一宮と言われている(多分)
高良山の高良大社に連れて行ってくれた。別に神社仏閣に興味が
あるのではなく、そこの展望台から見下ろす筑後平野の景色が
すばらしいのだ。あいにく曇っていたけれど、背振山系、
小郡から三井郡まで続く筑紫平野の北部、有明海まで蛇行する
巨大な筑後川、八女方面の山地など180度のパノラマを満喫。
変わることのない雄大な景色。

久しぶりに福岡に還る(2)

2008-09-17 00:21:08 | 福岡
福岡空港には父親が車で迎えに来てくれていた。
そのまま久留米の実家まで車に揺られて帰る。
所要時間40分。意外に福岡空港と久留米は近いのだった。

実家で父と母と遅い夕食をとる。僕と父は缶ビール、
母は梅酒を片手におびただしい数の小皿の並べられた食卓で
談笑しながら夕食をとる。イカの刺身、マグロの刺身、
サバの刺身、卵焼き、つけあげ、鳥のから揚げ、カレー、
オクラ、ポテトサラダ、普通のサラダ、生ハム、明太子、
巨峰、梨。などテーブルの上には数え切れない小皿が載る。
うちはそうなのだ。

「お父さんもお母さんも何一つ不自由のない生活を送っている。
息子が結婚してないことを除いて」などと父親が説教を始める。
そんな話のあと、母が言う。
「お母さんも、お父さんも島人、だなんて馬鹿にされ続けてきたけど
こんな今は幸せになって」という。
そう、うちの親は、というか僕も含めてもともとは鹿児島の南西諸島の
離島の出身で、その意味で島人なのだ。でも、そんなことで馬鹿にされた
なんてちっとも僕は感じたことなかったんだけど。親は感じてたんだな。
そう考えると親が急に島人に見えてきた。それで急に愛おしく見えてきた。
だって親が何かに劣等感を持つなんて、
そんな状況想像したこともなかったもんな。

久しぶりに福岡に還る(1)

2008-09-16 00:00:59 | 福岡
三連休の初日、やっとのことで航空券を買い、帰国以来一度も
足を踏み入れていなかった実家のある福岡に飛行機で向かう。
出張でチョロチョロ、大阪や広島には行っていたのだがまとまった
時間がとれず、もう3カ月近く経ってしまっていたのだ。

浜松町の駅からモノレールに乗る。モノレールに乗るのも
すごい久しぶりだ。何年ぶりだろうか?
モノレールに快速だの、区間快速だのいろんな種類があったのに驚く。
それから窓から見える景色も、高層ビルや高層のマンションが立ち並び、
僕の知っている、あの殺伐とした臨海工業地帯ではなくなっている。
一箇所、モノレールが川沿いというか運河を通るとき、小さな浅瀬で
海鳥というか浜千鳥かそういう小さな鳥が集団で休む場所があるのだが、
そこだけはあの頃のまま、やっぱり小鳥たちがコロニーを作って休んでいた。

羽田に着く。ターミナルが全日空と日本航空で分かれている。ああ、
新しいターミナルができたんだな。
5時10分発、福岡行きのゲートには20分前から人がもう長蛇の列を
作っていた。15分前、登場ゲートが開く。長蛇の列が機内に吸い込まれ始める。
と、ゲート近くに座っている人たちが次々に立ち上がって、
列に割り込み始める。これじゃ、列作る意味ないやんけ。
でも、どんどん割り込みの人々は増えていき、もともとの列とぐちゃぐちゃ
になっていく。誰も何も言わない。
ああ、やっぱ九州人だよな。整列も割り込みもどうでもいいんだよな。


秋祭りの気配

2008-09-10 23:23:09 | 西荻
今の仕事でカタログの編集を手伝っているのだが一日中
文字とにらめっこで夕方ぐらいには目がしょぼしょぼし始める。
入稿するまでの最後のあがきだよな。

ということで毎日家に着くのが夜の10時半とか11時とか。
文字ばっかりの一日だよなあ。

駅からアパートまでの商店街を歩いていると
秋祭りの提灯が早くも、通りの電柱にかかっていた。
そういえばこないだおみこし担ぐ人募集中のポスターがあったな。

東京、西から東へ

2008-09-08 22:29:03 | 東京
よく考えると僕は東京の西部に住み(西荻)、
仕事場は四谷、途中下車して立ち読みしたり、
飯食ったりするのは新宿と中野、と思いっきり
西のほうしか行動範囲に入っておらず、東京駅より
東のほうにはまったくと言っていいほどいかない。
仕事の関係で清澄白河の現代美術館に何度か行ったが
あまりに見慣れない街で、キョロキョロしてしまった。

ということで今日は仕事の関係でいろんなオブジェを
買わないといけず、まず四谷へ行く。そのあと銀座へ。
銀座のあと、六本木のAXISビルへ。AXISビルとは
日本のコンテンポラリーデザインの殿堂ではないか。
みすぼらしい格好、というかおしゃれっ気も何もない
どこにでもいそうなサラリーマンの格好だったので
異常にきまづかった。他のお客さんはオシャレな、
美意識の高い生活を送ってそうな若い男女ばっかりだったしね。

9月になって

2008-09-06 00:52:08 | 西荻
9月になって学校が始まったせいか、朝の電車の
通勤ラッシュがちょっと激しくなったような気がする。
西荻の駅の自動改札の込み方とか、ホームから乗る
中央線の車両の込み方とか。とはいえ、僕は大体
8時過ぎに西荻から中央線に乗っているのだが、あんまり
学生は乗ってないんだけど。サラリーマンが圧倒的に多いのだ。

諸般の事情で明日も働かないといけなくなり、仕方ないので
夜にコインランドリーに行ってくる。洗濯機を買ってないので
普通は土曜の午前中にコインランドリーに行っているのだが
それが明日はできない。で、洗濯機が回っている間
西荻の北口をぶらぶら散歩する。今は別の街に行ってしまった
友達と行ったことのあるワインバーがまだ残っていて
カウンターだけの細長い店内で、まばらなお客さんが
ワインを飲んでいるのが通りから見えた。

不思議なのは、友達はもう遠いところに行ってしまったのに、
こうやって西荻であったりした思い出だけ残っていて、
行ったことのある店の前を通るたびに、その思い出が蘇ってしまうのだ。
全然、前向きじゃないけどね、こんな気持ち。

フランス語合宿

2008-09-02 23:39:48 | 西荻
実は仕事の関係で某展覧会のカタログを作ることになっているのだが
それが英語とフランス語の二ヶ国語表記。もともとの原稿は日本語。
で、英語とフランス語の訳が日本語の原文に的確で、かつ
それぞれに対応しているのものか(厳密に言えば三つの言語は
まったく違うものなので、対応するかどうかなんて考え自体
ナンセンスなんだが)調べている作業を今週はやっている。
カタログ、300ページ。各ページ、英仏二ヶ国語表記。めまい。

日本に戻ってもフランス語関係の仕事をしていて、仕事の中で
フランス語を調べたり、質問したりとかそういう作業は楽しいのだが
例によって入稿スケジュールと校閲の作業に大きな開きがあり
事務所でカタログのエディター(でもフランス語は解しない)と
ああでもない、こうでもない、と3時間ぐらい会議し、途中から
合宿みたいになっている。土曜も休日出勤で合宿だよ。とほほ。

仕事のあと西荻に帰宅。
どうしてもカレーが食べたくなり、北口、自分ちに近い側の
本格カレー屋、ミルチに行く。本場というか、南アジアの人が
やっているんだけど。
勇んで行った割に閉まってました。張り紙を見ると、5日まで休み。
そんなバカな。南口のミルチにどうぞ、と書いてあったので
南口店に行くが、どうも接客がホスピタリティーゼロで入りずらいので
今夜は却下。やっぱ自分は北口のミルチがいいんだよな、などと考え
西友でおかずとビールを買って帰る。もう秋だしそろそろ
自炊始めなきゃなあ、なんて。

福岡自慢

2008-09-01 01:32:50 | 福岡
9月の中ごろの三連休、福岡の実家に戻ろうと思っている。
実はフランスから日本に戻ってから、なんやかんや
バタバタして全然実家に戻ってなかったのだ。親の顔も見てないし。
福岡といっても博多ではなく、福岡県南部の久留米市なんだが。
最近、自分の周りに福岡の人間がたくさんいてなんかうれしい。
同じ部署にも一人北九州出身の同僚がいるし、仕事の関係で
お世話になっている美術館のキュレーターも福岡の出身だし、
こないだ仕事で知り合った写真家の人も福岡だった。
吉井町の人だったが(ちなみに今は市町村合併でうきは市になっている)。

福岡の南は筑紫平野に抱かれたまっ平らな大地が広がっている。
たまに地平線なんかが見えたりする。西鉄電車に乗るとそれは
すぐ分かる。天神から急行電車に乗って、福岡都市圏を駆け抜けると
朝倉街道を過ぎたところで、広大な、視界180度に広がる
水田地帯が現れる。右手に背振山地、左手に耳納山地、そして目の前に
有明海まで果てしなく続く稲作地帯が広がる。
秋などは一面金色の稲穂が風になびく、金色の大地が現れる。
その向こうに筑後平野随一の高層ビル、久留米市役所が忽然と佇んでいる。
筑後川を背景に沈む雄大な夕暮れの太陽。カササギが飛んでいく
緩やかな冬景色。日本の原風景のような筑後川温泉。
物価も安いし、九州各地から人が集まっているせいでヨソモノ
意識のない、開放的な土地柄だし(久留米市以外は知らないが)、
ほんと、暮らしやすか場所たい。福岡は。
と、帰省を前にお国自慢してみた。