日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

アントワープへ3

2014-03-31 21:58:17 | 海外(フランス、スペイン以外)
翌日僕はホテルをすこし早くチェックアウトし、
旧市街まで降りていって古い市街地を横切り、
川沿いの散歩道をぶらぶら歩く。川と言っても
大型船舶が航行できるような幅を持った大きな川だ。
川の向こうにはアントワープのベッドタウンとおぼしき
団地群が連なっている。



そのあと旧市街に引き返すと、ちょうど日曜市をやっていた。
アンティークやら、植物の苗や球根など、いろいろなものを
店先に並べている。球根とか多いのはオランダが近い記しなのかな。

アントワープへ2

2014-03-27 23:11:59 | 大阪
ホテルで仮眠をとったあと、夜空も薄くなり始めるころ、
夕飯を食べに町に繰り出す。

今回はガイドブックというものを持ってこなかったので
ネットで探した情報を頼りになんだか手探りで町を歩くような感じ。

アントワープというのは予想通り、あまり大きな町ではなく、
中央駅からブラブラ歩いているうちに、あっという間に
町の中心部、つまり大聖堂と市庁舎広場についてしまう。



そして大聖堂を見上げる広場に面した、いわゆる観光客向けの安易な
レストランに入ってベルギー料理を注文する。こんなこと昔の僕だったら
絶対していないはずだ。そんな団体観光客が安易にするような行動なんて。

とは言え、じゃあ、本場の、地元の人でしか味わえないような
大衆食堂がどこにあるのか知っているのか、また果たしてフラマン語も
勉強するほどアントワープを下調べしてやってきたのか、と自問すると
そうでもないので、まあ、観光客ずれたカフェでもよしとしよう、という腰砕けな結論。

とはいえ、フランドル風シチューとか、海老コロッケ(なぜか名産らしい)
を食べると、ことのほか美味で、うれしい気持ちになる。
料理ってほんと、偉大だよな。

写真は夜の闇に浮かぶ、大聖堂。ネロがパトラッシュと一緒に見た
ルーベンスの絵画もこの中にあります。




アントワープへ(1)

2014-03-24 21:54:07 | 海外(フランス、スペイン以外)
週末に思い立ってアントワープへ行ってみる。
年が明けてから残業ばっかりでまったく休んでなかったんで、
旅行でもしなきゃ、やってられんばい、という気分。

それでなんでアントワープに行くことにしたのかよく分からない。
昔から好きな遊佐未森の「アントワープへ」という歌に
よるところが大きいかも。

いつかあなたと行きたい
美しいあの町へ

というだけの至極シンプルな歌なんだが、ふっと心に残るような歌だ。

なんてぼんやり考えているうちに電車はパリから2時間ほどでアントワープに到着。
目を見張るような近代的で巨大な駅にちょっと拍子抜けする。ファサ-ドは
古典的なんだけどね。



そして冷たい北風の吹きぬけるなか、ぶらっと町を歩き始める。
ああ、こうして本当にアントワープまで来たんだなあ、なんて考えながら。



駅前は聞いていたとおり、ダイヤモンド関連のショップが軒を連ねる。
ユダヤ人風の人々とも何度もすれ違う。一種独特な雰囲気なんだ。




3月になると

2014-03-09 12:53:12 | フランス
忙しいやら、精神的に余裕がないやらで、あっという間に
3月になってしまった。この時期になると、毎年なんだが、
初めてフランスに旅行した大学時代を思い出してしまう。
ちょうど3月一ヶ月かけてフランスをあちこちふらふら旅行したのだ。
たぶん、そんな経験が心の中に入り込んで、今の自分がいるんだろうな、
という気がする。

そして久しぶりに母親から手紙が来ていた。
3月末に鹿児島市に旅行に行って、5月に親戚の集まりで種子島に行って、
夏には北海道に家族旅行するらしい。なんだか旅行ばっかりしている。

手紙の最後のほうに、「歳をとると楽しみが少なくなってきます」
とさびしそうに書かれていた。親が、自分のことを歳をとって、なんて
言うことは今までなかったので、なんだかしんみりしてしまった。
そういう僕だって歳をとってるんだけど。