日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

博多の生業

2010-07-29 15:14:11 | 福岡
今週末に福岡の実家に久しぶりに帰省する予定なのだが、
実家の親から電話がかかってきたりして、かなりうざい。
まあ、何時に家に着くのか、出かける用事もあるようなんで
前もって知りたいだけみたいなんだが。好きなときに帰らせてもらいたか。

ところで、最近羽田空港の書店で「博多ルール」という本を購入した。
博多の在住の人間ならではの特徴や生態などが網羅されていて
僕のような福岡人はついニヤニヤしながら読んでしまうのだが。

ラーメンの麺はカタ麺に限る!
東京のブランドや流行には飛びつかない!
「ひよこ」は東京土産ではなく、博多土産!
山本華世を見ない日はない!
合言葉は「博多、よかとこ!」

と郷土愛であふれた一冊になっとるったい。
この本によると、東京と対抗心で郷土愛を語る大阪、
変な自虐意識のある名古屋、本土への複雑な意識のある沖縄、
と違って博多は、脳天気に手放しで郷土愛をアピールする場所のようだ。

「博多人は天真爛漫に地元愛をアピールし、引き気味のヨソモノでさえ
「博多よかとこ」とラブモードに引き入れてしまう。
日本人ってのは、もっと謙遜したり、建前を重んじたりする民族じゃ
なかったのか?」(P4)
と書かれている通り、福岡人の自己満足および郷土愛いっぱいの
一冊になっています。よかとこやけんね、福岡は。

高野山行き

2010-07-26 00:10:15 | 大阪
高野山に行ってきた。人から話を聞いて、なんか
行かなければならないような、パワースポットに呼ばれているような
変な思い込みで行ってみたのだが。

いつものように行き当たりばったりで思いついて家を出たので
電車の乗り継ぎとか全然悪く、あらかじめ接続も調べておらず、
やっとのことで高野山の駅に着いたときにはもう夕方の4時半。
しかも、勝手に僕は駅前に参道が広がっていると思い込んでいたのだが、
単なる山の中。高野山まではバスかタクシーでまた行かないといけないらしい。

駅構内の高野山マップ(之も初めてみるもの)を眺めて思いのほか
巨大な町ということを発見。とりあえず一番有名な金剛峰寺まで
タクシーで連れて行ってもらう。
「参観は5時までだから、もう時間間に合わんよ」と
運転手に言われる。
「タクシーも5時までだから、帰りはバスに乗らんと」とも言われる。
そうか、帰りはバスで駅に戻るのか。
「地元の人はタクシーなんか乗らんけんのお」と全うなことも。

やっとのことで金剛峰寺到着。時間が過ぎていて拝観できず。
そのあと時間も省みず2時間の参道を歩いて訪れた奥の院も拝観できず。

慣れというもの

2010-07-23 15:11:02 | 大阪
あまり世の中を達観したり、老成した目で眺めたいと思わないのだけど、
逆に言えばいろいろなことに驚いたりショックを受けたりしたいのだが、
今日、突然気がついた。大阪南部に慣れてきていると。

最初に南海電車に乗ったときには、窓から見える町の光が
中央線の灯りと比べて、当たり前だけど余りに暗くてドン引きしたのを
覚えている。あと近所のオバちゃんがあまりに厚化粧で、
驚いたのを覚えている。わずか2ヶ月ほど前の話だ。
それが今じゃ、南海電車に乗って窓の外が真っ暗でも、
化粧の濃いおばちゃんが尋ねてきても、なんら不思議も感じず
普通に対応する自分がいる。慣れっておそろしかばい。

いやあ、でも、僕の母親がなるだけ化粧はしない主義で(今も)、
かつ九州人らしい派手な顔立ちなので、眉毛が濃くて、
鼻筋が通っていて、そういうのを間近に見て育つと
こっちのおばちゃん、ちょっときついかも。

門仲2日目

2010-07-20 14:30:50 | 東京
東京滞在中、翌日も門仲の富岡八幡宮に行く。
前日、おじいさんが言っていた境内の中の歴代横綱の碑というものを
この目で確かめたくなったからだ。
朝の境内は光がまぶしくて、陽だまりの合間を多くの人が行きかっている。
僕は軽くお祈りをすると、境内の奥のほう、横綱の碑の看板のほうへ歩いていった。

あるある、巨大な岩の塊がいくつも並んでいて
そこに横綱の名前が書かれている。江東区は国技館があるせいか、
横綱の部屋も多く存在していて、昔からこの国技と切っても切れない関係にあるらしい。

そのあと伊能忠敬の銅像を横目に、門仲の商店街に僕は戻っていった。
なんか、八幡宮の中に30分ほどいただけなんだが、
妙にすがすがしい気持ちになったよ。

門仲界隈

2010-07-19 09:08:44 | 東京
前期最後の大学院の授業ということで、
土曜の朝から東京に滞在。土曜の授業を受け、あとは
月曜の夜の授業を受けて大阪に戻る予定。

今回、ひょんなことで門前仲町のホテルに滞在していたのだが、
門仲、なかなかいい。浅草みたいに夜8時になると
ゴーストタウン化するようにお年寄りの町でもないし、
若者もそこそこいて活気があるし、あと
町の露地のあちこちにグルメなレストランとかもあるし。

ちょっと暇つぶしに区がやっている江東区の資料館に
行ってみたらそこの区のボランティアの観光ガイド員の人が
「江東区にお住まいですか?」などと話しかけてきて、
「いや、今日は大阪から来ています」と返事をすると、
そのあとひとしきり江東区の歴史と観光スポットについて
30分ぐらい説明してくれた。

写真は伊能忠敬が測量前に必ずお参りしていたという
門仲の富岡八幡宮(ガイドさんの話)。
都内有数のパワースポットだという。

昔の家族

2010-07-16 17:15:08 | 自分について
かなり昔、というか自分の小さい頃の話を思い出した。

僕は幼少の頃、鹿児島の種子島の片田舎に住んでいて
そこでゼロ歳から3歳ぐらいまでいたのだが、親がどこかから
買って来た「クマ五郎」というぬいぐるみがいつもいて、
そのクマと一緒に寝ていた。または友達代わりに、そのクマの
ぬいぐるみに話しかけていたっけ。

それから家に「ミー子」という野良猫が住んでいて、
その猫が家の中にいつも入ってきて、一緒に昼寝したり、
一緒にテレビを見たりしていたっけ。僕は小さかったので
あまり覚えていないのだが、種子島出身の親がよくそのことを話していたっけ。

子供の頃は猫もぬいぐるみもみんな同じ世界に住んでいて
生きているかどうかとか、人間だとかそうじゃないとか
あんまり関係ない、そんな世界に暮らしていたっけ。
そんなことを種さんのブログを読んでいて思い出してしまった。

http://www.tomokotane.com/blog/

大阪の中の島

2010-07-11 04:23:16 | 大阪
大阪市大正区は実は島である。南北4キロ、東西2キロの区の範囲は
すべて川に挟まれていて、川を越えないと大正区にたどり着けないのだ。

行き方もよく調べず、南海の汐見線(この路線もびっくりするほど
ローカルでいい味出してるが、それはまた次の機会に)
の駅でおりて西成区の町をぶらぶら川に向かって歩いていく。
僕は町工場と飲み屋と住宅の混在するこの界隈を適当に歩いていくと
橋に着くと簡単に考えていたのだが、行けども行けどもどこにも着かない。
こりゃ、迷ったかな、と思っていると、自転車に乗った人たちが
吸い寄せられるように入っていく小路がある。僕も後に続くと
いきなりちょっと高くなったコンクリートの堤防、
そして渡船場の乗り場が姿を現した。

北のほう、はるか向こうに巨大な橋げたが見える。そうか、この川は
あまり橋が架かってなくて船で行き来しているんだなあ。
写真は、川向こうの大正区からやってくる渡し舟。
15分おき、市営なんで無料で乗れます。

マグレブ行き(1)

2010-07-08 07:03:31 | 海外(フランス、スペイン以外)
今年はいろいろな事情から、20年ぶりに北アフリカに
行ってみようと思い、まず手始めに地球の歩き方モロッコ編を
買ってみた。

よく考えると大学生のころ、モロッコに行ったことがあるのだが、
そのときも地中の歩き方を持っていったような気が・・・。
僕はあまり進化していないかもしれないなあ。
まあ、普通に結婚して、家族とか持ってたらぷらっと
夏にモロッコ一人旅なんてしないだろうが。

「木」

2010-07-04 10:21:00 | アート
youtubeにシャルロット・ゲンズブールの新作映画「the tree」
のトレイラーがアップされていた。原作は「木の中の私の父」
というタイトルの小説のようだ。今年のカンヌでも上映があったらしい。

一本の木、が主人公の映画のようだ。なんか平原とか
空気感とか、空の色とか、いい感じのトレイラーになっていて
しばし見とれてしまう。