日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

2014年を迎えて

2014-01-04 21:22:24 | 福岡
大晦日の日に僕は東京に移動した。翌日の元旦には東京からフランス行きの
飛行機に乗るために、慌てないように前日から東京入りしようと
思ったわけだ。

31日の午後、福岡空港まで姉が来るまで送ってくれる。車には
母親も同乗していて空港まで見送りに来てくれる。途中で車を降りて、
空港近くの牧のうどんに入る。もう長いこと福岡のうどんを食べていなくて、
無性にうどんが食べたくてしょうがなかったから。
ちょっと並んだ後、店内に入るともう午後3時近いのに店内は満員。
みんな一心不乱にうどんを食べている。僕も頼むと、すぐさま、あの
甘いだし汁の、やわらかい、こしのない福岡の定番うどんが出てきた。
感動しながらうどんをすする。

数時間後、東京に着いてテレビで紅白でも見ながら、ホテルの部屋で
一人酒を飲む。なんかリラックスしていいのだが、ちょっと物寂しい。

翌日は朝一で成田に向かうために、6時ぐらいにおきてホテルの
朝食ビュッフェに行く。朝は食欲もないので、ぼーっとしていると
ホテルマンの白髪の老人が寄ってきて「ぜひ、おせちを食べてください」という。
よく見ると、正月特別メニューでビュッフェの中に、おすいものとか、
おせちとかが紛れ込んでいる。といってもそんなおなかもすいていないので、
コーヒーを飲もうとすると、またさっきのおせっかいなホテルマンがやってきて、
コーヒーなんていつでも飲めるんだから、おせち食べて、と言いにきた。
確かに正論だけどなあ。


あら鍋を食べに

2014-01-02 11:04:08 | 福岡
年末の久しぶりの帰省中、両親、姉夫婦そして甥っ子の総勢6名で
ぞろぞろと福岡市内の料亭まで、アラ鍋を食べに行った。
実は、アラ鍋というものを今まで食べたことがなかったのだが、
齢もう45歳にもなろうものが、福岡の冬の風物詩でもあるアラ鍋を
食べずに、偉そうに九州人ぶってていいのだろうか、などと思い、
一念発起して天神の料亭まで行ってみた。

通された料亭はたたみの和室の個室になっていて、
個室にはちゃんと床の間、掛け軸、そして伊万里焼なんかの
陶磁器も飾れている。そしてサービス係の女将さんが
丁寧に梅酒や焼酎を造ってくれたり、そして鍋に
アラや野菜を入れてくれてよそってくれたりと、われわれは
何もすることがないのだ。これで会話とお酒に集中できる!

念願のアラ鍋はおいしいことにはおいしかったのだが、
白身魚の限界というか、コラーゲンをあまり堪能できなかったというか
なんかあっさりしていた。あまり過剰な期待をアラに抱きすぎていたせいか。
ちょっと拍子抜けしてしまった。でもこんなこと人生にはよくあるなあ。

家族や親戚の団欒は、甥っ子がいつものようにはしゃぎまわり、
物まねを始めたりして、にぎやかなもんだった。福岡は
いつも愛が溢れているなあ。