日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

大阪一日目

2010-05-31 22:19:16 | 大阪
大阪に週末に引っ越して、今日が初めての大阪出勤一日目。
大阪といっても大都会の市内じゃなくて、かなり田舎の南のほう。
右も左もわからないまま、流されてとりあえず大阪に来たという感じ。

大阪にはあまり今まで縁もなく、住んだこともなかったんだが、
なんか大阪市自体は面積もそんな広くなく、コンパクトな感じ。
コンパクトな中にいろいろな表情を見せる多様な街が
詰まっている感じ。繁華街も、高級ブランド街も、風俗街も
みんないっしょくたになっているような。

といっても僕も日曜に引っ越してきたばっかりだから
よくわかってないんだけどね。

新しいページへと

2010-05-28 18:08:45 | 日本
土曜には大阪に引っ越すというので、引越し準備をしているのだが
知らないうちに増えてしまった雑貨や本やよく分からない器具を前に
何の整理もつかないで時間だけが過ぎていく。
2年前にフランスから戻ってきたときにはあんなに何もない
空っぽの部屋だったのに今ではこんなに無駄なものが増えている。
所有は悪、なんてえらそうなことを僕は言っていたが
結局たくさん自分だって所有してるじゃんか、などと自問。

何事も実感がわかないと前に進めない。大阪に行くことをようやく
頭の中で想像できるようになったのは引越し前日の今日だ。
大阪への移動の為のバスのチケットも今日ようやくネットで手配する。

転校を続けていた子供の頃は新しい街や新しい学校、新しい環境に心が躍ったものだ。
新しい町に出会うことや、新しい人間関係に出会うことを
億劫がらずに、心を開いたままでいよう。

東京最後の1週間

2010-05-27 07:05:29 | 東京
今週は東京に滞在する最後の1週間ということになる。
というのも今週の土曜には大阪に引っ越してしまうため。
いろいろな風景を忘れないように、とか思うと
ついあちこち途中下車したり、用もないのにブラブラしたくなってしまう。
といいつつ、そういう場所はかなり限定的で
荻窪駅前とか中野サンモールとか、全部中央線沿いの場所ばかりなんだが。
今日は天気がよいといいなあ。

行きがかり上

2010-05-23 21:53:06 | 東京
僕は今、大学院の国際政治学科の修士に通っているのだが、
本当はその学科に行こうと思っていたわけではなく、なんか
コミュニケーション学科とかそういうところに通おうと思っていたのだ。
で、8月のある暑い日に、入試説明会を聞きに行ったら、
コミュニケーション学科の隣で国際政治学科の説明会をやっていて
説明だけ聞いていたら国際政治のほうが面白かったので、急遽
国際政治学科に鞍替えしたのだ。ということで、今の
学校の勉強とか専門とかあまり深く考えてやっているわけではない。
なんか行きがかり上そうなっただけなのだ。
なんとなく面白いから、というだけの理由で。

とそれはさておき、実は急遽大阪に転勤することになって
今引越し準備でバタバタしている。これも行きがかり上の話で
何の必然性もないような気がするんだけど。まあ、いくら強がり
言ったとしても僕も会社員なので転勤するときには転勤しなきゃ
いけないんだけど。
ちょっとフランスが遠くなってしまうのが残念。心理的距離が。
今度の仕事はフランスとは関係なさそうだし。




人生をさぼっているということ

2010-05-21 00:19:06 | 自分について
今日は大阪出張最終日で、空港で東京行きの便を待っていたのだが
モニターからお昼のワイドショーみたいな番組が流れていた。
芸能人のゴシップとかファッション情報とか、大学生の暇な時期は
面白がってみたこともあったのだが、社会人になってせわしい
生活になってからはほとんど見たことがなかった。今じゃテレビの
ない生活だし。で、懐かしいと思ってみていたのだが、内容は
20年前と何も変わっていなかった。
「俳優のMKとタレントのKYが破局」とかそんなどうでも
いい話題。でも、そんなどうでもいい話題を司会者とか
出演者とか真剣な顔で討議したりする。こんな番組見てるのは
なんか人生の無駄遣いだよなあ、なんて気がしてくる。

それででも、夜、種さんのツイッターなど見ていて、
仕事ばかりして人生をさぼっていると、そのあと豊かな
人生は訪れない、みたいなことが書かれていてちょっと身につまされる。
たしかに、友人と楽しんで話をしたり、バーベキューやったり、
家族で海に行ったり、旅行に行ってすばらしい景色を見たりとか
あまりやっていない。せこく働いているだけだ。まあ、ちょっと
勉強もしているが。人生をさぼっているような気がしてくる。

大阪出張

2010-05-19 08:01:01 | 日本
今年はできるだけ出張しないようにと思っていたのだが、
なぜか仕事の関係で大阪に出張。
ホテルと職場の移動だけなんで何も書くことがないのだが、
窓から見える山なみとか見ていると、ああ、遠くに
来たんだなあと望郷の念、ひとしきり。
今更ながら、西荻のゆるい空気がなつかしくなるのだ。
と言っても、木曜にはもう東京に戻るんだけど。

同じ場所にとどまるのはよくない、ずっと
移動し続けなければいけない、と昔から思っていて、
移動自体は嫌いでもないのだが、最近保守化が進んでいるのか。
安定した場所もあってもいいのかな、などと思ってしまう。

川崎の風

2010-05-15 00:09:51 | 東京
今日は仕事の関係で川崎に行く。川崎と言っても
武蔵小杉とかのほうだ。北部というか内陸部の東京の
ベッドタウン的な雰囲気の漂う地区。

外勤を終えて駅までの道を歩いていると
たまたま初夏の木々が風になびいている姿に出くわして
思わず一枚写真を撮る。植物ってすごいなあ、とよく思う。
何も言わずに、でもその場所のランドスケープにすごい
存在感を示してるしなあ。

流動化する未来

2010-05-12 05:57:41 | 自分について
他人のブログを読んでいたら、「下手なやつにスランプなどない。練習すれば
いいのだから」という言葉が出てきて、なんか身につまされてしまった。
十分、練習しないで、「無理だあ」とか言っているかも、自分。

古い友人と新宿のスペイン料理やで食事していたのだが、
大学院を卒業したあとどうするのか?と聞かれる。実は修士はあと
1年足らずで卒業するのだがその後のことをあまり考えていないのだ。
「人生も折り返し地点を過ぎたし」などと言われる。実際にそうなのだ。
今の仕事をずっと続けていくのか、福岡に戻るのか、それとも
また海外に行くのか。でもきっとまだ練習が足りないんだろうな、自分には。

九州出身者の集い

2010-05-08 23:23:15 | 東京
ひょんなことで九州出身者の集いの飲み会に呼ばれた。
通っている大学院のゼミの関係者で、たまたま九州出身者が集まるとのこと。
九州出身といいつつ、大半が福岡市内の出身者だったが。
九州出身なのに、今や仕事の関係で北海道に住んでいる人などいて
いろいろ話が聞けて楽しかったなあ、純粋に。

演劇の話なんかをしていたときに、隣に座っている女の子が
福岡と東京の圧倒的な差はやっぱり、展覧会の数や
演劇の上演の差だ、と言っていた。僕もそう思う。福岡住んでても
演劇とか見る機会ほとんどなかったもんね。劇団四季は別として。
でもそういう違和感とか感触とか安心して話せるのは
九州出身者同士だからなのかな。

ミラーボール

2010-05-05 23:24:57 | 音楽(種さん以外)
連休中にあまりにいろいろあちこち行き過ぎて、
今日はバテ気味で家の近所をブラブラしていたのだが、
なんか空を見ていて、90年代によく聞いていた
everything but the girlのミラーボールという曲を思い出した。

some good times i remember
my birthday that September,
we lay down on the lawn,
and counted until dawn,
the stars that we lay under.
And is he still, I wonder,
the fairest of them all, mirror,

芝生のうえに寝転がって夜明けまで数えて。
EBTGのボーカルだったトレーシー・ホーンは
感性がすごく細やかでナイーブなんだと思う。



箱の中の小宇宙

2010-05-03 11:37:19 | アート
連休を利用して、千葉県佐倉市の川村記念美術館の
ジョセフ・コーネル展を見に行った。なにしろ初めて行くもので
友人と迷いながら、ものすごい時間をかけて行った。
実際佐倉駅からものすごい遠かったし・・・。

いやあ、コーネル展すばらしかったです。展示ホールと
展示作品が一体となっていて、コーネルの作った箱の中の小宇宙に
鑑賞者である僕もそのまま吸い込まれていきそうな空間。薄暗い
展示空間にはいくつもの星があちこちにちりばめられていて、
一層神秘的な雰囲気をかもし出している。小箱のよこには
高橋睦朗の短い、でもつい引き込まれて読んでしまう詩が添えられている。
いやあ、アートってこれまで鑑賞者が作品を眺める、っていう
感覚が強かったんだけど、このコーネル展の作品群は作品たちが
それぞれ発光して、不思議な光を発して、見るものを別世界にいざなって
くれるみたいな感覚を覚えたなあ。よくこんなこと思いついたなあ。

常設展のロスコルームは、まるで聖堂のようでした。

あのエントランスとか、あの坂とか、あの芝生とか、
咲いていたつつじとか、アート広場のヘンリー・ムーアとか、
展示室の窓からふと見えた周りの木立とか。なんにも
構えなくても、難しいこと考えなくても、リラックスして
アートと対話できる空間だった。