日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

アルコール三昧

2009-12-27 22:23:25 | 東京
今月は忘年会が続いて、ほぼ一日おきに呑んでいる。
せっかく痩せたのにまた戻ってしまったぜ。
アルコールって怖いなあ。
これで実家帰ったらまた毎日ビールだの焼酎だの飲まされるんだろうな。
ということで明日から帰省します。

クリスマスの思い出

2009-12-24 22:10:31 | 自分について
あっという間に今年一年過ぎてしまった。
敬愛する種ともこのTWITTERに彼女のつぶやきが
出てたんだけれど、あまりにもよかったんでここに記しとくよ。

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最近、夕陽がきれいだなあ。冬の夕陽を見ると忘れてた子供のころの
気持ちが胸にあふれたり、知らない街に行きたくなったりする。何か
が私を呼んでる気がするんだ。その何かが知りたい。
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実家に電話すると母親が尋ねてくる。正月はいつまでいるの?と。
せっかくだからみんなで集まるおせち料理を頼もうと思うんだけど、
僕がいつまでいるかで量が変わってくるから、教えてもらいたい、と。

ふと僕がすごい小さい、幼稚園ぐらいのときを思い出す。
僕は福岡の小さな町に住んでいたんだけれど。
クリスマスの前に、母親が僕と姉に内緒にプレゼントしようとしていた
ぬいぐるみを勝手に見つけてしまったことがあった。
母親はどうも素材を買ってきて、それを手芸して僕と姉に
プレゼントしようとしていたらしい。「これなに?」と聞く僕に、
母親は「プレゼントしようと思っていたぬいぐるみ」と決まり悪そうに
答えたっけ。手には作りかけの、小さなクマのぬいぐるみを持って。

そしてクリスマスケーキを作るための料理講座に通って、
クリスマス当日には僕も姉も大喜びするぐらいの大きな、でも
手作りのクリスマスケーキを作って持ってきたっけ。
みんなで部屋の電気を消して、ロウソクの灯を消した夜。

アメリカの影

2009-12-22 23:26:06 | 東京
昨日の晩は、渋谷の居酒屋でまた忘年会。今年の忘年会はあとは
今週末の土曜を残すのみ。ということで今日は一人で家飲み。
飲みながら、ガツガツ、営業実績重視で働いていないから若いんだ、
みたいなことを他社の人に言われる。たしかに僕は緊張感ないかも。

家に戻るといきなりニューヨークの友人から電話がかかってくる。
もう10年以上前から知っている、古い女の友達だ。
昔西荻に住んでいた彼女は今じゃもうニューヨーク在住歴8年というところ。
アメリカの市民権も持っている。こないだクリスマスカードを早々と
送ったので、それで思い出して連絡くれたみたいだ。

電話が終わった後、酒を飲みながら少し彼女のことを思い出してみた。
彼女の顔とか、居酒屋で酔っ払って騒いだときのことなど。
あと今年会ったいろいろな人のことも回想してみた。
仕事の関係であった写真家とか、種子島で会った遠い親戚とか、
フランスに残してきた友人のこととか。人生は8ミリフィルムのようだ。

時代の空気、12月の空気

2009-12-19 09:30:25 | 東京
用事というか、修理に出していたパソコンを取りに吉祥寺まで行く。
修理代が高かったので、結局修理してもらわなかったんだが。
吉祥寺の駅前に派手な電飾が設置されているのを見る。
よく考えたら一年前、この場所の近くで・・・、などと回想。

時代の空気というものがある。フランス語で言うと、AIR DU TEMPSか。
時代や社会の空気というものがあって、同時代に、同時発生的に
でも別々の場所で、別々の人が同じテーマを掘り下げ、
その分野が発達していくのだ。
ルソーやモンテスキューやさまざまな思想家が現れた光の世紀
と呼ばれている、18世紀など・・・。
では今の時代の空気はなんだろうか? 何が触媒になり、
何が起ころうとしているのだろうか? などと一瞬思ってしまった。


学生ぽい一週間

2009-12-18 00:07:56 | 東京
今週は今年最後の授業の週と言うことで、補講もあわせて
月、水、金、土と一週間に4日も大学にいく羽目に。
普段は週2ぐらいしか行ってないので、結構慌しい。
水曜には演習で発表をしないといけなかったため、
準備が間に合わず、午後は会社の休みを取ってしまった。
なんか大学中心に回っている一週間なのだ。
発表では1995年に発表されたバルセロナ宣言について
10年経って、どのように社会経済の枠組みが変わっていったかあ、
とかそういう地域統合論的なことをべらべら話した。
地中海の北側と南側の二つの岸辺。二つの社会。まあそんなとこだ。
さて次は何の科目だっけ・・・。

師走が始まった

2009-12-13 22:36:55 | 東京
ただでさえ仕事が多いのに、師走になった途端やらなくては
ならないことが加速度的に増えた。
仕事の一方で、大学院の授業と発表も控えており、論文とにらめっこ。
ちなみに先週かなり手抜きの発表をしてしまい、教授に
かなり怒られてしまった・・・。とほほ。でも、これじゃほんと、
勉強不足だよな。帰省しないで勉強しようかとも思ったが
親もそんな若くないし、顔見に行くのが子どもの勤めかなあ、などと思い
福岡に帰省する予定。
空は曇って寒々しいし、商店街ではクリスマスケーキ売ってるし、
相変わらずパットしない僕は電車にぼーっと乗ってるし、
ほんとこんなの良くないよ、と思いつつやることがいっぱいで余裕なし。

簡単な忘年会とその後の徘徊

2009-12-11 00:01:12 | 東京
同じ部署の同僚でマンガをテーマに何か新しい企画を考えようと
している人がいた。彼女が「今、漫画を読んで勉強しているところ」
みたいなことを周りの人間に言っているのを聞いて、
漫画なんて勉強するもんじゃなくて、読んで楽しむもんだよ、
なんて言葉が口から出かかっていたが何も言わなかった。
漫画を勉強するなんて、その時点で終わってるよ、と実際思うが。

今日は夜、簡単な知り合いとの忘年会があって南新宿、住所で言うと
代々木のスペインバルに行って、コロッケ、トルティージャ、酢づけの
イワシ、マッシュルーム、パエリヤなどいろいろ頼む。スペインワインが
料理にこれがまた、よく合うんだ。ああ、スペインに行きたい・・・。

友人たちと別れて一人で西荻に戻ってくる。大体夜11時半ぐらい。
どっかビールでも一杯飲めるバーでも行きたいなあ、と思って
駅近くを徘徊するがラストオーダーの時間が終わっていたり、
入りにくい雰囲気の店だったりで結局どこにもいけず、仕方なく
セブンイレブンでビールを買って家に帰る。
行きつけの呑み屋とかあれば楽しいのになあ。

コールマイン

2009-12-07 23:17:21 | アート
目黒区美術館で開かれている「文化資源としての炭鉱」展を
見に行く。会場は休日ということもあってかすごい人。
アートとして何かを見つけにいくのか、それとも
ある社会資料として展示を見に行くのか、そのどちらでもあるのか
よく分からないけれど、人でごった返していた。

http://www.mmat.jp/event/tanko/part1.html

種さんの歌で「カナリア」という曲がある。それは
炭鉱のカナリア、という英語の表現をベースに書かれた曲なのだが、
炭鉱夫は坑道に下りるときにカナリアを連れて入る。
というのもカナリアにはどんなかすかな毒ガスも鋭敏に感知する
能力があり、死をもって炭鉱夫に危険を知らせてくれるのだ。
カゴの中のカナリアがぐったりしたら、毒ガスがあふれ始めた印、
早く入り口に引き返して逃げろ、とかそういうサインなのだ。

あと僕は福岡の出身ということで炭鉱はわりと身近な存在だった。
炭鉱の近くで育ったわけではないが、筑豊炭田や三池炭田など
同じ県内の場所ということで何か近くに感じていたのだ。

などといろいろ考えながら展示を見に行ったら、
結局僕は炭鉱のことも、炭鉱で働いていた人々のことも、その炭鉱が
あった時代の日本のことも、戦後史も、労働運動の歴史も、
なーんにも知らなかったんだなあ、ということが分かった。
「筑豊のこどもたち」という土門拳の写真も、もと炭鉱で
働いていたおばあさんたちが筑豊のボタ山の前で何もかも
達観したような笑顔で立っている集合写真も、見ているだけで
語りかけてくる。しかし、それをどう受容したらいいのか分からない。
社会格差の是正とか貧困の削減とか、言うのは簡単なんだ。



表参道の夜は更けて

2009-12-05 08:56:39 | 東京
今日は夜間の授業を受けに行く。南米の軍政下の民主化とか人権運動の
話を聞いていたのだが、いろいろ質問したいと思いつつ、何も質問できなかった。
他の人たちは客観的に、いろいろ質問していて、教授もさばさば答えていた
のだが、なんだか自分の知りたいのはそんなことじゃなくて、もっと他の
本質的な何かなんだという気が強くしたのだが、それが何かよく分からないまま
時間だけ過ぎて授業が終わってしまった。
こういう物事の輪郭が分からないというのはなかなか歯がゆい。しかも
久しぶりだ。物事には輪郭と言うものがあって、たぶん、言語化することに
よってそのラインがはっきりして、問題が明確化していくのだと思うが、
まだその段階にすら来ていない。勉強が足りないんだろうな。

そのあと思いついて地下鉄に乗って表参道まで行ってみる。
イルミネーションをせっかくだから見てみようと思ったのだ。
光と人の洪水の中、坂を下がっていく。

市民不在の政治

2009-12-03 23:49:14 | 自分について
昨日から毎日や読売新聞の記事を読んでいたら
以下のようなものが載っていた。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091203k0000e040083000c.html

もともとここの市長はおかしなことをやっているなあ、
と思っていたが記事の内容が本当だとしたら呆れるほかない。
ブログのタイトルは住民至上主義と名づけているが
じゃあ障害者は住民じゃないのか。障害者の淘汰なんて
ナチスのやったこととなんの違いもない。
そもそも完全な人間なんて存在しないのであって、
人はどこか障害をもったり、不具合があるんであって
彼の言っているような人間が人間を差別するような言い分には
嫌悪感しか感じない。いいのか、こんな市長で。