日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

NOMAD

2011-08-31 13:33:47 | 大阪
今日は会社の会議に出たのだが、非常に面白くなくて
げんなりした。発言の内容が予定調和的で、なんの捻りも
独創性もない、当たり前のことしか話されていないのに
結局それにみんな納得してダラダラ会議が進行してゆくのだ。
なんかこういうのってつまんないよな、と思う。

とそうこうしているうちに、急だが大阪からまた転勤
することが決まってしまった。異動するのは今月の末だが、
残り少ない大阪生活を満喫しなければ。行ってない難波の
バーとか、いろいろ頭の中のアドレスを思い浮かべあせる自分。
引越しの準備とかいろいろあるんだけどね。

語学の才能

2011-08-31 13:33:47 | 自分について
語学についてだが、実は自分は英語がめっぽう下手である。
発音もおかしいし、ちゃんと話せないし、英語圏の国に
住んだこともないので、まったくコミュニケートできない。

でフランス語もあれだけフランスに住んでいて無責任だが、
うまいか下手かといえば、下手だと思う。たまち間違って
話していることもあるし、文章を書かせたら読めたもんじゃない。

最近思ったんだが、関西でたまに大阪弁風な言葉を喋って
みることがある。でも、あまりにもおかしなイントネーションなので
職場の同僚に大笑いされるのだが。日本の方言もだめなようだ。
九州弁を除いて。

ということで最近、反省して、フランス語の学校に登録してみた。
大阪駅の近くにある学校だ。今週の土曜にスペイン語のクラスの
後に行ってみる予定なんだが、どうなるんだか。

鹿児島2日目(4)

2011-08-27 15:12:33 | 日本
九州新幹線に鹿児島から乗り込み、1時間30分ぐらいで
もう久留米に着いてしまう。新幹線の開業に合わせて改装された
真新しい駅舎は、もとのうら寂しい駅舎と違い、活気のあふれるものだった。
もちろん、鹿児島中央駅と比べると人の流れは少ないが、小さな
レストラン街なんかもあって、ぶらぶら暇がつぶせる感じだ。

家に帰ると父が刺身とか、簡単な料理を買って待っていて、
家族と姉と、姉の甥っ子と水入らずの宴会になった。
姉と母は、その前の週、福岡市に出かけたらしく、そのときに
福岡で買った赤ワインとスパークリングワインを出してきて
みんなで味わって飲んだ。甥っ子は西武ライオンズの試合に
釘付けで、ご飯も食べないで一生懸命テレビ中継を見守っている。
父親は「まあ、飲めや」と言って次から次へと
ビールやワインを注いでくる。こういうささやかな時間もいいもんだ、
と思うことしきり。

鹿児島2日目(3)

2011-08-27 15:12:33 | 日本
磯庭園で黒豚料理を堪能したあとは、尚古集成館で鹿児島というか
薩摩藩の近代化の歴史資料などを見学する。奄美、琉球王国の支配の歴史、
江戸時代の薩摩藩の社会的・政治的位置などかなり薩摩マンセーな
書きぶりになっているのが気にかかったが、歴史観とか歴史認識とは
そういうものであろう。というか、同じ国の中でもこうも違うものなのか。

新幹線までの時間が少しあるので、天文館に行ってみる。南九州最大の繁華街だ。
老舗の百貨店、山形屋に行って物産品など見る。僕は山形屋に集まっている
客層など観察する。近隣から集まって来ているような主婦や、やることがなく
暇をつぶすだけの老人(圧倒的に女性)、もしくは買い物に疲れているのか
分からないが、エレベータ近くのベンチに座って宙を見ているおばさん連中
などを見る。ありえないぐらい髪の毛を染めていたり、誰も着ないような
不自然な派手な服を着た中年の恰幅のいいおばさんが一人で、ぐったり
ベンチに座っていた。デパートとは何をしにくるところなんだろうか、と
一瞬いろいろ思いを馳せてしまった。

そのあと今度は話題のマルヤガーデンズという新しい(といっても母体は
老舗だが、最近改装され新装オープン)デパートに行く。
ショップなどのテナントのほか、NPOのスペースを確保したり、
ミニシアターがあったり、空中庭園があったり、あとフロアで
カナリアを飼っていたり、とかなりオーガニックなデパートなのだ。
実際コンセプトもデパートではなくてユナイトメント・ストアだし。
センスのいいショップと雰囲気で、店内はごった返していて、
老舗の山形屋とは違い、かなり若々しい感じの空間であった。

で、夕方ごろ九州新幹線に乗る。鹿児島、薩摩川内、出水、
新八代、熊本、玉名、大牟田、船小屋など馴染みの駅があっという間に
去っていく。昔、あんなに時間をかけて移動していた九州の鹿児島本線
沿いの風景があっという間に後ろにとびさっていく。



鹿児島2日目(2)

2011-08-25 14:51:16 | 日本
磯庭園で昔の島津家の御殿や、薩摩藩の歴史資料など見た後、
庭園内の和食レストランに入って、薩摩料理などを家族と食す。
姉は鶏飯定食、母は和食定食、僕は黒豚とんかつ定食を頼む。
この黒豚のとんかつがおいしいのだ。東京や大阪のチェーンの
とんかつ屋ではやたら油っぽい、しかもオイリーなパン粉に
まみれたとんかつが出てくるのだが、ここの黒豚のとんかつは
全然油ぽくない。しかもおなかにもたれない。なんか黒豚の
肉汁が普通にすがすがしく流れ出るような、香ばしい味なのだ。

庭園内に薩摩切子の店があり、姉が僕に言った。
「お父さんの誕生日用に焼酎グラスを買わない?」
グラスはそんなに高価なものではなかったけれど、薩摩切子の透明な、
なんだか飲むのが楽しくなってしまうようなグラスだった。


鹿児島2日目

2011-08-23 15:43:34 | 日本
次の日の朝、ホテルを出て、母、姉のいるホテルまで行き合流。
三人でタクシーに乗り、鹿児島市内にある叔父の納骨堂にある寺に向かう。
うちは母方も父方も神道なので、お寺は本来は関係ないのだが、諸般の
事情で3年前に死んだ叔父はお寺の納骨堂に眠っている。
叔父さんの位牌の前で手を合わせて、いろいろ生前の叔父さんを
思い出してみる。姉や、母も同じように神妙な顔で手を合わせては
物思いにふけっている。

鹿児島市内は暑い日ざしが照り付けている。お寺を後にして
無口になった僕ら3人家族はタクシーで磯庭園に向かう。
お墓参りが終わったんで、今度はしばし観光というわけだ。
タクシーの運転手が饒舌に鹿児島の歴史など話し始める。
明治維新の頃の日本のことや、篤姫にまつわるエピソード。
薩英戦争のことなど。

写真は磯庭園の中の木陰の小道。

鹿児島1日目(2)

2011-08-22 14:46:34 | 日本
ホテルに荷物を降ろし、テレビで鹿児島のローカルニュースなどを
ぼんやり見ていたら、ほどなく夕方になり、約束の時間が来る。
姉と母親が予約していた天文館近くの薩摩料理の居酒屋に直行する。

居酒屋は戦前から営業している、鹿児島でも老舗の、郷土料理を出す有名店だった。
ビールを飲みながら、母と姉と郷土料理をつまむ。
きびなごの天ぷら、刺身の盛り合わせ、黒豚の角煮(鹿児島ではとんこつと言う)、
ダシまき卵、黒豚のコロッケ、黒豚のスペアリブ
など次から次へと料理が出てくる。こりゃ、メタボ体型一直線だよ、
と心の中で後悔しつつも、まあ、鹿児島に来るのも久しぶりだからいいか、と
焼酎をロックで飲む自分。久しぶりに聞く母の鹿児島弁(というか種子島弁)
のまじった話も耳に心地よい。

写真は天文館のアーケード。

鹿児島1日目

2011-08-21 16:44:54 | 日本
大阪から飛行機で1時間ほど、びっくりするほど小さな
プロペラ機(というかロンバルディア機)に乗って鹿児島空港に到着、
空港からリムジンバスに乗って1時間、夕方過ぎに鹿児島市内に到着する。

鹿児島市自体には、2年前に種子島に行った際にちょっと寄っているので
その意味では二年ぶりなんだが、ちゃんと滞在する、という意味では
20年ぶりぐらいかもしれない。20年ぐらい前、僕が大学生だった頃、
親が転勤で鹿児島市内に住んでいて、夏休みの間、鹿児島市内でぶらぶら
過ごしたことがあるのだ。もちろん、その前、小学生の頃も鹿児島県に
住んでいたことがあるので、鹿児島市内に住む従兄弟に会いに、
何度も足を運んだことがある。

今回の旅の目的は、僕の母と姉が、鹿児島市内の親戚のお墓参りをする、
というので僕も、なんかよく分からんけど、便乗して、参加したところだ。
久しぶりに鹿児島をぶらぶらしてみたかったというのもある。

で、久しぶりの鹿児島なんだが、子供の頃はとんでもない大都会と
鹿児島を思っていたのだが、今、鹿児島の町を見てみると、あまり大したことない。
天文館とかすごい、と思っていたのだが、福岡と比べるとかなりしょぼい。
やっぱり子どもの目で見てたからか。
でも道を歩く人々は、南国らしく、日に焼けて、顔立ちのはっきりした
人々が多い。きっと離島のルーツの多いに違いない。
薄い顔の多い、大阪とは違う感じだ。

フリーター

2011-08-17 15:54:13 | 自分について
20代のある時期、やることも見つからなく、職も失ってしまい
(勝手に後先考えずに、会社が嫌になって辞めてしまっただけだが)、
フリーターを2年近くやっていたことがある。福岡の実家に戻って、
家族としか口を利かず、午前中だけバイトをして、午後は図書館で勉強したり、
公務員の学校に行ったりした。本を読んだり、音楽を聴いたり、
たまに、福岡市まで映画を見に行ったり、買い物をしにいったりした。

そのときは先の見えない不安と、周りの、自分の同年代の人間に
対する劣等感から、ほとんど誰ともコンタクトをとらず、黙って、
何も考えず、生活していただけだが。

あの頃に戻りたいとは思わないが、あの時期があるんで今の自分が
あるような気もしている。といってもフリーターをやったせいで、
今の自分が人間的に成長した、とかそういう話ではない。

あのときを思い出して、もっと、誠実で、真摯な気持ちで
人生を送ったり、仕事をしたりできればいいんだが、と思うことがある。
今日は難波の法善寺横丁の水掛地蔵を見に行ってみた。
観光客が大はしゃぎして水掛地蔵に水をかけては写真を撮っていた。
何年もそんな人間の姿をみてきた水掛地蔵は苔むして、
でんとすわっている。








拍子抜け

2011-08-16 14:28:29 | 大阪
健康診断も終わり(結果は大してよくなかったが)、
これで禁酒生活も終わりとばかり、スーパーから
缶チューハイとフランスワインを買って来た。よく考えたら
10日以上禁酒していたわけだから、久しぶりのアルコールだ。

でチューハイをとんがりコーンをつまみながら飲む。
メタボなことこのうえないが、至福のひと時である。
で、念願のフランスワインに手を伸ばす。
フランスらしい、コケッティッシュなイラストの描かれているラベル
を見てニヤニヤしながら栓を抜こうとする。
と、そのときコルク抜きがないことに気がつく。
禁酒する前までは平気でバコバココルクを開けていて、
そんな大事なものを捨てるわけないから、どこかにあるはずだ。
しかし、台所もリビングにも床にも棚にもどこにも
コルク抜きが置かれていない。

俺のワインパーティはどうなるんだ、とばかり
20分ぐらい部屋を探し回ったが結局見つからなかった。
今から着替えしてコンビニにコルク抜きを買いに行くのもしゃくだし、
5分ぐらい道具箱からドライバーを取り出して、ドライバーで
コルクをつついて瓶の中に落とそうとしたのだが、こういうときに限って、
ビニールコルク。まったく動かない。

ということでチューハイは飲んだが、禁酒明けのワインは
お預けなのだった。

ニュートラルな生活

2011-08-13 15:50:47 | 自分について
昨晩、部屋でぼーっとしていたら、中学校の同級生から電話が突然かかってきた。
お盆なんで、地元(山口県)で同窓会をしていたらしい。僕は、山口県には
中学と高校の5年間住んでいたので、それなりに思い入れはあるのだが、
もう山口から引っ越して、20年以上経っていて、電話でクラスメートと
話とかしたんだけど、なかなか顔が浮かんでこなくて困った。懐かしくてよかったんだけどね。

先週の日曜から、酒も飲まず(ノンアルコールのビールは一度飲んだが)、
タバコもやらず、肉もあんまり食べず、野菜を食べ、飲みにも行かず、夜もでかけず、
暇を見つけてプールに行き、思い立てば街を歩き、と修行僧のような生活を
送っている。痩せようと思ったことと、来週健康診断受けるのでその準備みたいなもんだ。
夜も、早く眠るようにしている。で、思ったのだが、こういう生活送ると、
人生かなりつまらない。ホント、味気ないと思う。やっぱ、毒とか、刺激が
生活には必要なんだよな。

まあ、そんな清らかな生活を送っているので、ちょっと試しに
昔から苦手だった槇原敬之の曲を聴いてみた。たまたま、家に、最近の
ライブCDがあったんで。で、思ったんだが、なんか歌詞が、
自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったり、自分を反省したり、あと自分を
恥ずかしがったり(相手に迷惑をかけたりとかそういう原因)、とか
そういうのが多くて、自分には無理だと思った。
そもそも自分を恥ずかしいとかって思わないしな。

で、雑誌BRUTUSを読んでいたら、快適な睡眠を誘う音楽として
紹介されていたHELIOSの一曲。



さまざまな感情が押し寄せてくる

2011-08-10 14:52:47 | 大阪
今日は小さいことではあるが、自分なりに将来に必要な書類を作成したりして、
一歩、未来に近づくことができた。実は、大学院の卒業証明なども会社に提出
していない。早くやらないといけないんだが。

夕方ぐらいに福岡の実家から連絡がきて、僕のいとこの娘(5歳)の
訃報に接した。交通事故だったとのこと。いとこは歳が近いこともあって
子どものころからよく一緒に遊んでいた、頭のいい、カワイイ女の子だったんだが、
そんなことになってしまい、今、どんな気持ちでいるのかと考えると
いたたまれなくなった。

そのあと、一人で難波のプールに泳ぎに行く。当分、分け合って、沖縄には
行けそうにないので、沖縄の風景を思い出しながらプールをゆっくり泳ぐ。
泳いでいるうちに、沖縄の風景と、未来のビジョンと、子どもをなくした
従兄弟と、今月末に家族と行く鹿児島旅行と、さまざまなことが思い出され、
さまざまな感情が押し寄せてきた。

知性と知識とコミュニケーションと

2011-08-07 13:53:50 | 自分について
のっけからよく分からないのだが、知り合いの書いた文章
を読んでいたら(ホームページに載っていた)、なんか
「ポストコロニアリスム」とか、「大きな物語」とか
訳のわからない、小難しい単語がたくさん並んでいて、
実際として何が言いたいのか分からない文章だった。
しかも、それがイベントの告知。でも、そのイベントに来る人たちも、
ポストコロニアリスムの時代に云々かんぬん、とか
そういう議論が好きな人たちなんだろうか?と考えると、
そこはかとない嫌悪感が・・・。

そもそも今頃、ポストコロニアリズムなのか?

知り合いはもともと普段から、「馬鹿は相手にしない」みたいな
態度を取る人だったので、まあ、本人的には普通の文章なんだろうな。
僕はコロニアリズムもポストコロニアリズムも本で、ちょこっと
読んだだけなので、実際に体験したとか、強烈な実感があるとか
そういうこともないので、逆にそういうことを堂々と話している人を見ると
なんだか引いてしまうのだ。


節電

2011-08-04 14:07:59 | 大阪
1年前に大阪に引っ越してきたときにできるだけ身軽であるために、
何も買わないようしようと思い、一切家財道具を買っていない。
あ、ゴーヤ用のでかい、ツル棚(と呼ぶのか)は買ってしまって、
今ベランダに置かれているが。

で、今住んでいるマンション、エアコンがついていない。
しかし、上記のような心意気で大阪に来たため、エアコンなんて
かわずに1年が過ぎた。夏が無茶苦茶暑い。今晩も蒸す。
しかし、節電の観点からは非常にいいようだ。一度、家の電気代を
同僚に話したら、あまりに安くて引かれた。

電球もそうだ。もともと1個しか東京から持ってこなかったのだが、
今のマンションは部屋が3つある。仕方ないので、食事をする部屋にだけ
電球をつけ、寝室と、あと、何にも使っていない部屋は真っ暗なまま。
かなり原始的な生活様式になっている。

まあそれ以外にないものといえば、テレビとかもないし、
かなり質素な暮らししています。ミニマリストで行こう、とか。

ふと思い立って

2011-08-01 23:32:13 | 自分について
週末に女の子から、デブ呼ばわりされてしまった。
すげえ、ショック。今までデブとか言われたことなかったのに・・・。
まあ、確かに中年太りの傾向はあるよな。やばい・・・。

とそれはそうと、ふと思い立って、一番最初に勤めた会社で
友人になって、現在米国に住んでいる友人(女)に久しぶりに
電話してみた。彼女が米国に行ってからも葉書を出したり、
たまに電話をしたりしていたのだが、去年の夏ぐらいに大阪から
電話して以来、音沙汰がなかったので電話してみたのだ。

気になっていたのは、彼女は東北の福島出身で、今回の
東北大震災や原発事故で家族とか親戚とか被害にあったんじゃないかな、
ということで。僕が言うのも変だが、変な奴で、いつも
発言に呆気にとられることが多かったのだが、だから、
友達として長く続いていたんだと思う。
ということで電話すると、いきなり、「この番号は使われていません」
との英語のアナウンスが・・・。いつの間に?引越し?帰国?
変更番号の案内とかないのか?