日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ドイツへの道4.

2017-09-03 00:53:44 | 海外(フランス、スペイン以外)
ベルリンで4日過ごした後、プラプラとハンブルクへ電車で向かう。
ベルリンは見るものがありすぎて、ほんとうに飽きないのだが、
あまりに都市が巨大すぎて、電車や車に乗らないと何もできない、ことに
ちょっとうんざりしてしまった。街がヒューマンスケールではないのだ。
ちょっと東京みたいかもしれない。

ハンブルクに行った目的は2つ。一つは新しくできたコンサートホールの
建築を見ること。
古い倉庫の上階を改造してコンサートホールを作ってしまったのは
その建築のコンセプトの斬新さにも参ってしまうが、造形の
美しさにも息をのんでしまう。

最寄りの地下鉄を降りるとすぐにコンサートホールが姿を現す。



スイス人の有名建築家、ヘルツォーグ、ムーロンの建築だったと思う。
コルマールのウンターリンデン美術館も彼らなんだよね。

そしてさらに近づくと、こんな迫力のある建築に。




もう一つの目的は、ハンブルク美術館のポールクレーの「金魚」の絵を見ること。



しっかり見てきたよ。このシュールな、クレーにしては具象な筆致、ただし
さまざまなメッセージが抽象的にあふれている画面。
絵の前でしばし立ち止まって、じっくり考え込んでしまった・・・。

ドイツへの道3.

2017-09-03 00:41:25 | 海外(フランス、スペイン以外)
翌日はまずは、ベルリンの新都心であるポツダム広場に行ってみる。
東西冷戦時代に、ベルリンの壁が建立され、まるでノーマンズランドの
ようになっていた地域が、冷戦終結後、一気に大規模開発されたというわけだ。
ドイツバーンといったドイツを代表する大企業の本社や、
ソニーセンターなどのオフィスビルが軒を並べる。

ソニーセンターのドーム状の大きな屋根に感心した後、
ベルリン駅の裏側に位置する、古い駅舎を改築した
ハンブルク現代美術館に行ってみる。





美術館の中は現代アートの宝庫。
アンディウォーホールなどの常設展示が所狭しと並んでいる。
なかでもヨーゼフ・ボイスの展示は、作家がドイツ出身であることもあり、
ひときわ思い入れの強いものだった。