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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

中野の青空

2009-10-30 07:03:08 | 東京
中野駅のホームで総武線の電車を待っていたら
あまりにも空が青かったので一枚撮ってしまった。

今日は外勤でシンクタンクのようなところにいって
話をいろいろ聞く。シンクタンクの所長はバブル世代の
不良オヤジのような感じの人だった。服装とか感じが。
まあ、それはそれで、コンプレックスがなくて
人生を謳歌しているようでいいのだが。
青春を謳歌するのは簡単かもしれないが、人生を謳歌するのは
大変だよな。

台風一過で快晴

2009-10-27 23:02:25 | 東京
空は晴れ渡って、10月とは思えないぐらいの青空。
そういえば福岡は日本海側なんで秋から冬は毎日曇り空の
パットしない天候ばかりだったかも。

3月まで一緒に働いていた同僚が突然亡くなったこととの連絡があった。
故人である同僚のダンナさんが会社に電話で教えてくれたのだ。
人間の死ってなんてあっけないのだろう。
人のイノチにはなぜ限りがあるのだろう。
死の前では結局誰もが平等であること。
などといろいろ考え込んでしまった。

動物的なカン

2009-10-25 23:26:56 | 自分について
今週は眼精疲労気味。パソコンの画面ばかり眺めるのにも厭きてきた。
とは言っても9月の集中講義のレポートをまだ完了していないため
その作業のため、今日の午前中はパソコンに向かっていた。
結局終わらなかったんだが。

曇り空の下、電車に乗ってぶらっと出かける。
Ipodで大貫妙子の曲を聴いていたら次のようなフレーズが耳に入った。

迷わずに鳥は海を渡る

あの有名なフランス映画を思い出させるような一節だ。
そうなのだ、鳥は地図もないのに何千キロも旅をして目的地に着くことができる。
これは体内に埋めこまれた、本能という不思議な装置のおかげと言うしかない。
カーナビとかって言って、ほんの数キロ先の町までも地図なしでは
いけないような人間が情けない。
といいつつ、雑誌を読んでいたら「動物的なカンでひたすら勝ち続ける
ディーラー」というフレーズが載っていた。分析も計算もせず、
ひたすらカンに頼って(経験則?)勝ち続けるウォールストリートの
話だった。人間にもそういうのがあるんだな。
僕も本能、というか動物的カンを使って人生を進んで行きたい。

台車の重さ

2009-10-23 22:41:18 | 東京
今日仕事の関係でかなりの量の資料が事務所に配達されてきた。
呼び出されて行って見ると、受付の女の子がちょっと
不機嫌な顔をしている。聞くと、運送業者がトラックで
やってきたのだが、駐車する場所についてドライバーに
いくら説明してもちっとも理解してくれないという。
「ちょっとおつむが弱いみたい」と彼女はイライラして言った。
僕の会社のあるビルは大通りに面した、割かし単純な
ロケーションなんだが。

しばらくすると、その、頭が弱い呼ばわりされたドライバーが
資料を台車に載せてやってきた。20代後半か30代ぐらいに見える、
小柄で、恐ろしく痩せて、おどおどしているような感じの男だった。
「大き目の台車で、ビルの上のフロアまで2往復すれば完了する」、
と言っていたが、総重量を聞くと一回150キロほど乗せなければいけない計算だ。
よくあんな小さな身体でそんな力仕事できるな、と思ったが
そのあと、彼はその作業を一日中、しかも毎日やっていることに気づく。
「なんだか、大変ですねえ」みたいな気休めなんだか、言わなくてもいいような
言葉をドライバーにかけたが、ひたすらすまなさそうな顔をして
ゴソゴソ口ごもっただけだった。しかも何を言ったのかよく聞こえなかった。

棚と市民社会

2009-10-21 06:31:38 | 読書生活
前から本棚を買おう買おうと思っていて、何度も
吉祥寺の家具屋に行ったり、あとIKEAのカタログや
ホームページなど見たりしていたのだが、今朝
はっと部屋を見渡すとあまりにも整理されていない
平積みの本の状態に絶望してしまい、思わず出勤前の
一瞬、10分ほどで無印良品のネットストアで本棚を購入してしまった。
しかも二台、5万ぐらいの買い物。いいのか、こんなんで。

本といえば、フランスに出張していたとき友人の甥っ子が
KHAGNEUX(エコール・プレパラトワール)に通っていて
どうも歴史コースとかそういうもんなんだが、夏休みだけで
60冊本を読むように義務付けられている、という話を聞いて
自分なんかまだまだなあ、などと反省。でもそんなたくさん
どうやって読めるんだろうか?

本棚のあと、調子に乗ってアマゾンで本を注文。
出勤前にそんなことやっているから会社に遅れるんだが。
読破するかどうかは別として10冊注文・・・。

拘泥すること

2009-10-19 23:26:15 | 自分について
フランスから戻ってきて時差ぼけの頭を引きずりながら
また普段の生活が始まった。今日は出勤日初日だったが
夕方ごろから眠気に襲われる。

種さんのブログを読んでいたら「過去に拘泥する」という
表現があった。拘泥なんて久しぶりに聞いた日本語だ。
過去に拘泥しない、でも否定もしない。そんな文章だった。

拘泥しない、とはすばらしい行為だと思う。年齢を重ねると
ついつい、調子の良かった時代に拘泥してしまい、自分を
甘やかしたり、哀れんだりして全然前に進んでいかないものだ。
懐古趣味とか、なんか嫌だよな。

10月のフランス(5)

2009-10-17 06:41:05 | パリ左岸
あっと言う間に滞在期間も終わり、最終日はラスパイユにある
カルチエ財団の展覧会を見に行く。グラフティーアートをテーマとした
展覧会で70年代から今日までのグラフィティーアートの歴史を
たどるほか、関連のアソシエーションと協働して、毎週新しい
グラフィティー作品も展示していく、というものだ。
グラフティーアートはストリートアートで、路上から生まれるアートだ。
だから評価を拒むアートのように、次々に変容しては流転していくようなイメージ。

写真は落書きで(わざと)埋め尽くされたカルチエ財団のトイレ。

10月のフランス(4)

2009-10-15 07:38:27 | パリ左岸
出張もそろそろ後半戦最後。一応出張の目的だった
イベントも終了し、あとはこまごました仕事をフランスで終えるだけ。
もうすぐ帰国しないといけない。そんなとき、
夕方、セルビア人の友達の会社に遊びに行く。
セルビア人の友達は相変わらずで、真面目に働いている。
次一月か、五月にまたフランスに来ると言ったら、
そのときまだフランスにいるか、ベルグラードにもう戻っているか
分からない、と言っていた。フランス国籍をこないだとったばかりなのにな。

そのあとフランス人の友人の家に遊びに行き、夕飯を食べて
パリ市内に郊外電車に乗って戻ってきた。

電車の窓から見える風景は暗く、陰鬱でまさに
フランスの秋と言った感じ。つい、そんな風景を見ながら
なんの救いようもない気持ちになってしまいちょっと落ち込んでしまった。
このあとどうするんだろう、とか。二年後に僕はまた
欧州に戻って働こうとか考えているんだけれど、そんな希望自体
まったく浅はかな考えなのか、とか。

日本に戻るとまたぬるま湯みたいな生活が待ってるんだろうか?

10月のフランス(3)

2009-10-12 06:54:17 | フランス
仕事がひと段落ついたので、古い友人を訪ねにノルマンディーの
カンまで行く。2年前にも訪ねた旧いアパルトマンに住むおじいさんだ。
久しぶりのカンの街は(といっても一日もいなかったのだが)
10月の初めの気持ち週末に、人々が街路にあふれていた。
ノルマンディーの、デュラスの小説に出てくるようなもの憂さとは
無縁の幸せそうな人々があちこちを歩いている。
ノルマンディーはこのあと、晴れもしない陰鬱な季節が
続くんだよなあ。

10月のフランス(2)

2009-10-06 06:27:01 | パリ郊外
仕事の関係でパリ郊外に電車に乗って移動する。
雨上がりの抜けるような空に映えるパリ郊外の
殺伐とした雰囲気。なんか毎晩外食(といっても3日か)続きで
胃がもたれてくる。ワインも飲むのもレストランに行くのも
控えて、なんかシンプルな生活をしなければ。

明日から出張

2009-10-03 00:54:13 | 日本
ということで明日からまたフランス出張です。
と言いつつあまり準備していないのだが。
荷造りは明日の朝しよう。
ちょうど一年前も今の時期に出張していたのだが、
どんな気候だったのかとか、どんな街の色だったのかとか
あんまり思い出せない。ネットで見ると明日はちょうど
「百夜」をやるんで、深夜まで町中の美術館が開いているらしい。
行ってみようかな、土曜の夜だし。

脳内疲労

2009-10-01 23:53:11 | 東京
今日は出張前の差し迫った状況にもかかわらず大学院の授業があるので
いそいそ院に出かけていく。行ってみるとただでさえ少ない学生が
誰もおらず、教授とマンツーマンの授業に・・・。
しかも二回分の講義を行うということで夜7時に講義が始まったが
僕も馬鹿だから変な質問なんかしてたら、授業終了する頃には
時計を見ると夜10時30分・・・。え、俺まだ夕食食ってないけど・・・。

しかも講義で地雷の問題の話を聞いていたら(一応国際政治なんで)、
地雷と言うのは敵を殺すためにではなく、手足を吹っ飛ばして
障害者にするようにわざと作っている。なぜなら、相手を殺すより
負傷して不具者になったほうが、国家にとっては負傷者の世話や補償の
コストが増えて打撃を被るから、などという話も聞いてますます
どっと疲れが・・・。ちなみに地雷は買うのは¥1000円以下でも手に入る
ぐらい安いものが世界中にちらばっているが、撤去作業には1個1万以上かかる
という現実があるらしい・・・。
そういえば地雷地帯に不法に住んでいる家族の写真を見たな、最近・・・。