日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

st sulpice教会あたり

2011-11-28 23:11:10 | パリ左岸
思考を言語化するのは大事だと思うが、いろいろ考えた挙句、
ブログに書くのが億劫になってしまうことが多々あるので
とりあえず今日は簡単に写真だけアップしよう。

サンシュルピス教会界隈を夕暮れ時にあるいたので一枚。
長い間かかっていた修復が終わって、正面の塔も
内部のドラクロワの絵画も真新しくなってたっけ。


テレビが来た

2011-11-24 23:03:11 | パリ郊外
仕事でパリ郊外に出かけて行った。デファンスの向こう、印象派で
有名なアルジャントゥイユの近くの街だ。印象派と言うと聞こえはいいが、
今はまったく現実的な意味でシビアな場所だ。
といいつつ、仕事相手のフランス人女性がかなりホスピタリティ
溢れる人で、喋っていて心地よい感じだった。ちゃんと
僕のような日本人の喋る、たどたどしいフランス語にも
耳を傾けてくれるし。

で、最近ようやくテレビが家に配達された。念願のテレビ。
これまでラジオしかなかったのでFRANCE INFOのようなラジオ局の
10分おきに同じニュースが流れるような環境に甘んじていたが
テレビが来て、ようやく定期購読しているNOUVEL oBSの
テレビ欄のページが読めるようになった。なんという進化だろうか。

地球のうえで

2011-11-19 21:56:16 | パリ左岸
夜にブラブラしていたら、某場所で昔から知っているパリ在住の友人に
出くわした。昔の同僚で、10年ぐらいまえに知り合った人だ。
彼女はもう転職してしまったので、もう5年ぐらい会っていなかったのだが、
沖縄出身であること、そして年も僕とあまり変わらない、ということで
僕は勝手に親近感を感じていたのだ。

年月のブランクなど感じずに、まるで普通に話せたのがうれしかった。
しかし話している途中で、共通の知り合いの女性、つまり別の昔の同僚の
フランス人女性が1年前に死亡していたことを彼女から聞いてはっとする。
まだ40前後の若さで、心臓麻痺でなくなったらしい。

悲しんだり、後悔したりしても彼女が戻ってくることはない、というのは
本当だ。しかし、もうそのフランス人女性が地球上にいない、と考えると
考えただけでなんか気が遠くなるようだ。一本気で、ダイナミックで、
快活な南仏出身の女性だった。

歳をとるということは、そうやって他人の不在や消失に慣れていくこと
なのかもしれない、などという意味のことを久しぶりにあった
彼女は言っていた。すごい大人だと思った。

スキ!

2011-11-15 22:40:46 | 種ともこ
最近会社で日本人社員からも、フランス人スタッフからもクレームというか
苦情というか、いろいろ不満をぶつけられることが多い。
まあ、中間管理職的なポジションだから仕方ないのだけれど。そう考えると、
平社員って給与は安いけど、気楽でよかったよなあ、と思う。自分なんか
会社辞めることしか考えてなかったけど、よく考えると何の責任もない、
楽なポジションだったと思う。
あと、フランス人社員から怒鳴りつけられたり(フランス語で)感情を
爆発させられると、ああ、フランスだなあ、と思う。日本じゃ陰湿だから
ほぼ感情をあらわにしないけど、ここじゃエゴとエゴのぶつかり合いが日常的。

まあ、そんな中ようやく種さんの新しいアルバム、uh baby, baby
を聞く。念願の夢かなって。

これが素晴らしい。いい具合にリラックスしていて、肩の力が抜けていて、
でもキャッチーなメロディーと、はっとさせられるような歌詞が
非常に新鮮に心に突き刺さる。まさに女スナフキン。
「スキ!」というのはアルバムの中の一曲。スキ、という気持ちを
そのままストレートに表現した曲だ。

神様 私がいつかおばあちゃんになって
今日の日を振り返ることがあったとしたら
若くてバカでもそれでもかわいい所あるね
そんな風に思えるようにあなたを抱きしめて
ああ愛について語りたい
ああ愛について語りたい
このままずっとずっとずっとずっと
あなたがスキ あなたがスキ 
これ以上私を止めないで 思いはかけだしてく


独立独歩で

2011-11-10 23:29:54 | パリ右岸
結構長い間ブログを投稿しなかったが、無理もない。
ネットが開通しなかったからである。
ホテルを出て、住宅関連ネットサイトでアパートを捜し、
大家と直接会い、契約条件を決め、電話やガス会社に電話し、
ネットの申し込みをし、と一人でいろいろやっていたら、
結局ネットの開通まで3週間以上経ってしまった。
不動産屋を通さないと、お金が節約できるが、何から何まで
独力でやらないといけないので、かなりきついかも。

今日はなんかの縁で、日本から来ている写真家の方と
お昼を一緒にする機会を得た。みんな自由な感じで、
うらやましいことひとしきり。内向的なまま大人になったような
人とかいて、ああ、自分と同じだと思ったりして。
しかし僕は会社員なので、勤務中というかお金が払われている
間は本来は内向的でも、社交的に人の話を聞いたり、
適当につきあったりとしないといけないのだ。