日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

未来のオプション

2013-04-29 22:57:03 | 自分について
実は先月中ごろから計測ダイエットをやっていて、毎日アプリで
体重を計ったりしていたのだが、1ヶ月で2キロもやせてしまった。
暴飲暴食と間食をやめるとやせるもんだ。
ようやく標準体重の範囲に戻ったのだが、あと3キロは夏までに痩せる予定。

とそれはそれでいいのだが、ここ数週間将来のことで悩んでいた。
要はキャリアアップを今後も続けるのか、それともそういう野心とか捨てて
小さな幸せを追い求めるのか。。。。
で具体的に二つぐらい進路のオプションがあってどうしようかと思っていのだが、
年配のともだちに相談していたら今日になって返事が来ていた。
「どっちもやったらいい」と。

なんか悩む意味のない回答だが、どっちもやるってできるのかなあ。

繁忙期のあと

2013-04-22 23:09:53 | 自分について
実は日本の大学院のときにお世話になった先生の勧めで、
某媒体に投稿する原稿を1月から書いていた。
分量自体はA4で2枚程度の短いものなのだが、その4倍ぐらいの分量を書きまくって、
それをああでもないこうでもない、といいながら自分としては割りと丁寧に時間をかけて
書いていき、結果として3ヶ月間もその文章を書いていた。

たいてい、土日を使って机に向かって文章を作っていた。
あまり外出もせず、参考文献読みながらいろいろ構想を練ったり、文章を
ちょっとずつ修正しながら作成していったのだが。

で、先週、出版社の人に原稿を出してしまってやることが無くなってしまうと、
なんか生きがいを失ったような、なんかぽっかりと穴の開いたような気持ちになってしまった。
きっと旅行と同じで、作ったり、完成する前にいろいろ考えたりする過程が
自分は好きなんだろうなあ。今度は何、しようか。

こどもの未来

2013-04-12 22:31:04 | パリ右岸
今週は何度かメトロに乗る機会があったのだが、以前に比べて
メトロの浮浪者や乞食や物乞いの数が増えているような気がした。

仕事の関係でレピュブリック広場近くに行く。とぼとぼ歩いていると
街角に路上生活者のテントがあった。こんなところでテントで生活
しているんだ、と思いながら横を通ると、テントの中で一生懸命
シーツを畳んでいる少年の姿が目に入った。東欧のジプシー系の
まだ、10歳ぐらいの子供だ。
通り過ぎながらテントの中を見ると、小さなウサギのぬいぐるみが置かれてあった。
ああ、こんな路上でテントを張って親とくらしているけど、やっぱり
普通の子供のようにぬいぐるみで遊んだりするんだ。
こんな生活の記憶は彼が大人になったときどんな風に残るんだろうか?
とぼんやり考えた。

レピュブリック広場は相変わらずひっきりなしに
人が行きかっていてたくさんいる路上生活者の中の一つにしか過ぎない
テントなんて誰も気にしないようだ。

久しぶりに(2)

2013-04-04 22:19:16 | 自分について
バレリーと会ったときの話の続きなんだが、
別れ際にバレリーと、そしてもう日本に帰ってしまう共通の知り合い、
(といってもかなり年配なんだが)に、チョコレートを渡した。

ちょうど前日、あまり有名でもない、普通のチョコレート店の前を通ったら
人だかりがして、みなが熱心にチョコレートを買おうとしているのが目に入った。
復活祭の時分にフランスでは、誰もが卵の形、もしくはウサギの形の
チョコレートを買ってプレゼントするのが国民的習慣になっているからだ。
僕も一番小さいサイズの卵形のチョコと、ブラックチョコレートの、
やあり一番小さい量の詰め合わせを購入。それでも合計35ユーロぐらいした。
た・・・高い。

ふだん贈り物なんかしない自分がいきなりチョコを、「帰りに飛行機の中で
食べてください」なんて言って渡すものだから、知人はびっくりしている。
バレリーのほうは相変わらず、「私はお返しにあげるものなんかないわよ、いいの?」
なんて言っている。
最後に知人が僕に言った、「ありがとう。でも、そんな他人のことより
自分のことこれからは考えなさいよ」
ああ、まったくそうだなあ。とあとで思い出して思った。自分が幸せになるようなこと、
何か言ったり、したりしているだろうか。