筑後川の土手の話などさっき必死で書いていたら
一瞬で消えてしまった。なぜだ???
ところでソフィ・カルの展覧会に去年行って以来
彼女のことが好きになり、特に『盲人たち』という作品群が
気に入っていてそれを探しているのだが、どうも
見つからない。単行本化されていないのかな。
その作品はこんな感じだ。
ソフィ・カルが盲人に、「あなたにとって一番
美しいと思うものを教えてください」とたずね、
出された言葉をどんどん写真に撮って、
発言者のポートレートとその言葉と一緒に展示するのだ。
例えば、ある盲人は「ウェールズの山」と言う。
そうするとソフィ・カルは本当にウェールズの山の
写真を展示するのだ。その盲人は一度もその目で
ウェールズの山なんて見たことないはずなのに。
ある人は「お母さんの髪の毛」と言う。
あす人は「自分の質素な部屋」と答える。
そういう写真を見ているうちに、美しいって、美しく見える、
ことではないのだな、と漠然と考えずにはいられなくなる。
最後の盲人はこう言う。「美しいなんて、考え、
僕はもうすっかり生活から葬りさってしまったよ。
自分には関係ないからね」なんて。
一瞬で消えてしまった。なぜだ???
ところでソフィ・カルの展覧会に去年行って以来
彼女のことが好きになり、特に『盲人たち』という作品群が
気に入っていてそれを探しているのだが、どうも
見つからない。単行本化されていないのかな。
その作品はこんな感じだ。
ソフィ・カルが盲人に、「あなたにとって一番
美しいと思うものを教えてください」とたずね、
出された言葉をどんどん写真に撮って、
発言者のポートレートとその言葉と一緒に展示するのだ。
例えば、ある盲人は「ウェールズの山」と言う。
そうするとソフィ・カルは本当にウェールズの山の
写真を展示するのだ。その盲人は一度もその目で
ウェールズの山なんて見たことないはずなのに。
ある人は「お母さんの髪の毛」と言う。
あす人は「自分の質素な部屋」と答える。
そういう写真を見ているうちに、美しいって、美しく見える、
ことではないのだな、と漠然と考えずにはいられなくなる。
最後の盲人はこう言う。「美しいなんて、考え、
僕はもうすっかり生活から葬りさってしまったよ。
自分には関係ないからね」なんて。