日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

旅行前夜

2009-08-27 22:04:01 | 福岡
明日の夜から九州に半年振りに帰省します。
今回は福岡から久しぶりに足を伸ばして、
鹿児島の親戚にも会う予定なんだけど、まだ全然
荷物もまとめてないや。こんな慌しくていいんだろうか。

ゆっくり召し上がれ

2009-08-26 06:59:07 | フランス語
ジョナサンでかなり遅い時間に一人で夕飯を取っていたのだが、
結構暇だったので大学院の友達(スペイン在住経験あり)に
「今、ジョナサンで夕飯タイムです」と携帯メールを送ったら

BUEN PROVECHO!

という返事が送られてきた。フランス語のBON APPETIT
みたいな意味かな、と思ったら後で辞書で見たら
「ゆっくり召し上がれ」という意味だったのでフランス語とちょっと違うかも。
BON APPETITは「おいしく召し上がれ」みたいなニュアンスだもんな。

金曜の夜から、九州に戻るのだがまだ何も準備をしていない。
今日の夜も人に本を返しに行ったりしないといけないので
木曜の夜に集中してやるしかないな。

コピー機のすばらしさ

2009-08-25 07:11:48 | 西荻
大学の先生から借りていて、いまだに返していない書籍を
これじゃあんまりだと思い、とりあえず必要な部分だけコピーすることにした。
西荻駅前のコンビニ行って、両面コピーする。

コピー機の使い方から、両面コピーのやり方など
画面にしたがっていちいちやっていくのだが、我ながら
ドンくさい。全然終わらない。結局、40分近くも
コピー機の前でうんうんがんばっていたことになる。
な・・ながい。

もうそこにない風景

2009-08-23 21:15:48 | 東京
衆議院選挙のとき東京にいないので、本日早々と
不在者投票に行ってきた。実は昨日も行ったのだが
投票窓口がまだ開いていなかった(今日からだったらしい)。
ふと思い出したのだが、僕もそういえば大学生の頃、
福岡市博多区の不在者投票の受付のバイトなどしていたっけ。

そのあと読みかけの本を読みに中野に移動する。
最近本ばかり読んでいるのだが、あまり頭に入らない。本当は
海でも行って気分転換したほうが頭に入るんだろうな。
読んでも分からなかったり、何も残らなかったりとかなりつらい
のだが、とりあえず今はひたすら読書をしている。

中野駅の北口を歩いていると、飛び込んできた風景。
昔―といっても10年ぐらい前―中野体育館の脇の場所が
取り壊され、廃墟のような野原が広がっていた。
なんか胸の空くような風景だ。でもそこに何があったのか
あまりよく思い出せない。眠れなくてぶらぶら散歩した
夏の夜、昔の友達と再会したコンビニとか、そういうことの
背景にあった風景が消えてしまっていた。

金曜の夜は

2009-08-22 01:06:45 | 東京
実は今、大学院の集中講義のレポートも提出し、後期が始まる前の
集中講義もまだだし、とりあえず修士論文のテーマのための文献を
読んでいる段階なんだが、要するにあまりプレッシャーがなくて暇な
状態なんでついつい世間の波に流されてしまう。

ということで事務所の同じ部署の人に誘われるまま、金曜の夜、
品川駅前にあるオイスターバーに。僕は生牡蠣には眼がないのだが、
8月に牡蠣を食べられる幸福。思わず夜10時30分ぐらいまで品川で牡蠣
食ってたぜ。

そのあと今度は会社以外の人に誘われて渋谷に移動。
東急本店に行く道の脇にあるビルのダーツバーに移動。
そこには友人と、友人の同僚のちょっとエキゾチックな顔の女性、
そして夏休みで日本に来ているフランス人の若者などがいた。
女性やフランス人とも話し、なかなか友情を醸成できそうな
雰囲気だったんだが、名刺を渡す前に友人が
「じゃあ、これで。みんな半蔵門線に乗って帰らないと
終電逃すから」とか言って割り込んできた。くそ。
もっと友人増やしたかったのに。とほほ。

九州居酒屋と変わっていく世界

2009-08-19 06:59:14 | 読書生活
阿佐ヶ谷に夜8時に待ち合わせて、パールセンターの中にある
居酒屋に飲みに行く。九州料理の居酒屋で、福岡から空輸される
魚の刺身とか、きびなごのフライ、さつま揚げ、明太子のダシ巻き玉子とか
いろいろ九州各県の名産が食べれるったい。実は土曜にも行ったのだが
また行ってしまった。凝り性かも、自分。

飲み会のあとブラブラ阿佐ヶ谷にいてほぼ最終電車で西荻に戻る。
そのあとボーっと本を読んでいた。今、エマニュエル・トッドの
「帝国以後」という本を読んでいるのだが、フランス語の訳がうまくて
読みやすい。翻訳本の読みやすさって重要だなと思う。
世界の急激な変化についてトッド先生が以下のように書いていた。

自由貿易は、世界のすべての国の労働人口を競争させることになり、
その結果賃金の縮小と総体的需要の停滞を引き起こし、そのうえ
すさまじいレベルの不平等を各国社会の中に導入しかねない。

免許失効ばれる

2009-08-17 21:39:01 | 福岡
実はもう1年近く前に免許証が失効してしまい、今無免許状態。
いや、ちゃんと手続きをしなかった僕がいけないんだが。
ただ東京に住んでいる限りは車の免許もってなくても何も困らないので
家族にも黙っていたのだった。

それで今週末の電話。8月末に久しぶりに鹿児島を家族で旅行するので
レンタカーの申し込みをするから、あんたの免許も教えといて、
との姉からの電話。いや、実はもう失効して、また自動車学校に
行かない限りは免許はもらえないんだけど、と仕方なく切り出す自分。
な・・・なんでそうなの???などと姉が電話の向こうで興奮していきり立つ。
そのあと思いつく限りの僕の過去の似たような失敗ー最初に大学院の
試験の願書を出しに言ったとき、申請の時間を間違って願書が受理されなかった
とか、そういう類-を挙げて、「本当に、東京で偉そうに働いているけど
ぼーっとしてだらしない」みたいなことを福岡弁で言われたばい。
くそ。でも仕方ないじゃん、もう失効してんだから。


子供の頃の夏

2009-08-14 22:20:18 | 福岡
今月末に福岡の実家に戻ろうと思っているのだが
なかなか航空券が取れない。いや、正規料金を買えば取れるのだが
東京と福岡の往復に6万円とか払いたくないし、そもそも僕はそんなに
リッチじゃないし。

中学1年の頃、僕は山口県下関市に住んでいた。それで夏休み、
ちょうどお盆のころ、姉と二人で福岡市内に住むイトコの家に
遊びに行ったことがある。親は今思えば、うるさい子供たちを追っ払って
ほっとしていたんだろうか。よく分からない。僕と姉(一歳上)は
鹿児島本線の快速に乗って下関から博多まで出かけた。
途中で小倉とか黒崎とか折尾とか、普段は行くことのない賑やかな駅を通った。
そして1時間半後。あの頃の僕にはもっと長い時間に感じたけれど、
ようやく博多駅に着く。駅にはイトコのお父さん、というか僕らの
おじさんが迎えに来ていた。博多駅を出た途端僕も姉も巨大なビル群に
呆気に取られた。朝日新聞とか地元の銀行の本社の巨大なビル街が
広がっていたのだ。姉が「こんなビル街は下関にも小倉にもない」と
つぶやいていたのだが印象的だった。
ちなみにあれからもう20年以上もたっているのに、基本的に博多駅前の
ビル街は変わっていません。いいのか、それで!

従兄弟の家は福岡市内、城南区の団地にあった。今でも、従兄弟と
おじさん、おばさんとみんなでそこからバスに乗って天神のデパートに
行き、紀伊国屋書店で好きな本を買ってもらったのを覚えている。

天神からはバスに乗って戻ってきた。イトコたちと団地を歩いて
横切るときそこに住んでいるやっぱり僕と同じくらいの中学生たちが
野球をしているのを見た。なんかみんな垢抜けて見えて、
「やっぱ福岡の中学生は違うったい」なんて思ったのを覚えている。

気の乗らない打合せ

2009-08-13 22:52:48 | 東京
仕事で無理やり気の乗らない打合せに参加させられた。
仕事なんで気が乗らないとかそんなこと言ったらいけないんだけど、
企画も気に入らなかったし、会議の参加者というかプレーヤーも
自分の一番苦手なタイプ。優美さとか可憐さとかとはかけ離れた
トウの立ったおばさん、しかも髪振り乱して仕事するようなタイプ。

別に男だからとか女だからとかって差別するわけじゃないんだけど
いつの間にか、いろんなコンプレックスを仕事で克服しようとして
がむしゃらに生きているタイプの人間が苦手になってしまった。
というか昔から苦手だったんだけど。

そういえば今日、会社の近くのセブンイレブンにサンドイッチ買いに行って
レジでおばさんが「5000円いただきます」と言うところを
「500円いただきます」と言い間違ったんだけど、いい間違いを
本人が気がついて「あら、すみません、私としたら」などと
過剰反応して、本人自体笑いが止まらなくなって大うけしていたが
こっちとしては大うけするほど大して面白くない間違いなので黙っていた。
一人上手だな。

渋谷のバルに

2009-08-11 21:45:32 | 東京
友人の誕生会の飲み会があるというので
渋谷のスペインバルに会社帰りに出かけていった。
参加していた7人のうち3人しか知らなかったが、
いろいろな職業の人(建築家、劇団主宰者、デザイナーなど)と
いろいろな世代の人(30代から50代まで)とわいわいがやがや話して
なかなかいい雰囲気であった。

自分はあまりこういう集団の飲み会、しかも初対面の人々ばかりの
飲み会と言うのはかなり苦手で今までずっと避けてきたのだが
最近は「まあ、とりあえず行ってみようか」みたいな感じで
ちょこちょこ行っている。人見知りがちょっと治ったかな。

国の勢力が伸縮する過程

2009-08-09 21:05:30 | 読書生活
実は8月の末に福岡の実家に帰省しようと思っているのだが、
ついこないだついでに、もう15年以上行っていない種子島に
「お墓参りに行くのもいいかもね」なんて親に言ったもんだから
親も福岡に住んでいる姉も興奮しちゃって、週末だけでその件で
3回も電話がかかってきた。やれいつ福岡に戻るのか、
やれ種子島に何泊するのか、どうやって福岡から鹿児島まで行くか、
とか大事なのだ。でもこっちはまだ福岡に戻る航空券だって買ってない
んだよ。休みの申請もしてないのに、気が早いっつーの。

週末はポール・ケネディの「大国の興亡」をずっと読んでいた。
実は1ヶ月前から読んでいたのだがなかなか先に進まずこの分では
1年たっても読み終わらないと思い、一念発起して全部読破した。
あ、ちなみに上下巻の下巻だけで上巻はまだ買っていないが。

学校で覇権安定論などを知識として学んだが、あと覇権国と挑戦者の
関係など。でも、実際のところ僕はよく分からないのである。一方で
アメリカの覇権はかなり揺らいでいる、と言うやからもいれば、
21世紀になってまた強化されたと言っている人もいる。
経済的な覇権はもう多極化した世界に譲歩したという声もある。でも
武器産業ではやはりアメリカは世界最大の武器輸出国だし、兵器の
先端技術は他の国の追随を許さないから、軍事的には覇権国なんだろうし。

などといろいろ考えていたら締めのところでビスマルクの言葉が
引用されていた。

すべての大国は「時の流れ」の中を漂っていて、それを
「つくりだすことも支配することも」できず、「多少の手腕と
経験を頼りに舵をとる」ことができるだけなのだ。
その航海をうまく乗り切れるかどうかは各国の政府の知恵による
ところが大きい。

とかって読んでいたらさっき地震が起きた。西荻の僕のアパートでも
若干植木がゆらゆら揺れた。誰にも予測できない自然現象。ほんとう
時間は誰にも支配できないんだろうな。

ビールで乾杯

2009-08-08 00:23:26 | 東京
4日間続いた集中講義がやっと今日終わった。
一日、10時から16時まで延々と英語でアジア太平洋地域の
安全保障とかそういう内容の講義を受けてかなりぐったりした。
で、終わったあと渋谷のプロントで同級生の女の子と
ビールでとりあえず乾杯。うう、空は曇ってるがビールがうまいぜ。
明日からは勉強の日々だ~。


破綻国家、という楔

2009-08-06 21:10:57 | 東京
今日も集中講義に出かける。夏休みをとっているけれど
結局講義の出席で一日が終わってしまう。
今日は、アジア・太平洋地域の破綻国家とテロリズムがテーマだった。
破綻国家の定義にはいろいろあるけれど、国民に福祉や安全を
提供しえない国家、提供することを望まない国家などといえるかもしれない。
国際機関が発表するいろいろな指標があり、たとえば国民の教育程度、
言論の自由、移動の自由、とかいろいろな観点からそれぞれの国を
観察することができ、そこから破綻国家の像が見えてくるかもしれない。
そういった指標によるとアジアでの破綻国家は(失敗国家との訳も)
イラク、アフガニスタン、北朝鮮、ミャンマー、東チモール、
スリランカなどが該当することになる。

そんな授業を受けた後、ミャンマーに対して人道支援をするべきか、
するとしたらどのような方法で?なんてテーマで討論が行われた。
最後らへんで、たまたま授業に参加したミャンマーの大学院生が
発言した。「他国の人道支援なんて必要ない。私の国は
アフガニスタンやイラクみたいな運命をたどりたくない」と。
「破綻国家なんてレッテルを国際社会は私の国に貼っているけれど、
私は自分の国を破綻国家なんて思っていない。たしかに民主主義は
ないかもしれないけれど、私は軍事政権も嫌いだけれど、
そして私の国は非常に貧しいかもしれないけれど、でもみんな
普通に暮らしている。2010年までの選挙まで、政府を転覆させるための
いれ知恵をさせる筋合いはない」と言った。

まったくそうだと思う。不幸や貧困というのは作り出される
ものなのだ。すっごく卑近な例で恐縮なのだが
僕が20代半ば長期間失業していたとき、周りの家族も友達も
まるで腫れ物を見るような眼で僕と接した。失業して大変だろう、
失業してさぞかし敗北感を味わっているだろう、なんて。
でも僕は僕の価値観で動いていて、大してそれが不幸なことだとも
思わなかった。もちろん収入があったほうがいいに決まってるけど
でもそんなに人が思うほど僕は不幸じゃなかった。
破綻国家も作られるものなのだ、国際社会の、もしくは国際政治の
支配的な価値体系のなかで。


アロイーズの声

2009-08-05 23:26:13 | アート
集中講義でへとへとになったあと、ワタリウムで開催中の
アロイーズ・コルバス展へ行ってみる。
31才で統合失調症となり、32才から78才でなくなるまでの46年間を
精神病院で過ごした彼女の作品、アールブリュト(英語だと
アウトサイダー・アートと呼ばれる)の代表的作家と言われる
アロイーズ・コルバス。いや彼女は作家なんて呼ばれたくはないだろうな、
ただ好きで、作家なんて肩書きなんかおかまいなしし、ただ魂から
ほとばしるものをキャンバスに描き続けていただけだから。
彼女の描く世界は骨抜きにされた人生の代替、
コミュニケーションや表現の方法ではなくて生きている哲学そのもの、
そんな言葉が壁に書かれている。

真っ赤な絵の世界は飛び散る血しぶきにしか僕には見えなかったが、
そして絵画の中の登場人物の眼はアーモンドのような形の巨大な
ブルーで塗りつくされているけど、アロイーズの声が今にも語りかけて
くるようだった。このエネルギーがアートなんだなあ。

絵が売れるようになって、スイスのヴォー州は作業療法士を彼女につけ
絵画の制作にもっと励めるような環境を作ろうとした。
しかし、そんな「飼いならし」は逆に彼女から自由を奪い、
絵は精気を失い、彼女も身体を壊して一年後には亡くなってしまう。
無理もない。彼女はなんの価値観や規範にとらわれることなく、
好き勝手に絵を描きたかっただけだから。

東京の空の下

2009-08-03 23:09:49 | 東京
先々週大学院の飲み会に出たときに、他のみんなから
「顔が怖いんで、話しかけにくい」と正面から言われてしまった。
僕は自分では大してはっきりした顔立ちをしているとも、
とくだん怖い顔をしているとも思っていないのだが、そんな風に
言われてしまったぜ。今日も職場で若い女性職員から
「●●さん(僕の名前)、朝からそんな眼力でにらみつけないで
ください」とかって言われてしまった。それって目つきのせい?

明日から四日夏休みを取ったのでもう日曜まで働かなくていいのだが、
大学に集中講義を受けに行くことにした。
といいつつ、あまり予習やってないんだけど。