日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ゲントまで3

2014-09-25 23:21:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
そして僕は町の中心の、聖バーフ大聖堂に向かって歩いていく。
その中に神秘の子羊が展示されているから。
あいにく教会の尖塔は改修中で、あまり雰囲気のない、工事のための
カバーがかかっている。残念。

教会の中に入ると、祭壇画のコーナーは仕切られていて
コーナーの中に入るために4ユーロ払わなければならない。
お金を払うと、その先には仕切られた個室があり、人だかりが祭壇画のまわりにできている。

これがフランドル絵画の最高傑作、神秘の子羊か。

正面には10枚のパネルが飾られ、それぞれに聖書にちなんだ
風景や人物像が静謐な筆致で描きこまれている。そして
その下のパネルには神秘の子羊とそれをめぐる聖人たちの群像が描かれる。
日本語の音声ガイドを借りてしばし絵と向き合う。親切な説明が
ますます絵と自分の距離を短くしてくれるようだ。

思わず40分ぐらい説明を聞いて、絵を見ていた。こんなに長い間
一枚の作品を鑑賞することってないだろう。


ゲントまで2

2014-09-23 21:34:16 | 海外(フランス、スペイン以外)


それから僕は駅を後にし、街の中心、聖バーフ大聖堂を目指して歩いていく。
そこに目当ての祭壇画、神秘の子羊が展示されているのだ。

思った以上に街は大きい。ベルギー第三の都市、重要な産業都市としても
発達しているゲントの街には、大学のキャンパスなんかも点在し、
若者の姿もよく見かける。

トラムに乗らなかったことを後悔するほど歩いた後、ようやく僕は
街の中心部、旧市街に到着する。多くの人でごった返す街角。
市役所前近くの広場には、ゲントの有名な観光地、グラスレイが広がっていた。
川沿いに広がる、フォトジェニックなギルドハウスの建物がじっとこちらを見ている。

ゲントまで

2014-09-22 23:23:32 | 海外(フランス、スペイン以外)
なんか気が向いてベルギーのゲントに週末を利用して行ってみた。

ベルギーのガイドブックを買って家でぼんやり読んでいたら、
ゲントの聖バーフ大聖堂の祭壇画の記事が出ていて、読んでいるうちに
なんとしても見に行かなければ、なんて気持ちになってきたのだ。

ファンアイクの作品。フランドル絵画の最高峰。

写真はゲントの駅前風景。パリから行くと、リールまでTGV、そこから
地方電車に乗り換えてぶらぶら行ってみる。