日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

出張前

2009-05-23 23:25:27 | 海外(フランス、スペイン以外)
明日から海外出張だというのに準備もできず、
しかも土曜なので大学院の授業を受けに行く。
あまり集中できない。

先週提出した授業の報告書を戻される。
書いていて我ながら、「なんてつまらないんだあ」と
思ったが、読んだ教授のほうもそう思ったらしく、
あまり芳しい点数ではなかった。ちなみに何について
書いたかというと、「立憲的基盤」constitutional structure
についてなんだが、いまだにあまり概念整理ができていない。
もともと立憲的基盤なんて単語知らなかったしね。

2週間の出張行ってきます。行く先はイタリアっす。

師匠からのメール

2009-05-21 23:50:10 | 東京
幾日か前、ちょっと酔って軽い気持ちで送った短いメールに
師匠から長い返事が来ていた。師匠と言うのは、勝手に僕が
そう呼んでいる、仕事を通して知り合った、編集者のおじさんのことで
もう60歳を超えている知の巨人のような人だ。
去年まで大学で教えていたが、今はもう川崎の自宅と
小田原の畑と長野の別荘を行ったりきたりする生活をしているらしい。

以前、長野の別荘の読書会に呼んでもらったことがある。
松原湖の近くの静かな別荘街の一軒屋だった。あまり覚えていない。

忙しくて、酸欠気味の生活を送っていると書いたら、
「緑の風に吹かれてください」と返事が来ていた。
風が吹いていることすら分からないような余裕のない生活だ。
深呼吸することも日常では大事なのかも。

スーツと僕

2009-05-21 00:18:01 | 西荻
今日は早めに会社を出て(といっても20時過ぎ)、
吉祥寺の無印にスーツの裾直ししたものを取りにいこうと
思ったのだがもたもたしているうちに21時になってしまい
結局行けずじまい。21時半ごろまで残業して家に帰る。

帰る間際に同僚から、同僚が作成中のポスターを見せてもらったのだが
恐ろしいほど退屈なデザインでげんなりした。
その同僚自体も恐ろしいほどクソ真面目で話がつまらないのだが、
そういう人の作るものというのもやっぱり限界があるのか・・・。

一人で西荻のカレー屋に入る。インド人経営のところだ。
インドのポップスが店内にかかってうるさいことこの上ないが
カレーの味は上々。また来よう。

大連慕情

2009-05-20 00:17:33 | 音楽(種さん以外)




展覧会の開幕が迫っていて、
今夜も深夜帰宅。
しかも日曜から出張するとか言ってて、時間が不足気味。
しかも土曜にゼミで、NATOについて発表するとか言っていて
その下読みも深夜にはじめる。なんなんだか。

先週の大学院のゼミの昼食会で、若い女子学生が
「世界の人が幸せになるためにはどうしたらいいのか考えてます」
なんて言っていた。留学生は、「実社会に出ないと、いつまでも
学生のままだったら社会がよく分からない」などと言っていた。
僕の場合幸せについてなんて自分のことも、他人のことも考えたことない。あまり。あと社会に出てもう10年以上経つが、全然社会になれていない。
学校にもなじんでなかったが。
でも、なんかそういう自分とは違う、世界観を持つ人の話を
聞くのは悪くない。ゼミじゃ浮いているが。

YOUTUBEでユーミンの大連慕情を見つけた。
今の季節にぴったりだ。清岡卓行の世界。

北部九州あたり

2009-05-17 10:26:41 | 福岡
昨日は大学院の人々と昼食を取った。社会人学生と
ホントに若い学部から上がってくる人と。
気がついたんだが、さまざまな人生経験を経ているということで
やっぱり社会人学生というのは、価値観や、いやもっと言うと
価値判断が先鋭化してしまっていて、うすら恐ろしい。
「こういうことは●●であるべきだ」というものが
出来上がっているので、発言のはしばしにそれが出ちゃっているのだ。
たとえば今週はEUに関する講義を受けていたんだけど、レジュメを
作ってきた社会人学生が、「EUは超国家的組織の部分と、
国家連合的な部分があるのでどちらかに決めないといけない」
と書かれていて、【おいおい、なんで決めないといけないんだよ、
しかも誰がそんなこと決めるんだよ】と突っ込んでしまった、心の中で。
でも、それを非社会人学生に言ったら、ぽかんとした顔をされた。
話が通じていない・・・。

でも、年上だと思っていた社会人学生が僕より3つも
年下だった・・・。しかも中学生の子持ち・・・。
あとで「僕より年下ですね~」と言ったら、仰天して
「ええ、得してますねえ!!!」と言われた。なんの得もしてねえよ。

実家に電話をする。親と姉と姉の子供が吉野ヶ里に行ってきた
と話していた。6歳の甥は大喜びだったらしい。
吉野ヶ里、実家から車で1時間ほど。もう10年ぐらい行っていない。
時が経つのは早いな。
画像は読売新聞九州版連載のイラスト。田主丸の景色です。


しばし飲み会でもそのあと仕事

2009-05-15 01:27:39 | 東京
大学院の授業のあと、同じゼミ生と
博士課程の人や留学生との飲み会があった。
自分は飲み会ってものすごく苦手なので一回は断ったのだが
教授が「せっかくだから是非」と食い下がってもう一度聞いたので
結局行ってしまった。

社会人やら東欧からの留学生から、本当に若い学部からの院生から
いろいろいてなんかしんみり。自分の加齢を実感するときである。
というか僕はかなり上のほうなのだが、教授より年上の
院生もいたため、ちょっと安心。しかし、そいつ
僕の隣でひっきりなしに1930年代のイギリスの外交政策の話などし、
かなりうざかった。そんな話、飲み会の席で???

そのあと事務所に戻って残業。気がついたら深夜。
トイレにいってから帰ろうと思いトイレに行ったのだが
戻ってくるときにバッジを忘れたことに気づく。
バッジがないと事務所のある部屋に戻れない。しかも
事務所にカバンも財布も携帯も全部おいている。
しばし廊下で立ち往生。
しかたないので、他のフロアの人に助けを求めるが
恐ろしいことにビルには僕しかいなかった。
そんなでかいビルじゃないんだけど。フロアにある電話で
外部の管理会社に電話しようとするが、電話は内線しか通じない。
外線もかけられる電話置けよ!
ということで電話もかけれずオフィスにも戻れず、廊下に
立ち往生で30分。思いついた案がエレベーターの中にある
インターフォンでセキュリティを呼ぶこと。
インターフォン押し続けたら、来たよ、30分後に
セキュリティーの会社の人が。よかった~。帰れる~。
時計見たらもう深夜1時だった。とほほ。

ゆっくり歩いていこう

2009-05-13 23:59:20 | 自分について
誰ともキャッチボールしない人生はない。と種さんがブログに書いていた。
確かにそうだと思う。でも僕もキャッチボールのまずさがネックになって
ソンばかりしてきたと思う。友達もそんなにできなかったしね。

最近一緒に仕事をしているおじさん(60歳ぐらい)が、
「あんまりいろいろ考えないで、ロボットだと思って仕事すればいいよ」
と言ってくれた。いろいろな個性がぶつかりあって、どうもぶつけられる
ほうの立場に立っている僕を心配して言ってくれたみたいだ。

フランスで上司だった女性は、あるときちょっと弱気な僕に
「なに、言ってんの!あなたはフランスで嫌というほど鍛えられたでしょ!」
と叱咤した。そうなのだ、鍛えられたことには鍛えられたのだが。

家に帰ると母親から送られた茶封筒が郵便受けに入っていた。
中を開けると「八女の新茶」が三パック入っていた。
「疲れたときに一服してください」とだけ書かれた手紙が入っていた。
気にしたり、心配してくれたりしてくれる親がいて
よかったと思った。

アートの存在する意義

2009-05-11 22:41:17 | アート
今日は昼間、落合で打合せがあって、ふらふら出かけていった。
そのあと夜8時、別の企画のため井荻に出かけていった。
井荻って西荻から近いと思っていたけど、大して近くなかった。
なんか荻のつく地名ばっかりあって、惑わされるぜ。荻窪、上荻とか。

職場で回ってきた回覧物に、アメリカの有名アーチストのインタビューが
乗っていた。それはこんな風だ。
絵画は描いたあと、アートとして作品が残るけれど、
演劇は後に残らない。食文化だって、おいしい料理は
食べてしまったら後には何も残らない。でも、何も残らなかった
としても誰も、それぞれのアート性を批判しない。
なぜならそこにはアートを発信する側の、
伝えようというココロが残っているから。
アートというのは実は成果物ではなくて、伝えようとする
ココロのことなのだ。

作家から、伝えようとするココロが作品の中にあるのなら、
誰にも見向きもされない絵画も、誰にもおいしいといわれない
料理だって、それはアートになるのだ。

画像は荻窪駅前。10年前も荻窪に住んでいた。ひとつの
ホームグラウンドみたいなもんだ。



大学院のことなど

2009-05-10 22:34:22 | 東京
昨日の土曜は大学院に行って授業を受けていた。
土曜は授業を三コマ取っているので朝の11時から
午後5時近くまで授業を受けている。都心にある大学なので
通学の時間のロスと言うのはそうないのだが、でも
電車なんか乗り継ぐと45分ぐらいかかる。

修士課程の半分の学生は社会人で仕事を持っていると聞いているが
僕の場合、大学院の研究室にもまだ出入りしていないし、
あと申請すれば大学院自習室というのがあってそこで机が
もらえるのだが、恒常的に使わないといけないという条件があって、
週に二日しか大学行ってないので使うこともないだろう、と
消極的な理由で申請しなかったので、他の修士の人と顔を合わせることもない。

ということで取っている授業に時間になったら行って
聴講して、たまに発表して、とかそんな感じなんであまり
他の学生とか知らないのだ。二回ほど同じ国際政治経済という授業を
受けている社会人学生の人と昼飯を食ったことあるけど、
なんかつまらなかった。
もっといろいろな人と話したら楽しいんだろうけど。


あたふたと

2009-05-09 00:29:51 | 自分について
最近、とんでもなく仕事が忙しくなっている。
毎日家に帰るのが12時近く。大丈夫か、自分。
やることが多すぎて、なんか朦朧としてくる。
けど、その合間に大学院なんか行ってるから、今日など
大急ぎで電話などをしどろもどろになりながら、仕事場でこなし、
そのあと大学まで行って授業を受けてきた。
しかも、そこでEU史なんかの発表など30分した。
そのあと、授業が8時半ぐらいに終わったのだが、余韻も
冷めぬうちにまた事務所に戻り11時ぐらいまで残業。
そんで明日、また国際政治経済なんか受けに行くのだ。
わけわかんないぜ~。

ちなみに僕は10年ほどまえ、二十代後半の頃も今の会社に
勤めていたが、その頃は定時に帰って、午後10時半ぐらいには
床に入っていのだ~。あの日に帰りたい。


読書がしたい

2009-05-06 21:50:28 | 読書生活
最近、結構いろいろ追い詰められていて
小説も読む暇がない。暇がないというか、時間は見つけようと
思えば見つけられるんだろうが、なんか読む気にもなれないのだ。
こんな慌しい環境の中で小説なんか読んでも何も
頭に入ってこなさそうな・・・。

とそれはさておき、英語の論文を連休中に読んでいたのだが
(これは大学院用)、さっぱり分からない。
日本語に訳してレジュメにしないといけなかったのだが
そもそもどんな訳を当てたらいいのか分からない。たとえば
reasonという単語が「理由」なのか、「道理」なのか、「理性」なのか。
でいろいろ調べながら読んでいたらとんでもない時間だけかかった。
あとcommunicative actionという単語が出てきたのだが、
何も考えずにコミュニケーション行動とか適当に訳していたのだが
途中まで読んでいて、それはハーバーマスのコミュニケーション的行動理論
のことだった・・・。

でも、連休中そればっか読んでいて、今、ちょっとうんざりっす。


南青山界隈

2009-05-04 08:29:06 | 東京
南青山界隈、といってもどこかおしゃれなレストランに
行ったとか、服を買いに行ったとか、そういうことではない。
用事があって青山にいったのだが、天気もよかったので
そのまま2つ先の地下鉄の駅までブラブラ歩いて帰ったのだ。
ふと通りかかった青山の路地。隣は空き地、別の側は工事中で壁が。
そのまま降りていくと、青山の住宅街に紛れ込んでしまう。
心引かれてその奥に行ってみる。マンションや一軒屋がならぶ
住宅地にところどころ花屋や家具屋が並ぶ。
大通りと裏通りを結ぶ、エアポケットみたいな道だなあ。

深夜の美容院

2009-05-02 00:05:15 | 東京
あまりにも髪が伸びていてボサボサで、
しかも髪を切りに行く時間がない。というので
ネットで調べて、渋谷にある、朝5時までやっているという
美容院に仕事帰りに行ってみた。店に着いたら
夜10時になっていたが、夜はこれからという感じで
みんな美容師も、お客さんも普通にいた。

実はいつもいわゆる「床屋」みたいなところで
散髪してもらっているので、ああいう鏡の前に座って
自分の顔を凝視しながら切ってもらうスタイルは苦手だ。
だが、そういう店なので仕方なく美容師の兄ちゃんに
切ってもらう。

20分後、結構手の込んだ髪型ができあがったが、
果たしてそれが自分に似合っているのかどうか、
さっぱり分からないのだった。