ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大勝軒  @岐阜県各務原市 (4)

2024年09月25日 | 岐阜県(岐阜)

時分どきになるといつも店の前に何人もの待ち客が並ぶ、岐阜県各務原市鵜沼の「大勝軒(各務原大勝軒)」。この日はお盆前だったが、たまたま店の前を通ると”営業中”のサインは出ているのに全く並びが無く、駐車場にも空きがある。珍しいこともあるものだ。一度通り越したのだが、急に食べたくなりUターン(笑)。車を滑り込ませて暖簾をくぐった。入れ込みの小上がり席のうち、一番小さい卓に案内される。選んだのは「濃厚魚介豚骨つけ麺」。そう何回も寄っている訳ではないが、いつも品切れだった品が残っていた。選べる麺量は300gにして「チャーシュー2枚」をプラスしてもらう。麺はもちろん”ひやもり”で。

しばらくして「濃厚魚介豚骨つけ麺」が運ばれた。つけ麺自体食べるのは久しぶりな気がする。麺は中細麺で、チャーシューは冷えた状態で麺の上に置かれている。他にはメンマ、ナルト、海苔、刻みネギ。つけ汁が覚めるのは嫌だが、取り敢えずチャーシューを熱々のつけ汁の底に隠した。樹脂製の箸では掴み辛い位つるんとした麺肌の麺を手繰り、つけ汁にくぐらせて啜る。うん、久しぶりのガツンとくる味は旨いなァ。昔は色々ラーメンやつけ麺を食べ歩いたが(でも池袋大勝軒では食べた経験無し)最近はめっきり。オッサンの喉は後から乾きそうだが無心に麺をすすっていく。軟らかくなったチャーシューもいただきながら、難なく完食。今でもスープ割りってやってるのか知らないが、さすがに塩分の観点から控えておいた。もう少し麺を増やしてもいけちゃうだろうなァ…(←ダメ)。(勘定は¥1,070)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

中華そば・元祖つけめん 大勝軒 (各務原大勝軒)

岐阜県各務原市鵜沼各務原町1-118

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら たいしょうけん 各務原店 東池袋大勝軒 京都店 山岸一雄 つけめん ラーメン 中華そば )

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タコシン @岐阜県羽島市

2024年09月24日 | 岐阜県(西濃)

愛知県と岐阜県の県境を分かつ木曽川。ここにまだ渡し舟(愛知県営西中野渡船場)が残っているというのは以前から知っていたが、何でも現在建設中の橋(新濃尾大橋)が完成すると廃止になるのだという。是非その前にと訪れてみることに。特にその地域に用事は無いので(笑)、確実に駐車スペースがある岐阜県側から乗ることにして羽島市下中町の河岸へ。ただ定休日以外にも休日があり、渡船失敗。リサーチ不足(苦笑)。

仕方なく昼食に近くの「魚勝」へ行くも、店内の勘定場(先払い)奥の廊下に長い行列が出来ている激混みっぷり。しかも目当ての「鯉丼」がメニュー落ちしているようなのですぐに諦めて北上し、以前から訪れる機会を探していた竹鼻町の喫茶「タコシン」へ。店は交通量の多い交差点にあり、オレンジ色のテントが目立っている。微かに演歌が流れる店内は、茶色のビニールソファが並び重厚でウッディな装飾が施されている。UFOのようなペンダント・ライトが下がる席に腰掛け、給仕の女性に「カレー焼きそば」を単品でお願いした。席には「おじいちゃんが1人で作っていますのでお時間がかかる場合がございます」との注意書きも。

心配する程ではなく、しばらくして「カレー焼きそば」が登場。この地方定番の熱々の鉄板(ステーキ皿)に盛られていて上に目玉焼がのっている。中に入っている肉からいくとカレーはアレかもしれないが、それに玉ねぎとキャベツが炒め合わせてるのかな。少し粘度があるカレーで辛味の無いマイルドな口当たり。カレーソースと絡めて焼きそばをずるずる啜りながら、途中で黄身を潰したりして美味しくいただいた。次は「オムライス」か「カツ丼」にしてみようかな。(勘定は¥600)

 

 


 

↓ 「愛知県営西中野渡船場」の岐阜県側乗り場。ハンドルを回して旗(写真下右)を掲げると、反対側岸から船がやって来る手筈。乗船料は無料。ただ…、来ない(笑)。反対側の岸に動き無し(写真下3枚目)。待機所に電話しても通じず。炎天下、途方に暮れる。掲示板をよく見てみると月木定休日以外の休日の記載があった(←ちゃんと調べろ)。(※後日再訪して無事乗船しました)

 

 


 

 

タコシン

岐阜県羽島市竹鼻町119-1

 

( 羽島 はしま たこしん 喫茶 喫茶レストラン TAKOSHIN カレーやきそば 焼きそば 渡し舟 渡し船 渡船場 )

コメント (2)
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水月楼 @名古屋市中区・東別院

2024年09月23日 | 名古屋(中村区・西区)

以前から何度も訪れては営業日(時間)に当たらず訪問が果たせていなかった東別院の中華料理店「水月楼」にやっとの訪問。この日は近くの麺類食堂「東京庵」を訪れたがまさかの廃業済み(8月10日閉店)。すぐ近くのもう1軒も少し前に廃業しているので落胆していたところ。じゃあとこちらを覗いたら営業中の看板が出ていた。ヨカッタ―。何度この古い建物の写真だけ撮って帰ったことか(笑)。店に入るなり年配の主人が「注文何にしますかー。」と。ずっと前から決めていたのでカウンター席に腰掛けつつ「鶏球飯(かいこうはん)、ご飯少なめ」と返事出来た。そうでなかったらあたふたしたろう。店内はキャンディーズや立木義弘撮影のヌード・ポスターが飾ってある昭和から時間が止まった内装(笑)。すぐに主人の調理が始まる。

手際が良いのであっという間に「鶏球飯」が完成。事前に知っていたのでご飯を少なめにしてもらったが、少なめでも普通の店の量。指定しなかったら四苦八苦するはず(実際に後客に運ばれた品は普通で大盛の量だった)。若干前に傾斜しているカウンターでスプーンを取り上げ、熱々の「鶏球飯」をいただいていく。いくつもの小さめの鶏のから揚げの他に、白菜、キクラゲ、タケノコ、人参などが中華餡と絡まってご飯の上にのっている。餡は色付きこそ薄いが、ちょうどいい塩加減。旨い。後客が次々と入って来るが、慣れている人は決め打ちで扉を開けるなり注文してから座っている。カウンターの上にピッタリの小銭を置いて勘定を済ませ、席を立った。若い客が多いがそりゃそうだろう、この量でこの値段だもの。また伺いたいナ。(勘定は¥450)

 

 

水月楼

愛知県名古屋市中区平和1-6-13

 

( 名古屋 なごや 東別院 ひがしべついん 平和 へいわ すいげつろう 中華料理 中国料理 カイコー飯 かいこう飯 )

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パーラメント・ファンカデリック(feat.ジョージ・クリントン) @名古屋・DIAMOND HALL

2024年09月22日 | ライヴ(日本公演)

パーラメント・ファンカデリック(feat.ジョージ・クリントン) (9月19日・名古屋・DIAMOND HALL)

パーラメント・ファンカデリック(Parliament Funkadelic)が来日。Pファンク(P-Funk)でもオールスターズ(P-Funk Allstars)でもない名義だがどう使い分けているのかな。今回はフェス出演の為の来日の発表があったが、その後単独公演が大阪と名古屋で開催されると発表があった。過去に名古屋公演があったかどうか知らないが、近年の来日ではフェスだったり名古屋飛ばしだったと思うので、とうとう間近で御大ジョージ・クリントン(George Clinton)の御尊顔を拝謁出来ることに(笑)。当日は9月の後半とは思えない酷暑で、ダイアモンド・ホール入場前の狭い階段での並びが暑くて死ぬかと…。会場は超とまではいかないが、熱烈なファンが集まって満員の盛況ぶり。

始まるとステージはすぐに15人程の大所帯のメンバーに占拠され、大ファンク大会の始まり。御大は後から出てくるのかと思っていたら最初から登場。御歳83だそうだが元気いっぱい。とうとうライヴで観ることが出来て感激だ…。ステージには椅子が用意されていて、御大は後ろ向きに座っていることが多いが(写真下1枚目)侮ってはいけない。ちゃんと指や手振りで指示を出していて、ブレイクするタイミングは全て御大の指示通り(1回失敗していたが・笑)。フリーでカオスなステージのように見えて、その実すべてジョージ・クリントン総裁の統制下にあるのだ。しかもここぞとばかりにステージ前方に進み出て観客を煽り倒す(写真下2枚目)。当人は合いの手中心だが衰えを感じさせない。もちろん会場は大盛り上がり。

 

カオスと言えば殿堂入りメンバーのマイケル・ハンプトン(Michael Hampton)のギター。このバンドのもう一面でもあるヘヴィ・メタルなギター・ソロで弾きまくるのだが、その爆音が耳に突き刺さる。本当にステージでは音やリズムが拾えているのかなと思うくらいの音の塊が押し寄せて来て、久しぶりに自分の鼓膜の心配をした(笑)。

若いメンバーを全然知らないのだが、世代的には当然の如くヒップ・ホップ世代だろう(→この時代に来日メンバーの詳細も分からないとは…)。所有している直近のアルバム(といっても10年前の発表だが)にもヒップ・ホップ要素の強い曲が収録されていた(正直ちょっと違うなァという感じも…)。名前も知らないが、煽り役の若い衆は中日ドラゴンズの帽子とタオルを被って終始ステージを盛り上げ、フロアーにも降りてきていた。

サブ・ヴォーカルの女性2人は全く対照的。1人は70年代ソウルの雰囲気を漂わせ、もう1人(ジョージの娘!?)はチャキチャキの現代っ子風(彼女のボディはアスリート並み!)。残念ながら彼女らのマイクは少々オフ気味だが、ステージに華を添えている。ホーンズはそれぞれのソロも用意され、ステージ上では御大がお手並み拝見とばかりに煽ったりも。ただこのハードなファンクを支えるベースとドラムス担当は、その重要度に比して他のメンバーと比べてあまり表にフィーチャーされないのはどうしてだろう?

セットリストはパーラメント、ファンカデリック、それぞれを取り合わせてファンクの古典が目白押し。贅沢だなァ。とはいえちゃんと先のアルバム収録の新しめの曲や、ヒップホップ・スタイルの曲も挿入。バランスを取っていた。若い世代のアーティストがお爺ちゃん世代の総帥に敬意を表している姿が微笑ましい(←本当は厳しい世界なのだろうが)。大音量の下、レジェンドの姿をしっかり目に焼き付けることが出来て素晴らしいライヴだった。満足。

※このステージがオフィシャルによってライヴ配信(ステージ上でのスマホ撮影)されています Part.1 Part.2

  

 

- Set List -

(Not Just) Knee Deep
One Nation Under A Groove
Flash Light
Pole Power
Meow Meow
Get Low
Do That Stuff
Funkentelechy
Super Stupid
P. Funk (Wants To Get Funked Up)
All Your Goodies Are Gone
Maggot Brain
Jump Around (House of Pain cover)
Give Up the Funk (Tear The Roof Off The Sucker)
Atomic Dog (George Clinton song)
Red Hot Mama (w/ CHITAA on drum)
Up For The Down Stroke

 

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しんめ @岐阜県岐阜市

2024年09月22日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の金華山の麓、岐阜公園近くの交差点にある食事処「しんめ」。昼のみの定食があると知って出掛けてみた。店の横の駐車場に車を停める。駐車場から金華山山頂の岐阜城と、山肌を滑り降りるロープウェイを見上げることが出来る好立地(写真下1枚目)。暖簾をくぐると店内は思ったよりもこじんまりとしていて、カウンター席の他にテーブル席が2つ、小上がり席が2つ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる様子。夜の営業は居酒屋的な感じかもしれないが、昼は日替定食だけで、表に出ていた本日の品は「A定・カツ丼」「B定・カラアゲ」(小皿サラダみそ汁漬物)の2品。「A定・カツ丼」をお願いした。

しばらくして盆にのった「A定・カツ丼」が運ばれた。副菜は小皿と書いてあったが、マカロニサラダとさつま揚げや昆布の煮しめの2種類。これにみそ汁とたくあんが付くという内容。「カツ丼」はやや小さめの丼に盛られていて、玉ねぎの入ったつゆでカツを煮込んだ”カツ煮”タイプ。こちらのつゆはちょっと多めにかかっているが、甘過ぎずいい感じ(→好物でもあまり甘いと持て余すことも…)。好物でこれだけ色々な所でカツ丼を食べていても、ほんの少しのつゆの味加減で印象が変わるから不思議なもの。副菜を挟みながら美味しくいただいた。日替りで品数が少ないと、店頭にまで出向かないと何がいただけるか分からないのが難だが、また機会があれば寄ってみよう。(勘定は¥800)

 

会処 しんめ

岐阜県岐阜市大宮町2-3

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜公園 きんかざん 岐阜城 しんめ 心女 喫茶 レストラン 定食 和食 日替り定食 弁当 )

コメント (3)
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