ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ふじ原 @名古屋市東区・久屋大通 (※移転)

2015年02月27日 | 名古屋(東区・北区)

予約の取りづらい店として有名だという名古屋・栄(久屋大通)の割烹「ふじ原」。以前にも訪問しようとしたが叶わなかったので機会をうかがっていた。ある日、昼間に栄に居る事が事前に分かっていたので、ダメモトで予約電話を入れると、その日は1時からだったら入れるとの事。もちろんお願いした。予定の日時に店に向かう。店は栄中心部から北に向かい5分ほど歩いて、テレビ塔を過ぎて少し落ち着いた雰囲気のエリアにある商業ビルの2階にある。店に入るとカウンターに案内された。板場には主人と若い店員が何名かいて、忙しそうに立ち回っている。主人は主に指示を出していて、簡単な調理の他は若い衆に任せているようだ。

給仕の女性に品書きに書かれた2種類のランチから魚がメインのものを頼むと、もうすでに無くなっていて和風コロッケしかないとのこと。魚を食べる気満々だったので、割烹に来てコロッケとは…。ランチは2種類しかないのは事前に分かっていたので、予約をした時に訊いてくれてもよかったのに…残念。選択の余地はないのでそちらを注文し、日本酒でもいただこうと思っていたところを急遽ビールに変更した。ビールはサッポロの中瓶。昼にはちょうどいいサイズ。

最初に出てきたのは主人が盛ってくれた海鮮(鮪の漬け)サラダ。生野菜の上に漬け鮪と錦糸玉子がのっている。次はえのき茸の有馬煮(だったか)。実山椒と煮てある。そしてメインの和風コロッケは、貝殻の器に具の入ったホワイトソース、それに衣が付けて焼いてあるのだが、味も食感もグラタンと言ってもいいもの。上から中濃ソースがかけられている。箸では食べ辛い柔らかさだからか、匙が付けられている。これにご飯、白味噌の味噌汁、浅く漬かったぬか漬けというラインナップ。もちろんご飯には合うのだが、この内容ならもっと高くてもいいので、やっぱり魚が食べたいな…。

主人はすでに夜の仕込みを始めている様子。夜はかなりの種類の品書きを用意しているらしいので、(相応の値はするだろうが)一度食べてみたいなァ。仕事柄、夜に予約して名古屋市内に居られる事がほとんど出来ないのが残念。店の中は広くないし、主人が若い衆に出す指示が丸聞こえなので少し落ち着かないが、昼は若い衆の修行の場なのだろう(値も安いし)。なんだか夜に食べてみたい気分ばかりがつのってしまった。(勘定は¥1,750)

 ↓ 曇り空の中にそびえ立つ高さ180mの「名古屋テレビ塔」(昭和29年・1954竣工)。設計は東京タワーや2代目通天閣と同じ内藤多仲。※登録有形文化財

ふじ原

愛知県名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ 2F

(割烹ふじ原 旬ふじ原 ふじわら なにわ料理 浪速料理)

 

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