ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

いしぐれ珈琲 (2) @岐阜県岐阜市

2019年04月19日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜タカシマヤ南地区の再開発に伴って閉店した「いしぐれ珈琲」がさほど遠くない日ノ出町に移転。通りかかったので寄ってみた。すぐ向かいは喫茶「田中家」、両脇には多国籍料理の「ラロトンダ」、ひとつ飛んでとんかつの「清楽」という立地。ガラス面の多い店舗のドアを開けると主人が先客と談笑中。店の中は前よりも広いのでなんだかガラーンとして、豆も並んでいる訳でもないのでどうしたらいいのか分からない。そのうちに先客が退店し、主人が声を掛けてきた。豆を買いに来たことを確認すると「どんなの飲んどるの?」と尋問が始まった(笑)。珈琲豆の種類を覚えるのは自分には無理なので、携帯電話にメモってあった銘柄の国名と地域を伝えると「あー、そこの…、畑は?」と恐ろしくニッチな事を…(苦笑)。正直に「そんなの覚えていない」のと、「今飲んでいるやつと違うタイプのコーヒーを飲みたい」旨を伝え、主人に伝える。相変わらず主人のおしゃべりはその間も止まらない。すごい知識だなァ。自分なんていろんな物の名前が思いだせないことばかりで気が滅入る毎日だというのに…。そして冷蔵庫からグアテマラの「ウェルディナンゴ ラ・ボルサ農園」というのを取り出した。異論も反論も出来るはずがないのでそれをいただいて帰る。

ちゃんと冷蔵庫で保管するように言われていたのでその通りにした珈琲豆を取り出し、ミルで挽いてペーパードリップで落とす。マグカップとドリッパーを温め、ゆっくりと湯を落としていく。粉の盛り上がり(ガス)がすごい。オリーブオイルをたらして塩を振ったバゲットをつまみにいただく。強い焙煎香はなく、すっきりとした味わい。酸味もほどほど。ここの豆の香りは”フルーティー”と称されることが多いようだが、自分にはよく表現出来ない。ま、今回も「ハー、イイカオリダナー」と言いながらガブ飲みするだけだ。毎朝ガリガリと豆を挽く習慣が付いてきた。朝に嗅ぐコーヒーの香りは、近くに横たわる要介護老犬のニオイを一瞬だけ落としてくれる(笑)。(勘定は¥1,000)

移転前の記事はこちら

いしぐれ珈琲

岐阜市日ノ出町1-7

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 オーナーロースターの店 自家焙煎 自家焙煎珈琲 コーヒー 岐阜高島屋 再開発 移転 開店 )


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