岐阜県美濃市の古い町並みの路地にある小さな洋菓子店「えっきょう」。ちなみに「えっきょう」とは美濃で行われる「流し仁輪加(にわか)」という伝統ある漫才(町の若い衆が演じる)のオチで放たれる言葉。たぶんここから採っているだろうと思う。店は古民家を再生したもので主人は地元の女性だとか。間口は広くなく、奥にガラスショーケースがあり、可愛らしい色とりどりのケーキ類が並んでいる。こちらのケーキはどれも通常よりも小さいサイズのケーキばかり。男性なら二口くらいでいってしまえるような可愛いサイズだ。
主に嫁が自分の為に選んでくれたケーキは「モンブラン」「いちぢくのタルト」「シュークリーム」など。「モンブラン」の淡い茶色がかった栗のクリームはよくあるものと少し風味が異なっていて、タルト生地の上に三角錐型にクリームが盛ってあり、中に栗が入っている。いわゆるスポンジ・ケーキ部分は無く、クリーム主体のもの。「いちぢくのタルト」はフレッシュ感とクリームの甘み、それにタルトのサクッとした舌触りが旨い。「シュークリーム」も小さく、一口サイズ。カスタードクリームも少し独特な感じでやさしい甘さ。サイズが小さいのはいいが、かえって沢山食べてしまいそうだ…(笑)。(勘定¥知らず)
↓ 平成11年(1999)に名鉄美濃町線が廃線になった後、車両と駅舎が保存されている「旧・名鉄美濃町線美濃駅」(大正12年・1923・建造 ※登録有形文化財)。
↓ 最近ご無沙汰だが、開店当初からよく利用している洋菓子店「Abeille.S (アベイユ・エス)」。女性パティシエの活躍する店。食料品店を改造してあって店内には当時の看板も残る。
Patisserie えっきょう
岐阜県美濃市魚屋町2209
( 美濃 みの パティスリーえっきょう 洋菓子 ケーキ うだつの上がる町 近代建築 美濃駅 美濃町駅 名鉄美濃町線 名古屋鉄道 上有知駅 国登録有形文化財 )
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