ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

VROOOM / King Crimson

2022年05月19日 | プログレッシヴ・ロック

VROOOM / King Crimson (1994)

1994年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)の6曲入りEP。翌年に発売されるフル・アルバム「THRAK」に先立って発売された。この時点でスタジオ録音の発表は10年ぶり。短期間で録音、ミックスされ、フリップ(Robert Fripp)翁曰く”リハーサル”なんだとか。参加したメンバーはフリップ、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、トレイ・ガン(Trey Gunn)、トニー・レヴィン(Tony Levin)、パット・マステロット(Pat Mastelotto)、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)の6人。フリップ翁の構想で”ダブル・トリオ”(→ギター、ベース、パーカッションを受け持つ演奏者が同一バンド内にそれぞれ2人存在の意)編成となっている。歌詞は全てエイドリアンが担当。

ミニ・アルバムなので短いが勢いはある。確かにリハと言われるとそうかと思えなくもないが(後から再録を聴いちゃっているので)、なかなか魅力的な曲が並んでいる。最初自分は、”ダブル・トリオ”?何のこっちゃ?とよく分かっていなかった。後追いで聴いているので当時そのスタイルがファンにどう受け取られたかはよく分からない。この編成での好き嫌いはエイドリアンのヴォーカルをどう捉えるかということも大きいと思うが、自分は彼のヴォーカルが好きなので問題なし。それどころか”Discipline”期のクリムゾンを聴いていなかったら、そもそもキング・クリムゾンに興味を持って掘り下げることもなかったはず。彼はよりポップに、あっけらかんと歌うところがあるので、いわゆるプログレ好きな人には受けが悪いのかも。

ネットにて購入(¥315)

  • Label ‏ : ‎ Discipline Us
  • ASIN ‏ : ‎ B000005OO6
  • Disc ‏ : ‎ 1

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