ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

夫婦善哉 @大阪市中央区・難波

2022年08月12日 | 大阪府

以前に大阪の中心部を歩いた時にも入ろうか迷って結局見送っていた法善寺横丁の「夫婦善哉」へ。今にも雨が降りそうな蒸し暑い中を歩いて、狭い横丁を東側から「前も通ったなァ」と通り抜け、境内の西の入口にある店へ。前に来た時もこんな新しい雰囲気の店だったかしら。創業は明治16年(1883)。元々は「お福」という名の店だったそう。でも履歴を調べてみるとずっと一子相伝という訳でなく幾度も経営者は変わっており、現在はなんと「和食さと」の「サトフードサービス(株)」が経営しているようだ。なんでも創業者が昭和39年に暖簾を継いだのだとか。知らなかった。店内は小さなテーブル席が5つほどとこじんまり。壁には訪れた芸能人のサインや写真が所狭しと飾られている。女性店員が1人だけでやっているようだ。最初は当然「夫婦善哉」をお願いしようと思っていたが、蒸し暑い中を歩いて来たので「冷し善哉」に変更してお願いした。

熱いお茶の後に「冷し善哉」が運ばれた。こちらの定石通り2椀に同じ白玉の浮いた善哉が盛られている。”2杯のお椀に分けた方がたくさん入っているように見える”と考えたのだそう。そういえば閉店してしまった東京・根岸の老舗「笹乃雪」も名物の「あんかけ豆富」は同じものが2つ出てきたな。さっそく口にすると予想していたよりも甘さは控えめですっきりとした口当たり。旨い。べとつく汗をかいた不快指数の高い中、するっと口に冷たい善哉が入るのが気持ちいい。甘さは温かいものも同じなのかな。添えられた口直しの塩昆布もいい感じ。1椀の量は控えめなので、食べられるかなと心配した2杯も軽くお腹に収まった。(勘定は¥815)

 


 

↓ 今にも雨が落ちてきそうな「天龍山 法善寺」(寛永14年・1637・開基)の入口。境内の細い横丁の石畳の通りには飲食店がひしめきあう。

 


 

 

法善寺 夫婦善哉

大阪府大阪市中央区難波1-2-10

 

( 大阪 おおさか なんば ほうぜんじ ほうぜんじよこちょう めおとぜんざい ぜんざい 甘味 甘味処 織田作之助 )


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