岐阜県多治見市の笠原町方面に行った際、妻に桜餅を買ってきてと言われていたことを思い出して、その場で調べて伺ったのは滝呂町にある「港屋」。創業は昭和25年(1950)だとのこと。店は交通量の多い道路から中に入ったところにあった。場所柄一見では知り難いが立派な店構え。地元の人達御用達の店なんだろう。沢山の菓子がショーケースに並べられていたが、春らしいものをと(訪問3月)、「さくら餅」「花見団子」「苺大福」、そして「みなと」という菓子。老母の分も買い足し、愛想の良い女将さんが箱に入れてくれたのを持ち帰った。
「さくら餅」はひとつひとつ透明なケースに入っている。だからかしっとりとしたままで香りも保ったまま。小さい頃はこの独特の香りが苦手だったが今では好んで食べるようになった。「花見団子」はさくら、白、よもぎ、の3色。「苺大福」は桃色の羽二重餅で包まれていてやや小さめ。軟らかい餅の中には苺の粒とつぶ餡。酸味と甘味が同居して旨い。”いちご大福”って自分の小さい頃には無かった菓子だが今やどの和菓子屋にもある。考えた人は天才だナ。店名を冠した「みなと」はまだら模様のふわふわのスポンジ皮。中のこし餡には栗の粒が混じっている。洋菓子のような口当たりだが、中はしっかりと和の風味。これも旨かった。(勘定は¥2,190)
↓ 本町オリベストリートにある陶都創造館の隣にある「千華咲庵(元・小林記念館)」(建築詳細不明◇)が公開されていた。古い倉の中には明治から昭和初期の雛人形が展示してあった(訪問3月)。
岐阜県多治見市滝呂町1-70
( 多治見 たじみ たきろちょう みなとや 和菓子 桜餅 さくらもち いちご大福 花見だんご )
お店の記事がなかったのですみませんがここで書かせて頂きます。
西区の丸玉食堂も廃業ですか…
この手のお店の廃業が加速してる感があります。
>丸玉食堂
私はこの店に縁が無かったんですよね。行くと休み、他で食事して前を通るとやってるとか。
ま、しっかり休業日と営業時間調べて行けって話ですが…。一度は入ってみたかったなァ。
個人店でもご高齢の1人、2人でやっていらっしゃる店は本当にラッシュと言っていいほどの
廃業続きですね。高度成長期に開業した方達がだいたい70歳以上になっていますから、もちろん
仕方のないことではあるんですが。薄利の店ばかりでしょうから、ここのところの材料費や
燃料費の高騰はいかんともしがたいでしょうしね。残念です。