ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

いせ徳 @愛知県清州市

2015年08月17日 | 愛知県(尾張・老舗)

初めて清須市近辺をぐるぐると巡ってみたが、通りの道幅も狭く、入り組んだ路地も多く、なかなか面白い所だった。斜めの道が多いので、土地勘が無いと、すぐに自分が何処を走っているのか分からなくなってしまう。経験上、こういう場所には歴史ある店舗や、近代建築が多く残っているものだが、自分の廻った範囲ではあまり見つける事が出来ず、数件を見るにとどまった。

昼どきに訪れたのは「いせ徳」。正確な創業年は分からなかったが、創業して120年経つという。現在は4代目なのだとか。中京地方は全国的にうどんで有名という訳ではないのに、うどんを扱う店がかなり多いと感じるし、他の土地ではどうなのか知らないが「手打ち」の麺処も多いように思う。こちらの店ももちろん「手打ち」。清須市はあの「太陽ソース」の工場があるとあってか、こちらの店先でも販売していた。

純和風の佇まいなのに、入口にはなぜか金属で出来た銀色に輝くロボットが飾ってある。店の中は、テーブル席と小上がり。自分は入口近くのテーブル席に座る。こちらにはカツや中華そばもあり、いわゆる麺類食堂だ。酒肴も用意しているらしい。注文したのは「きしめん」。しばらくして運ばれたきしめんは、王道を行く甘く炊いた小さめの揚げ、蒲鉾、ほうれん草、それに花かつおがかかっている。つゆはたまり醤油由来の、色濃いめのやや甘め、これも定番。麺は透けるくらい薄く打ってあったが、決してやわではなく、しっかりとした張りを残していて旨い(いわゆるコシとは違う)。啜った時のぴろぴろとした食感が心地良い。つゆもぐいぐいと飲み干せるちょうどいい塩梅だった。(勘定は¥520)

 ↓ 名古屋・熱田の宮宿(熱田宿)と岐阜の垂井宿を結ぶ「美濃路」の宿場「清須宿本陣跡」。そのすぐ隣には上品な雰囲気を残す「キヨス林医院」(詳細不明)。

 

 

めん処 いせ徳

愛知県清須市新清洲6丁目5-23

( 清須 清洲 いせとく うどん 饂飩 きしめん 太陽ソース 太陽ケチャップ )


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